- 1. カリモーチョとはどんなお酒なのか?
- 2. カリモーチョの作り方・カクテルレシピ
- 3. カリモーチョに使う赤ワインやコーラの選び方
- 4. カリモーチョのアレンジレシピ
- 5. カリモーチョに合うおつまみは?
- 6. 赤ワインが余ったらぜひカリモーチョを作ってみては?
- 赤ワイン適量
- コーラ適量
- レモンやミントなど適量
- 氷適量
- グラスにたっぷり氷を入れる
- 赤ワインとコーラを1:1で注ぐ
- 軽く混ぜたらレモンやミントを飾って完成
1. カリモーチョとはどんなお酒なのか?
先にカリモーチョというカクテルに詳しくなっておこう。
赤ワインとコーラで作るカクテル
カリモーチョは赤ワインとコーラという、一見ミスマッチに思えるような材料だけで作るカクテルだ。材料の比率は自由にアレンジできる。味わいはサングリアに似ているが、さまざまな果物を用意する必要はないため手軽に作ったり飲んだりできる。
カリモーチョという言葉の意味
名前の由来には諸説あるが、一般的に知られているのがカリモーチョの原型を考案した2人の名前に由来するというものだ。ウェイターの「Kalimero」と「Motxo」の名前を合わせて「Kalimotxo」と表記するようになり、そこからカリモーチョになったといわれている。
カリモーチョの起源・発祥
カリモーチョはスペインの植民地だったメキシコ発祥のカクテルである。19世紀ごろのメキシコにはワイン文化が広がっており、隣国アメリカのコカ・コーラが進出していたことと相まってカリモーチョが生まれたといわれている。
その後スペインにも広まりバスク地方を中心に飲まれるようになった。
カリモーチョのアルコール度数とカロリー
カリモーチョのアルコール度数はビールと同じ5度程度、カロリーは1杯あたり50kcal程度と低めだ。カロリーを抑えたければダイエットコーラやカロリーオフのコーラを使おう。ただしアルコールには食欲増進作用があるため、おつまみで高カロリーにならないように気をつけよう。
カリモーチョのトリビア
カリモーチョは不遇のカクテルである。同時期に開発されたキューバリブレはカクテルとして認定されたのに対し、こちらは認められていない。しかも「貧乏な人のためのキューバリブレ」などと呼ばれることもある。
だがカリモーチョは安いワインを美味しく飲みやすく工夫されているため、カジュアルにワインを楽しめる方法のひとつとして人気である。
2. カリモーチョの作り方・カクテルレシピ
カリモーチョはご家庭でも手軽に作れるカクテルだ友人同士のカジュアルな集まりやホームパーティなどで楽しめるよう、作り方やポイントについて紹介する。
材料
作り方
美味しく作るコツ
混ぜるときにひと手間かけよう。先に赤ワインを注いでステアし氷と馴染ませる。次にコーラを注ぎ、氷を持ち上げるように2〜3回ステアする。こうすると炭酸が抜けにくいので、美味しく仕上がる。
3. カリモーチョに使う赤ワインやコーラの選び方
カリモーチョに使う材料はとくに決まりはないが、赤ワインはとくに種類や味が豊富なため迷ってしまう方もいるだろう。
赤ワインの選び方
赤ワインの渋さが好みではない方は、甘めのものを使おう。逆にガツンとした飲み心地を求める方であれば、タンニンが強い銘柄がおすすめだ。そもそもコーラが加わることで赤ワインの渋みは軽減されるので、あまりこだわらずに安い赤ワインを使ってもよい。
コーラの選び方
コーラといえばコカ・コーラとペプシが思い浮かぶという方も多いはずだ。コカ・コーラはどちらかというと辛口めで、炭酸も強い。ペプシは炭酸が弱めでスッキリした後味が特徴である。好みの問題だが、両方を飲み比べてみてもよいのではないだろうか?
4. カリモーチョのアレンジレシピ
せっかくなので、カリモーチョのアレンジレシピも紹介しておこう。
セルベモーチョ
カリモーチョをさらにビールで割ると「セルベモーチョ」になる。ビールはスペイン語でセルベッサなので、セルベッサとカリモーチョを足してセルベモーチョというわけだ。カリモーチョとビールは1:1が基本だが3:1など自由にアレンジをしてみてもよい。
キティ
カリモーチョのコーラをジンジャーエールに変えると「キティ」という名のカクテルになる。こちらも好きな割合でよいが、基本のレシピは1:1である。飲む際にレモンを浮かべても美味しい。
白ワインでカリモーチョ
カリモーチョは、赤ワインの代わりに白ワインで作っても美味しい。さっぱりした白ワインの風味を感じられるカリモーチョに仕上がるだろう。
赤ワインとコーラの比率を変える
基本レシピは1:1だが、その割合を変えるだけでもさまざまな味わいが楽しめる。いろいろ試しながら自分好みの比率を探してみてはいかがだろうか?
5. カリモーチョに合うおつまみは?
カリモーチョはメキシコで発祥しスペインに広まった飲み物だ。そのため、メキシコとスペイン、どちらの国の食べ物にも合う。
ピザやハンバーガー、ビリヤニなどに合う
カジュアルなカクテルなのでピザやハンバーガーとの相性がよい。またビリヤニという、インドでよく食べられるスパイスと肉の炊き込みご飯とも相性がよい。基本的には味が濃厚で、スパイスが効いた食べ物と相性がよいと思っておこう。
マスカルポーネチーズのジェラートのせもおすすめ
意外なところで、マスカルポーネチーズのジェラートをのせて飲むというのもおすすめだ。この飲み方はブルックリンの人気レストラン「BKW」で人気という。マスカルポーネチーズのジェラートは日本でも手に入るので、ぜひフロートにして飲んでみてはいかがだろうか。
6. 赤ワインが余ったらぜひカリモーチョを作ってみては?
カリモーチョは安くて渋みがある赤ワインを美味しく飲む、余った赤ワインを消費するといったことにも大きく役立つカクテルである。無理に消費する必要はそもそもないが、余って使いみちがない赤ワインがあればぜひ、コーラを買ってきてカリモーチョを作ってみよう。
結論
カリモーチョはメキシコやスペインで愛されるカクテルだ。赤ワインとコーラのカジュアルな味わいの飲み物である。おつまみは簡単なもの、味の濃いものと相性がよい。気軽に赤ワインを楽しむ方法のひとつとして、カリモーチョを作ってみるのもよいだろう。