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【今日の晩酌】スロベニア白ワイン×キャベツとアサリの白ワイン蒸しをペアリング

【今日の晩酌】スロベニア白ワイン×キャベツとアサリの白ワイン蒸しをペアリング

投稿者:ソムリエ 吉川大智(よしかわ だいち)

鉛筆アイコン 2021年1月23日

近年日本でも市場が広がっている中東欧ワイン。まだメジャーではないものの、ブルガリアやクロアチア、モルドバをはじめとして、個性的かつ高品質なワインが多くある。そんななか、今回は中東欧諸国のひとつであるスロベニアの白ワインにフォーカスを当ててみた。ペアリングしたのはキャベツとアサリを使った白ワイン蒸しである。

  

1. スロベニアの白ワイン「Pullus Sauvignon(プルス ソーヴィニヨン)」

【セレクトワイン】
  • 商品名:プルス ソーヴィニヨン
  • 原産国:スロベニア
  • 容量:750ML
  • ぶどう品種:ソーヴィニヨン
  • タイプ:白ワイン
  • 味わい:ドライな辛口

プルス ソーヴィニヨンとは?

プルスのエチケットに書かれている「SUHO」は「辛口」という意味で、ぶどう品種の「Sauvignon」は国際品種としても有名なソーヴィニヨン・ブランを表す。

スロベニアは日本でいう四国ほどの面積を持つヨーロッパの小国で、古くからワインづくりに励んでいた。家族経営の小規模ワイナリーが多く、国内消費が盛んな背景がある。この背景から、これまで日本にはあまり流通していなかったスロベニアの白ワインだが、最近では少しずつ日本でも輸入されるようになってきたようだ。今後はより、国外の市場へ流通されてゆくだろう。

プルスのソーヴィニヨンは、さわやかな柑橘類のアロマで、フレッシュでいきいきとした酸がしっかりと主張している。色調は薄めで、さらりとした飲み心地、飲み口はドライでとても飲みやすい。シーフードを使った料理やハードチーズなど、様々な料理とペアリングできそうな飲み口だ。

2. フードペアリングは「キャベツとアサリの白ワイン蒸し」

今回はプルス ソーヴィニヨンのフレッシュな酸味に合わせて、キャベツとアサリの白ワイン蒸しをペアリングした。

【キャベツとアサリの白ワイン蒸し】(2人前 調理時間:15分)

材料

  • キャベツ1/2個
  • アサリ100g
  • しめじ1/2株
  • 白ワイン適量
  • オリーブオイル適量
  • 塩胡椒適量
  • にんにく1片

作り方

    • フライパンに粗みじん切りしたにんにくとオリーブオイルを入れ、中火で熱する
    • ざく切りしたキャベツと砂抜きしたあさり(写真は冷凍アサリ)、しめじをフライパンに入れてさっと炒める
    • 伊予柑、クリームチーズを適当な長さにカットする
    • 塩胡椒をふって下味をつけたら、料理用の白ワインを適量入れ、弱火で5分間蓋を入れて蒸していく
    • 皿に盛り、黒胡椒を全体に振ったら完成

ポイント

白ワインがない場合は料理酒でも可。今回はシンプルににんにくと塩だけの味付けだが、お好みで醤油やバターなどを入れても白ワインとの相性が良い。

3. プルス ソーヴィニヨンとのペアリング

プルス ソーヴィニヨンのさわやかな酸味とアサリの味わいが非常にマッチしている。キャベツの甘みとアサリの出汁のバランスがとても良く、プルスの軽快な飲み口が口中をさっぱりさせてくれている。

スロベニアの白ワインは酸味が非常にフレッシュで、アサリの白ワイン蒸し以外にも、いくつもの相性の良さそうなペアリングが思い浮かぶユーティリティな一本だった。

結論

スロベニアは白ワインと赤ワインの生産比率が7:3で、白ワインの生産を得意としているが、他にも個性的なオレンジワインやヴァンナチュールが作られているので、いろいろとチャレンジしてみたい。今回のスロベニアはもちろん、他にもモルドバ、ブルガリアなど、未だあまり知られていない中東欧の質の高いワインを試してみるのもおすすめだ。
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  • 更新日:

    2021年1月23日

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