1. モクテルの意味とは
モクテルはみんなが楽しめるドリンクのひとつだ。老若男女問わずに飲めることや、お酒が飲めない人でも宴会の空気を味わえる利点がある。まずはモクテルの具体的なプロフィールについて紹介しよう。
モクテルとは?
モクテルという言葉は英語で書くと「Mocktail」である。これは「模した」という意味の英単語Mockと、 カクテル(Cocktail)の2つの言葉を合わせた造語だ。アルコールは一切入れないのが基本である。また、お酒が飲めない人でも楽しめるようにカクテルと同じグラスに入れることや、それぞれの好みに合わせてレシピを変えることができることも特徴だ。
モクテルの歴史
モクテルという言葉が作られたのは2013年ごろのイギリス・ロンドンだ。本来のモクテルの定義は、カクテルとして美しく、なおかつフルーツがたっぷり使われたものである。今まではお酒に限定されていた見る楽しみ、味わいのバリエーションがノンアルコールでも遜色なく楽しめるのだ。最近では世界中で人気の飲み物になっている。
モクテルと日本
モクテルの人気は、アルコールに弱い人が多い日本で高いという。モクテル専門店が日本中でオープンしているほか、ノンアルコールジンなどのモクテルの材料を販売するECショップも展開されている。飲酒運転への取り締まり強化や酒税の高まりもあり、モクテルは多くの人に愛される飲料になってきているのだ。
2. モクテルの作り方
家でお酒を飲んだり、あるいはホームパーティなどを開催する場合、アルコールを楽しめない人もいるだろう。いくつかモクテルレシピを知っておくと、子どもでも楽しめるドリンクを作ることができる。3つのレシピを紹介しよう。
シンデレラ
シンデレラという童話の中でシンデレラはガラスの靴を履いて舞踏会に参加することができた。同じくように、アルコールの飲めない人でもモクテル「シンデレラ」を片手にお酒の世界を楽しむことができれば、という願いで作られたモクテルがシンデレラだ。レシピは株式会社トラストリッジが紹介するものを引用する。
材料
オレンジジュース 20ml
レモンジュース 20ml
パイナップルジュース 20ml
作り方
よく冷やしておいた材料を、マドラーなどでしっかり混ぜるかシェイカーでよく混ぜる。それをグラスに注げば完成だ。
材料
オレンジジュース 20ml
レモンジュース 20ml
パイナップルジュース 20ml
作り方
よく冷やしておいた材料を、マドラーなどでしっかり混ぜるかシェイカーでよく混ぜる。それをグラスに注げば完成だ。
バージンモヒート
カクテルでお馴染みのモヒートから、アルコールを抜いたモクテルがバージンモヒートである。見た目も味わいもほぼモヒートのようなこのモクテルは、お酒が飲めない人でも十分楽しめる一杯だ。カクテルレシピはエスビー食品株式会社の公開するものを引用する。
材料
フレッシュスペアミント 5g
レモンまたはライム 1/4個
砂糖 小さじ2(あるいはガムシロップ)
炭酸水 適量
氷 適量
作り方
まずは柑橘類を輪切りにしておく。次にグラスに輪切りにした柑橘類、砂糖、スペアミントをグラスに入れ軽くスプーンなどで潰す。氷を入れて炭酸水をグラスを満たす程度に注ぎ、最後にもう一度軽く混ぜて完成である。
材料
フレッシュスペアミント 5g
レモンまたはライム 1/4個
砂糖 小さじ2(あるいはガムシロップ)
炭酸水 適量
氷 適量
作り方
まずは柑橘類を輪切りにしておく。次にグラスに輪切りにした柑橘類、砂糖、スペアミントをグラスに入れ軽くスプーンなどで潰す。氷を入れて炭酸水をグラスを満たす程度に注ぎ、最後にもう一度軽く混ぜて完成である。
カシスソーダ
カシスオレンジなど、カクテルにカシス系のフレーバーは多い。そんなカシスの味わいを楽しめるモクテルがカシスソーダである。味わいは中辛口なので、料理などとも相性がいい。また混ぜるだけなので、かなり作りやすいのもポイントだ。作り方はアサヒビール株式会社の公表するものを引用する。
材料
カシスシロップ 30ml
炭酸水 100ml
スライスレモン 1枚
作り方
氷の入ったグラスにスライスレモン以外の材料を入れる。軽く混ぜたら、レモンを飾って完成だ。グラスはコリンズグラスという、長めのカクテルグラスを使うとお酒のような見た目になるのでおすすめだ。
材料
カシスシロップ 30ml
炭酸水 100ml
スライスレモン 1枚
作り方
氷の入ったグラスにスライスレモン以外の材料を入れる。軽く混ぜたら、レモンを飾って完成だ。グラスはコリンズグラスという、長めのカクテルグラスを使うとお酒のような見た目になるのでおすすめだ。
3. モクテルのおすすめレシピ本
最後に、モクテルを本格的に作ってみたい人が参考にしたい本を3冊紹介しよう。どれもモクテルをメインに取り扱っており、なおかつ料理に合うモクテルや簡単に作ることができるモクテルなど、用途・目的別でも検索が可能だ。モクテルに興味を持った人にはぜひ読んでみてほしい。
はじめてのゼロ・カクテル
114種類のモクテルが掲載されているのが特徴の一冊である。調理師資格も持ち、ファッションや美容などにも関係する著者が編集者だ。そのため見た目にもこだわったカクテルが選ばれている。またアルコールを加えるタイプのレシピも紹介されているので、アルコールバージョンとノンアルコールバージョンの、似た味わいのドリンクを作ることもできるのが利点だ。
MOCKTAIL モクテル魅力広がるノンアルコールカクテルの世界
この本はモクテルを紹介することに主眼を置かれているため、どのようなモクテルなのかをカラー写真で詳しく解説している。そのためモクテル専門店などで注文をする際に、あらかじめ読んでおくとどのようなモクテルなのかがわかって楽しいだろう。さらにいくつかの簡単なものはレシピが紹介されているので、読み物としても楽しめるレシピブックだといえよう。
6つのアプローチでつくる、飲食店のためのドリンクレシピ109
この本は実は飲食店向けである。そのため本格ドリンクに挑戦したい人向けだといえるだろう。モクテルに使用するシロップなどを作る方法も紹介しているので、なるべく無添加の素材を使ってモクテルを作りたい人におすすめだ。お茶やコーヒーを使ったモクテルや、料理に合うカクテルなどにも詳しいのが特徴である。
結論
モクテルはノンアルコールなので子どもから大人まで、誰もが楽しむことのできる飲み物だ。お酒が飲めない人や車で来た人など、今まで酒の席に馴染むことができなかった人でも十分に楽しめる飲み物だ。モクテルは作り方が簡単なものも多いので、ぜひお酒と同じグラスに作って皆で飲んでみよう。