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ワインセラーからワインボトルを取り出そうとしているところの写真

ワインセラーの適切な温度は?設定が簡単なおすすめセラー3選も紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年8月 9日

ワインセラーの設定温度は何度が最適なのだろうか?本稿では長期保管・熟成・短期保管などの目的別に適切な温度を解説する。温度以外に注意すべきポイントやワインセラーの選び方をお伝えし、最後に温度設定が簡単なワインセラーも紹介しているので、ぜひそちらも参考にしていただきたい。

  

1. ワインセラーの役割とは?

ワインセラーに並ぶワインのイメージ写真
そもそもワインセラーとはどのような製品で、どういった役割を果たすのかという基本的なところを確認しておこう。

ワインを貯蔵したり保管したりするための製品

レストランや酒店などで見かける機会が多いワインセラーは、ワインの品質を維持するために貯蔵したり保管したりするための製品だ。ワインに最適な温度や湿度を一定に保つ機能を有しており、温度を微調整できる機能を搭載しているものなどもある。

ワインクーラーとの違いは?

ワインセラーに似た製品で「ワインクーラー」がある。こちらは文字通りワインを冷やすためだけの製品だ。年間を通して気温が高めの地域(14℃以上が目安)であれば、ワインクーラーのみでも保管できる。

2. ワインセラーの適切な温度とは?

グラスに入った赤ワインと温度計の写真
ワインの品質を保つためには温度設定が非常に重要になってくる。具体的に何度に設定するとよいのかを見ていこう。

ワインセラーの最適な温度|長期保管や熟成目的なら12〜15℃

ワインを保管する際の温度は赤、白、スパークリングに関係なく12〜15℃が最適だ。ワインを1カ月〜数年にわたって保管・熟成させる予定なら、ワインセラーの温度を常に12〜15℃に保つ必要がある。
白ワインやスパークリングワインは飲むときに美味しい低温度で保管しがちだが、低温劣化につながるおそれがあるため避けたほうがよい。

ワインセラーの最適な温度|短期保管なら12〜18℃

飲むのに最適な温度は白ワインやスパークリングで5〜12℃、赤ワインで12〜18℃といわれている。ワインを購入して1カ月以内の短期保管であれば、飲むワインに合わせた「飲み頃」の温度で保管してよい。
ただし12〜15℃で保管しておいて飲む前日に飲み頃温度に調整する、もしくは温度調節をした別のワインセラーに移すなどした方が、よりよい状態でワインを楽しめる。

3. ワインセラーの温度は外気温に影響を受けることがある

外気温を計る温度計の写真
ワインを少しでもよい状態で保つためには、外気温が与えるワインセラーへの影響もきちんと知っておかなければならない。

夏の暑い日や寒冷地の冬などは外気温に注意

ワインセラーを設置した場所「外気温」も注意すべきポイントだ。たとえば外気温が30℃を超えるような夏の暑い日の場合、安価なワインセラーだと適切な温度まで冷やせないことがある。
あるいは寒冷地で室温が10℃を下回るような場合、加温機能付きのワインセラーでなければ適切な保管温度に調整できない。住環境に合わせたワインセラーを選ぶことも重要だ。

4. ワインセラーの温度以外に重要なこととは?

適切に管理されているワインボトルのイメージ写真
ワインセラーの温度設定の重要性はご理解いただけただろう。だがワインをよい状態に保つためには温度以外にも注意点がある。「湿度」と「置き場所」だ。

ワインセラーの湿度は65〜80%に保つ

温度以外で気をつけたいのがワインセラーの湿度である。コルクで栓をしているワインの場合、湿度が低すぎるとコルクが乾燥して空気が中に入り、ワインが酸化する。ワインセラーの湿度は65〜80%に保とう。湿度を維持する機能が搭載されたワインセラーなら問題ないが、安価なものはそうした機能を搭載していないことも多い。
湿度調節機能を持たないワインセラーをお使いのご家庭では、湿度計で庫内の湿度をチェックし、必要に応じて除湿剤や水を入れたコップを置くなど湿度を保つ工夫を心がけよう。

光はワインの大敵!庫内灯やセラーの置き場所にも注意

ワインを長期熟成させる場合はとくに「光」対策をしっかり講じておくことが大切になる。たとえば長期間にわたってLEDなどの光が当たってしまうと、ワインの劣化につながってしまうため注意しよう。
ワインに室内灯や庫内灯が当たりすぎないようにすることもポイントだ。UVカットガラスを使っているかどうか、ワインに影響のない庫内灯を採用したワインセラーかどうかもチェックしておこう。

5. ワインセラーの選び方|温度や冷却方式など着目点を解説

ワインセラーの並ぶワインボトルのイメージ写真
これからワインセラーを選ぶという方に向けて、ぜひチェックしておきたいポイントを3つお伝えする。

収納可能な本数

当然だが、保管したいワインの数に見合うサイズのワインセラーが必要である。こまめに買い足すという場合は余裕があるものを選ぼう。短期保管のみ、という方であれば数本収納できる小型のワインセラーでもOKだが、そうでなければ12〜15本程度は収納できるものがおすすめだ。

冷却方式

【ペルチェ式】

安価な商品が多い。その分冷却機能がほかよりも劣る場合があるが、ワインセラーを初めて購入するという方や、2台目がほしい方などにはおすすめだ。運転音が静かという特徴もある。

【コンプレッサー式】

冷蔵庫のようなイメージだ。ペルチェ式や熱吸収式より冷却能力が高い上、消費電力も少ないので電気代も抑えられる。ただし静音設計の商品を選ばないと運転音が気になる場合がある。

【熱吸収式(アンモニア式)】

ペルチェ式よりも冷却能力が高く、コンプレッサー式よりも低いという、両者の中間のような商品だ。運転音も静かなので、バランスのよいワインセラーをお探しの方におすすめである。

温度設定機能

とくに2パターンの温度を設定できるワインセラーがあると便利だ。上下段で別々の温度に設定できるタイプなので、保管用の温度と飲み頃温度に設定しておけば1台で2役こなしてくれる。

6. 温度設定が簡単なワインセラーおすすめ2選

ワインセラーからワインを取り出そうとしているところの写真
温度設定が簡単にできる、おすすめのワインセラーを紹介しよう。

さくら製作所「FRUNIEL SAB-90G-PB」

ドアを開けなくてもタッチパネルで温度調節できる24本収納可能な国産ワインセラーだ。上下段で異なる温度設定が可能なので、熟成用と飲む予定があるワインを分けて保管できる。加湿機能や加温機能も備わっており、安定した温度・湿度でワインを保管できる。

フォルスタージャパン「HOME CELLAR FJH-56GD」

こちらも2パターンの温度設定が可能な18本収納のワインセラーだ。温度調整はタッチパネルでできるほか、庫内温度に異変があればアラームやエラー表示で教えてくれる。ガラスはUVカット加工なので、光によるワインへの影響についても安心だ。大きめのワインボトルや日本酒の一升瓶も収納できる。

結論

ワインセラーの温度は長期保管や熟成、短期保管など目的に応じて調節するのが大きなポイントになる。外気温や光の影響も受けやすいため、購入する際は住環境や湿度、置き場所なども考えて絞り込んでいこう。美味しいワインを楽しむためにもワインセラーだけに任せず、自分自身もワインの保管に関する知識を深めておくことが大切だ。
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  • 公開日:

    2021年2月11日

  • 更新日:

    2022年8月 9日

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