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ビールのIPAとはどんな種類?個性あふれる味わいを楽しもう

ビールのIPAとはどんな種類?個性あふれる味わいを楽しもう

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

2021年1月16日

ビールには普段お酒売り場でよく目にする種類のほかに、非常に多くの種類があることをご存じだろうか。ビールの種類は一般的にビアスタイルとも呼ばれるが、本記事では豊富に存在するビアスタイルの中でも、とくに個性的な味わいが特徴のIPAという種類について詳しく解説する。IPAについての基本的な特徴をはじめ、IPAの種類、またおすすめの銘柄についても紹介しよう。

  
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1. IPAビールとは?味わいや香りなどの基本的な特徴をご紹介

IPAとは、世界中に100種類以上存在するビアスタイルの中でもとくに知名度が高い種類であり、日本国内でも広く親しまれているビールである。しかしIPAと聞いてピンとこない人も少なくないだろう。本項ではIPAの基本的な特徴をはじめ、一般的なビールとの違いなども含め、詳しく解説する。

IPAとはどんなビール?

IPAとは、「インディア・ペールエール」の略称である。インディアと表記があるが、イギリスで誕生したビールであることは覚えておこう。その歴史はさかのぼること18世紀末、当時イギリスの植民地だったインドへ向けて送られたペールエールが、IPAのはじまりである。長期の海上輸送中にビールの品質劣化が起こらないよう、防腐剤代わりにホップを大量に投入したことで生まれたビアスタイルなのだ。

IPAの味わいや香り

IPAの原料には、通常のビールよりも多くのホップが使用されているので、一般的なビールでは感じられないパンチのきいた強い苦みと、ホップ由来の鮮烈な香りが特徴となっている。また、IPAは平均的にアルコール度数が高い銘柄が多く、飲み応えがあることも特徴だ。

一般的なビールとの違いとは

IPAと一般的なビールの大きな違いは、発酵方法である。普段スーパーマーケットやコンビニのお酒売り場に並ぶビールの大半は「ラガービール」に分類されるが、IPAは「エールビール」に分類される種類だ。ラガービールは下面発酵という発酵方法を用いて造られ低温で発酵させるため、ビールの品質管理が容易で大量生産にも向いた種類となる。普段飲んでいる大手メーカーのビールのほとんどは、ラガービールの「ピルスナー」というビアスタイルであることを覚えておこう。それに対してエールビールは上面発酵という発酵方法を用いて造られ、こちらは常温からやや高温で発酵させるためビールの品質管理がデリケートであり、大量生産には向かない種類といえる。その代わりビアスタイルそれぞれの個性が表れやすく、より味わいの多様性が楽しめる種類といえるだろう。

2. IPAビールにはどんな種類がある?

IPAというビアスタイルの中でも、生産地や原料などによりさらに細かくさまざまな種類に分類されている。ただ名前が違うだけでなく、それぞれ違った個性を持つビールであることが特徴だ。代表するIPAの種類をいくつか紹介していこう。

イングリッシュIPA

イングリッシュIPAは、本場イギリスのIPAだ。原料にイギリス産のホップを使用しており、紅茶や香草のような落ち着いた香りがあることが特徴である。ビール自体の味わいに強いクセがないので、IPAが初めてという人にもおすすめしたい。

アメリカンIPA

アメリカンIPAは、アメリカの西海岸エリアを中心に造られているIPAであり、現在世界的に流行のIPAのスタイルである。原料にはアメリカ産のホップがふんだんに使用されており、イングリッシュIPAに比べてホップの苦みや香りが強いことが特徴だ。

ダブルIPA

ダブルIPAは、通常よりも原料のホップや麦芽の量を増やしたIPAである。その分ホップの苦みや香りが強くなっていることはもちろん、麦のコク、アルコール度数も比例して上がっていることが特徴だ。IPAに飲み慣れた人にぜひ試してもらいたい種類である。

セッションIPA

セッションIPAは、通常よりもアルコール度数を低くして、飲みやすさにこだわって造られているIPAである。一般的なビールのように軽い口当たりながら、ホップの個性はそのまま残った味わいが特徴なので、IPA特有のアルコール感が苦手という人にもおすすめだ。

ブラックIPA

ブラックIPAは、その名の通り黒い色のIPAである。原料にはローストした麦芽が使用されており、黒ビールの香ばしさとホップのフルーティな香りがマッチした、ほかのIPAにはない独特な風味が特徴だ。黒ビールが好きという人や、少し変わったIPAを飲んでみたいという人はぜひ試してみよう。

3. IPAビールのおすすめはどれ?

IPAは主に海外で造られているビールというイメージを持つ人は多いだろうが、実は日本でも各ビールメーカーで造られている人気のビアスタイルなのである。本項では国産のIPAにしぼって、おすすめの銘柄をいくつか紹介する。普段飲んでいるビールとはひと味違う、新たなビールの味わいを体感してみよう。

ヤッホーブルーイング「インドの青鬼」

インドの青鬼は、「よなよなエール」で有名な、日本を代表するクラフトビールメーカー、ヤッホーブルーイングが製造するIPAだ。口に含めば広がる柑橘系のアロマと、ホップの強い苦みが特徴である。アルコール度数は7度と高く、満足感のある飲み応えがあることから高い人気を誇るIPAである。

箕面ビール「W-IPA」

W-IPAは、箕面ビールが製造するダブルIPAだ。原料には通常の2.5倍ものホップと麦芽が使用されており、苦み、香りともに通常のIPAと比べて非常に強い。アルコール度数も9度と高いので、じっくりと時間をかけて味わいたいIPAとなっている。

玉村本店「志賀高原IPA」

志賀高原IPAは、日本酒の老舗蔵元である玉村本店が製造するIPAだ。こちらは「志賀高原ビール」というブランドの中でも看板商品として知られている。「自分たちが飲みたいビール」をコンセプトに造られる志賀高原IPAの味わいは、苦みだけでなく甘みも感じる飲みやすさがあり、鼻に抜けるさわやかなホップの香りがあることが特徴だ。アルコール度数は6度となっている。

結論

ホップの使用量を増やして、ビールの保存期間を延ばすという先人の知恵から生まれたIPAは、現在では世界中で愛される定番のビアスタイルとなったのである。日頃からビールを好んで飲む人であれば、決まって飲む銘柄があるだろうが、ぜひ一度IPAも選択肢に加えてみてはいかがだろうか。新感覚のビールの味わいを楽しんでみよう。
  • 更新日:

    2021年1月16日

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