1. シードルとは?味わいや香りなどの基本的な特徴を解説

まずはシードルについて紹介しよう。シードルがどのような人におすすめなのかも紹介する。
シードルとは?
シードルはりんごを発酵させて作るスパークリングワインだ。通常のスパークリングワインは2週間程度の発酵で完成するが、シードルは最低3ヶ月の発酵期間が必要だそうだ。度数は3度から8度と低めで、ワインの14度に比べると比較的低い。そのためアルコールが強いお酒が苦手な人でも比較的飲みやすく、おすすめだ。
シードルの味わい
シードルは甘いイメージがあるかもしれない。もちろん中にはりんごのさわやかな甘さと香りが引き立つシードルもある。まったりと癒されたい時に飲むのがおすすめのシードルだ。一方で、ビール好きもすっきり飲める辛口のものもある。ビールの代わりに飲みたい人にもおすすめのシードルなのである。中にはワインのようにりんごの皮の渋みをほのかに味わえる大人な味のシードルもあるのでぜひ飲んでみてほしい。
シードルの呼び名
シードルという名前の由来は、果物を発酵させたお酒を意味する「シセラ」というラテン語だ。このシセラが転じて、英語ではサイダー、フランス語ではシードル、スペイン語ではシドラと呼ばれている。シードルはフランス・ノルマンディ地方で定着しその後それぞれの国で愛されてきた。そのためさまざまな国で呼び名が付けられているのである。
2. シードルのおすすめの飲み方は?

シードルの飲み方にはどのようなものがあるのだろうか。シードルの美味しい飲み方や温度を紹介する。
シードルの美味しい温度
シードルはスパークリングワインのひとつだ。そのため温度は低めが美味しくおすすめだ。温度は6℃から8℃の低温がおすすめだ。また、温度が高いと吹き出してしまうので注意したい。氷水で20分から30分、家庭用の冷蔵庫で冷やす場合は5時間以上冷やすとちょうどいい温度になる。
シードルのカクテル
シードルを少しアレンジして飲みたい人におすすめのカクテルが、フルーツカクテルだ。パイナップルとキウイを適当な大きさに切ってグラスに入れる。そこにシードルを入れ、ミントを飾れば完成だ。また、イブロワイヤルというカクテルもおすすめだ。イブロワイヤルははちみつ、カシスリキュール、シードルでできるカクテルである。まずはちみつを大さじ1/2、カシスリキュール15mlをグラスに入れて混ぜる。そこにシードル100mlを注げば完成だ。こちらも簡単にできるカクテルなので、シードルのアレンジとしておすすめである。
3. シードルに合うおすすめの料理は?

シードルに合う料理はいくつかある。ここでは、簡単にできるレシピも含めて紹介する。
白身魚のカルパッチョ
まず、料理のおつまみを紹介しよう。シードルに合わせるおつまみでもあり、しっかりとおかずにもなるためおすすめだ。
材料(2人分)
白身魚の刺身 100g
トマト 半個
ベビーリーフ 10g
りんご酢 小さじ2
塩 小さじ1/3
ピンクペッパー(なければ黒こしょう) 少々
オリーブオイル 大さじ1
作り方
1. トマトは5mm角に切って、リンゴ酢・塩・ピンクペッパー・オリーブオイルと混ぜておく。
2. ベビーリーフを皿に並べて刺身をその上に並べ、1をかけて完成。
材料(2人分)
白身魚の刺身 100g
トマト 半個
ベビーリーフ 10g
りんご酢 小さじ2
塩 小さじ1/3
ピンクペッパー(なければ黒こしょう) 少々
オリーブオイル 大さじ1
作り方
1. トマトは5mm角に切って、リンゴ酢・塩・ピンクペッパー・オリーブオイルと混ぜておく。
2. ベビーリーフを皿に並べて刺身をその上に並べ、1をかけて完成。
トマトのはちみつ漬け
こちらは少し甘さがあるフルーティなおつまみだ。材料が3種類だけと非常に簡単なので、料理初心者にもおすすめである。
材料(4人分)
ミニトマト 8個
はちみつ 大さじ3
レモン汁 15〜20ml
作り方
トマトは十字に切れ目を入れてお湯にくぐらせ湯むきしておく。トマトを容器に入れ、はちみつ・レモン汁を上から回しがける。一晩冷蔵庫で寝かせれば完成だ。
材料(4人分)
ミニトマト 8個
はちみつ 大さじ3
レモン汁 15〜20ml
作り方
トマトは十字に切れ目を入れてお湯にくぐらせ湯むきしておく。トマトを容器に入れ、はちみつ・レモン汁を上から回しがける。一晩冷蔵庫で寝かせれば完成だ。
その他のおつまみ
シードルには、ちらし寿司などの和風な料理も相性がいい。シードルに合わせるおすすめ料理の選び方は、酸味を生かすこと。生のりんごや炒めたりんごとの相性もいい。また、さっぱりとしたシードルにベーコンなどこってりとしたものを合わせるのもおすすめだ。自分のお気に入りの組み合わせを発見してみよう。
4. シードルのおすすめはどれ?

キリン「ハードシードル 」
まずおすすめしたいのは、こちらのシードルだ。シードルの中でも辛口なのが特徴で、すっきりとしたりんごの味わいを感じつつも甘さは控えめである。アルコール度数は4.5度と低めなのも嬉しいポイントだ。辛口のお酒が好きな人におすすめのシードルである。
アサヒビール「ニッカ シードル」
ウイスキーで有名なニッカウイスキーが作るシードルがこちら。甘口・辛口・ロゼの3種類があり、ロゼはピンク色が美しいシードルだ。見た目や味わいだけでなく、原材料も国産で、糖類も香料も不使用なので安心して飲むことができる。度数は3度から5度と低めだ。国産シードルが飲みたい人に特におすすめの商品である。
ダンカートン「ドライ・オーガニック」
度数は7度と少し辛めのこちらのシードルは、辛口のお酒である。甘さがないため食事中に飲む食中酒としてもおすすめだ。りんごを100%使ったオーガニックなシードルで、りんごの風味が濃い。辛口のシードルが好きな人や、しっかりとりんごを味わいたい人におすすめのシードルである。シードルの品評会で金賞を受賞したほど実力派でもあるため、かなり満足のいく味わいだろう。
結論
シードルはりんごで作る発泡ワインだ。そのためキリッと冷やして飲むと美味しい。りんごが好きな人におすすめだが、他にも食事中に飲むお酒を探している人にも、アルコール度数が低めのお酒が好きな人にもおすすめだ。シードルは幅広いおつまみと相性がよく、アレンジもさまざま。ぜひシードルを楽しんで飲んでみよう。