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冷やおろしはどういう日本酒?特徴や美味しい飲み方を紹介

冷やおろしはどういう日本酒?特徴や美味しい飲み方を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2020年8月 1日

日本酒の冷やおろしとはどういうものか想像できるだろうか。製造時期が決まっていて、店頭などで見かける機会も少ない冷やおろしの特徴や秋まで熟成された日本酒である秋上がりとの違いを解説する。また、冷やおろしの美味しい飲み方や合う料理など楽しみ方も紹介する。

  

1. 冷やおろしとはどんなお酒?手に入る時期や特徴・秋上がりとの違いについて解説

冷やおろしとは、春に搾った酒を秋まで貯蔵して熟成させてから出荷する日本酒のことだ。冷やおろしの解禁日は9月初旬。春から秋にかけて熟成されるため、丸みのある深い味わいの日本酒になる。一升瓶で2,000円程度からとなっており、通常の日本酒とさほど変わらない値段で購入できる。

生酒との違い

生酒は一度も火入れをしていない生の状態の日本酒だ。一般的には日本酒は二度の火入れをして、発酵を止めることで味や香りを安定させている。一方、冷やおろしは春に一回火入れをしたあとで秋まで貯蔵して出荷するもので、生酒と通常の日本酒の中間のような立ち位置だ。

冷おろしと秋上がり

秋上がりという言葉の意味合いはよく似ているため、混同されがちだが正確には秋まで熟成した状態の日本酒が秋上がり、それを出荷することが冷やおろしと呼ばれ、使い分けられている。

2. 冷やおろしはまずい?おすすめの飲み方をご紹介

フレッシュな日本酒が好きという人は、冷やおろしはあまり美味しくないという印象を持つかもしれない。そんな熟成された日本酒本来の旨みが特徴である冷やおろしのおすすめの飲み方は熱燗だ。熱燗にすることでより冷やおろしの旨みが際立つ。温度の変化によって味が変わるので、さまざまな温度で試してみよう。

冷やおろしに合うおつまみ

熟成され秋に仕上がる冷やおろしはやはり秋の味覚との相性がよい。秋刀魚や秋鮭、きのこ類などを使った料理と一緒に合わせてみよう。

3. 冷やおろしおすすめの種類・銘柄は?

次に冷やおろしのおすすめの銘柄をいくつか紹介する。製造時期が限られている冷やおろしを事前にチェックして、確実に入手できるよう準備しよう。

白龍酒造株式会社「純米吟醸ひやおろし」

新潟県の白龍酒造で造られている冷やおろし。穏やかで落ち着いた香りと熟成から生み出される濃密な旨み、深みのある味わいが楽しめる。

日の丸醸造株式会社「うまからまんさく ひやおろし」

秋田県の日の丸醸造で造られている冷やおろし。食事と合わせやすいよう旨みのある辛口を目指して造られている。低温瓶貯蔵で熟成されたまろやかな味わいを楽しむことができる。

4. 冷やおろしを飲みながら秋を感じよう

冷やおろしは秋限定で楽しめる日本酒だ。常温でもよいが熱燗にするとより旨みを楽しむことができたりと飲み方によっても味の変化を感じられる。毎年限られた時期にしか販売されないため発売からすぐに売り切れてしまう酒蔵の冷やおろしも多い。予約が可能な酒蔵もあるので、チェックして入手してみよう。

結論

冷やおろしとは春先から秋まで熟成され、出荷される日本酒のことだ。熟成を経て、角の取れたより深い旨みと香りを楽しむことができる。一般的な日本酒は火入れ回数が2回であるのに対し、冷やおろしは1回のみのため、貯蔵期間中に熟成が進む。おすすめの飲み方は熱燗だ。温めて飲むことで冷やおろしの熟成された旨みが際立つ。また、冷やおろしは販売される期間が短いため、確実に飲みたい人は今から予約できる酒造を探しておくこともおすすめだ。
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  • 更新日:

    2020年8月 1日

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