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無濾過の日本酒を飲んだことある?味わいの特徴やおすすめ銘柄を紹介

無濾過の日本酒を飲んだことある?味わいの特徴やおすすめ銘柄を紹介

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2021年2月 7日

日本酒はさまざまな種類のものが販売されているが、中でも無濾過の日本酒があることをご存じだろうか。聞いたことがないという人は、無濾過と聞いてもピンとこないかもしれない。本記事では、無濾過の日本酒とはどのようなものなのか、また日本酒以外の無濾過のお酒についてや、無濾過の日本酒のおすすめの銘柄などについて詳しく解説していこう。

  

1. 無濾過とは?

はじめに、無濾過とはどのような造り方なのか、基本的な部分から解説する。普段あまり見かけることのない漢字が使用されているが、「無濾過」と書いて「むろか」と読む。初見の人は、読み方もしっかり押さえておこう。

無濾過とは

無濾過とは、字の意味の通り濾過されていない状態のことを指す。普通日本酒造りでは、日本酒をしぼった後に濾過を行い、日本酒の色を透明にして香味を調整する作業が行われるが、濾過の作業を行わず、そのまま出荷される日本酒のことを無濾過という。

無濾過にすることでどう変わる?

無濾過にすることで、一般的な日本酒とどのような違いがあるのかというと、まずは色味である。無濾過の日本酒の場合は無色透明ではなく、少し黄色がかった色味があり、オリも残っていることから多少のにごりもあることが特徴だ。味わいは、たとえるなら「しぼりたての味わい」であり日本酒本来の旨みや個性がそのまま残った、濃醇でしっかりとした飲み応えのあるものとなっている。

2. 無濾過生原酒とは?特徴や保存方法もチェック

無濾過生原酒とは、無濾過の日本酒を代表する種類である。前項で解説した無濾過という言葉を含め、生原酒という言葉にも意味がある。本項では無濾過生原酒とはどのような日本酒なのか、また保存方法についても解説しよう。

無濾過生原酒の特徴

無濾過生原酒とは、簡単にまとめると「無濾過、非加熱、非加水」の日本酒のことを指す。無濾過については前述したが、生酒、原酒についても理解しておきたい。まず生酒とは、加熱処理がされていない日本酒のことを指す。通常であれば日本酒は出荷までに2回「火入れ」という加熱処理が行われるが、生酒は出荷までに一切火入れが行われない。しぼりたての日本酒のフレッシュな味わいが特徴である。次に原酒とは、加水調整がされていない日本酒のことを指す。しぼりたての日本酒のアルコール度数は約20度ほどだが、加水を行うことでアルコール度数を15度程度に落ち着かせ、日本酒をすっきりとした飲み口に調整するのである。原酒はアルコール度数は高いものの、ふくよかな米の味わいが楽しめるとして、日本酒通から高い人気を誇っている。それぞれの特徴も覚えておこう。

無濾過生原酒の保存方法

無濾過生原酒は加熱処理がされていないので、まだ日本酒の中の酵母や微生物が生きた状態で出荷されている。つまり、直射日光が当たる場所や高温多湿の環境で保存していると、すぐに傷んでしまう可能性があるデリケートな日本酒なのだ。無濾過生原酒を手にしたら、開栓前であってもなるべく早く冷蔵庫に入れて保存するよう心がけたい。こうすることで、製造年月から約半年間は美味しく飲むことができる。開栓後は冷蔵庫での保存が必須になる。約1週間から10日ほどは味落ちもなく飲めるので、開栓後はなるべく早く飲み切ってしまうようにしたい。

3. 無濾過のお酒にはどんな種類がある?

無濾過で造られるお酒には、日本酒以外にも焼酎やワイン、ビールなど、さまざまな種類がある。無濾過ならではの個性のある味わいがあることは、日本酒と共通している点といえるだろう。では、それぞれの特徴を確認していこう。

無濾過の焼酎の特徴

無濾過の焼酎は昔ながらの製法として、どこか懐かしいような素朴な味わいを持つことが特徴だ。通常であれば焼酎は、蒸留したばかりの焼酎に混じった油分などの不純物を取り除くために冷却、濾過の工程が行われるが、この工程の影響により焼酎の香りや旨み成分が失われる可能性もある。無濾過で造ることで、素材本来の味わいが強く活きた焼酎が楽しめるのである。

無濾過のワインの特徴

無濾過のワインは「ノンフィルターワイン」とも呼ばれる。濾過を行ったワインとは異なり瓶内にオリが残るものの、香りや旨み成分も多く残るため、香り高い複雑な味わいのワインができあがる。ブドウの個性をダイレクトに感じられる、インパクトが強いワインといえるだろう。

無濾過のビールの特徴

無濾過のビールは、ビール酵母の味わいをじっくりと楽しめることが特徴だ。ビール造りにおける濾過とは、濁りをなくし酵母を取り除き発酵を止め、ビールの品質を安定させるための重要な工程だが、あえて無濾過で造ることでビール酵母由来の華やかでフルーティーな香りと、独特のコク深い味わいが楽しめるのである。

4. 無濾過生原酒のおすすめは?人気のある銘柄を紹介

最後に、おすすめしたい無濾過生原酒の銘柄をいくつか紹介する。無濾過生原酒は多くの蔵元が販売しているので、初めての場合はどれを選べばよいのか迷ってしまうものである。本項でおすすめする銘柄を、ぜひ無濾過生原酒選びの参考にしてもらいたい。

南部美人「南部美人 特別純米酒 無濾過生原酒」

南部美人は、岩手県を代表する蔵元として全国で知られている。看板銘柄である「南部美人」がそのまま社名となっており、さまざまな種類が販売されている。この「南部美人 特別純米酒 無濾過生原酒」は、無濾過生原酒ならではのフレッシュな香りと豪快な飲み応えが楽しめることで人気の日本酒だ。

本田商店「龍力 特別純米 氷温貯蔵無濾過生原酒」

本田商店は、兵庫県に本社を置く老舗の蔵元である。「龍力 特別純米 氷温貯蔵無濾過生原酒」は、本田商店の看板銘柄である「龍力」の無濾過生原酒だ。甘い果実香があり濃醇な旨みが際立った辛口の純米酒となっている。

朝日酒造「久保田 萬寿 無濾過生原酒」

朝日酒造は、新潟県に本社を置く老舗の蔵元である。看板銘柄である「久保田」は、日頃日本酒を飲まない人でも名前を知るほど有名な銘柄といえるだろう。この「久保田 萬寿 無濾過生原酒」は、久保田の中でもとくに高級品として知られる「久保田 萬寿」の無濾過生原酒だ。無濾過生原酒ならではの濃醇で力強い味わいながら、なめらかで上質な口当たりがあることが特徴だ。

結論

本記事では無濾過の意味や無濾過の効果に加え、生酒や原酒についても解説した。同じ日本酒でも製法が変わるだけで細かく種類が分かれるということを、わかってもらえただろう。まだ無濾過の日本酒を飲んだことがないという人は、ぜひ一度そのしぼりたての味わいを楽しんでみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2021年2月 7日

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