1. アメリカンレモネードとはどんなカクテル?

まず、アメリカンレモネードについて解説していこう。ここではアメリカンレモネードがどんなカクテルなのか、またアルコール度数や誕生酒についても紹介する。レシピを知る前に、アメリカンレモネードについての基本を押さえておこう。
アメリカンレモネードとは
アメリカンレモネードは、飲みやすく色合いも美しいカクテルである。赤ワインとレモネードがグラスの中で2層に分かれるので写真映えもよく、SNSでアメリカンレモネードの写真を投稿する人も多い。使用する赤ワインや作る人によっても色合いが変化するので、それぞれの個性が表れるカクテルともいえるだろう。
アメリカンレモネードの度数
赤ワインのアルコール度数は平均して15度ほどだが、アメリカンレモネードの基本レシピではレモネードを多く使用するため、アルコール度数は3度あたりまでに落ち着く。お酒があまり得意でないという人や、赤ワインが苦手という人にも飲みやすいカクテルなのだ。
誕生酒について
これまでに誕生花や誕生石という言葉を聞いたことがあるという人は多いだろうが、誕生酒というものが存在することをご存じだろうか。アメリカンレモネードは6月3日の誕生酒である。酒言葉は、「趣味にこだわる心熱い芸術家」だ。もし友人や大切な人の誕生日に当てはまっていたら、ぜひ誕生日にはオシャレにアメリカンレモネードを振る舞ってみてはいかがだろうか。
2. アメリカンレモネードの基本レシピ

味わいはもちろんのこと、アメリカンレモネードは映える見た目も人気のあるカクテルだ。赤ワインとレモネードがきれいに2層に分かれるように作りたい。ここではアメリカンレモネードの基本レシピに加え、上手に作るコツも紹介しよう。
アメリカンレモネードの基本レシピ
アメリカンレモネードで使用する材料は、赤ワイン40ml、レモンジュース30ml、ガムシロップ2個、ミネラルウォーター80mlだ。これは基本的なレシピなので、赤ワインやミネラルウォーターの分量は好みで調節してもよい。まずたっぷりと氷を入れたロンググラスにレモンジュース、ガムシロップ、ミネラルウォーターを注ぎ、しっかりと混ぜ合わせてレモネードを作る。ここでしっかり混ざらないと、ガムシロップがグラスの底に残ってしまうので注意しよう。完成したレモネードの上からゆっくりと赤ワインを浮かべたら、アメリカンレモネードの完成だ。グラスのふちにレモンスライスを飾ることで、さらに美しくできあがる。
上手に作るコツ
では、ここでは赤ワインとレモネードをうまく2層に分けるコツを紹介しよう。赤ワインはレモネードに比べて比重が軽いため、レモネードの上にゆっくりと注ぐときれいに2層に分かれるが、ここにポイントがある。上からそのまま赤ワインを注いでしまうとレモネードと混ざり合ってしまうのだ。赤ワインを注ぐ際は、マドラーなどにゆっくりと沿わせて注いだり、あらかじめ赤ワインを計量カップに移してから注ぐと美しく仕上がりやすい。ぜひ実践してみよう。
3. アメリカンレモネードの簡単アレンジ

アメリカンレモネードの基本レシピを紹介したが、実はアメリカンレモネードはアレンジがしやすいカクテルだ。ここではアメリカンレモネードのアレンジレシピをいくつか紹介しよう。
簡単で美味しいアレンジレシピ
アメリカ式のレモネードには炭酸を使用しないが、イギリス式のレモネードには炭酸が使用される。このことを利用して、手軽にアメリカンレモネードをアレンジしてみよう。レモンジュースやガムシロップなどの材料を用意するのが面倒な人は、赤ワインを市販のレモン系炭酸ジュースと合わせるだけでも美
冬はホットでも美味しい
赤ワインもレモネードも、冬にはホットで楽しむのが定番という共通点がある。つまり、アメリカンレモネードはホットでも楽しめるのだ。赤ワイン、レモネードを別々に温めておいて、レシピ通りに合わせたらホットアメリカンレモネードの完成だ。寒い冬場にじっくりと味わいたいカクテルである。
ほかのワインフロートのレシピ
アメリカンレモネードのように、2層の色合いが美しいワインフロートのカクテルはほかにも存在する。レモネードの代わりにピーチリキュールとグレープフルーツジュースを使用すれば、いろいろな果実の味わいが楽しめるフルーツカクテルになる。また、赤ワインの代わりにほかの果実酒を合わせてみるのもおもしろい。梅酒や柚子酒、杏酒などなど、自分の好みでさまざまな果実酒でワインフロートを作ってみよう。
結論
アメリカンレモネードは普段あまり聞き慣れないカクテルかもしれないが、若年層や女性を中心に高い人気を誇るワインベースのカクテルである。バーで提供されるような本格カクテルが自宅でも楽しめるので、ホームパーティーなどでも大活躍してくれるだろう。いろいろなシーンで楽しめるアメリカンレモネードを、ぜひ一度味わってもらいたい。