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洋酒の種類にはどんなものがある?世界のお酒の飲み方や特徴を紹介

洋酒の種類にはどんなものがある?世界のお酒の飲み方や特徴を紹介

投稿者:ライター 岡本優美(おかもとゆみ)

監修者:管理栄養士 水島知美(みずしまともみ)

鉛筆アイコン 2021年3月31日

洋酒にはさまざまな種類がある。中にはこんなものまで洋酒?と思うようなものも含まれているのだ。本記事では、洋酒の種類にはどのようなものがあるのか、また洋酒を楽しむために合わせたいお菓子などを詳しく紹介しよう。

  

1. 洋酒の種類にはどんなものがある?

洋酒というと、どのようなお酒を想像するだろうか。まずは洋酒の定義や種類の分け方について紹介しよう。

洋酒とは?

日本洋酒輸入協会によると、洋酒の種類は大きく分けて発泡性酒類、醸造酒類、蒸留酒類、混成酒類の4つだ。発泡性酒類にはビールや発泡酒が含まれ、醸造酒類にはワインやシードル、老酒などが含まれる。また蒸留酒類にはブランデー、ウイスキー、ウオッカ、ジン、ラムなどが含まれ、混成酒にはベルモットやリキュールなどが含まれている。いずれにしても、輸入されたお酒であれば洋酒と認定されるのだ。

洋酒の違いを紹介

洋酒の中でも違いがわかりにくいのがスピリッツ類とリキュール、及びブランデーとウイスキーである。スピリッツ類というのはウイスキーとブランデーを除く蒸留酒を指し、とくにテキーラ・ジン・ラム・ウォッカは世界4大スピリッツに数えられている。一方リキュールは蒸留酒に香りや味わいを移したものだ。また、ブランデーとウイスキーの違いはその原料である。ブランデーはぶどうの蒸留酒で、ウイスキーは穀物を原料にしている。このように、同じ分類の洋酒であっても種類によっては原料が違ったり、製法が異なるのである。

2. 洋酒の味は種類ごとにどう変わる?

洋酒の種類によって、味わいはかなり変化する。たとえばウイスキーであってもバーボンとスコッチは違う種類の洋酒である。これは製法が違うせいで、まず原料を考えるとバーボンはとうもろこし、スコッチは大麦でできているためだ。加えて、樽もバーボンは新品の、スコッチは使用済み樽を使うなど、細かい違いもある。また、ウイスキーに似ているお酒のブランデーはぶどうの蒸留酒であるため香りがまず異なる。さらに同じ洋酒の醸造酒であったとしても、ワインとビールでは口当たりも味わいもかなり変わる。洋酒の種類はさまざまであり、一見似ているお酒でも原料や製法によってかなり変化するのである。

3. 洋酒の種類の中でもかっこいい名前のものは?

本項では、洋酒の種類の中でもかっこいい名前のものを紹介しよう。

パルフェタムール

パルフェタムールは本来の表記をすると「Perfect Amour」と書く。英語に変換するとPerfect Love、つまり完璧な愛を意味する情熱的なお酒である。このパルフェタムールは洋酒の種類の中でもリキュールに区分される。種類の豊富なリキュールの中でも、パルフェタムールは珍しい紫色だ。また、バラやスミレといった花を使っていることも珍重される理由である。しかも、パルフェタムールを使って作られるカクテルの種類は豊富で、それぞれに「ジュテーム」や「ブルームーン」というロマンチックな名前を持っていることが特徴だ。知っているとなんともかっこいい洋酒なので、ぜひ覚えておこう。

ベルモット

ベルモットはドイツ語で「Wermut」と書く。これはニガヨモギのことで、ベルモットに含まれていることから名づけられた。こちらは洋酒の中でも種類は甘味果実酒に分類される。白ワインをベースにさまざまなエキスを加えたお酒なのである。リキュールとは違い白ワインをベースにしているので、リキュールとはまた違った種類の洋酒といえる。こちらのベルモットを使ったお酒で有名なものは、かの007シリーズの主人公、ジェームズ・ボンドの代名詞でもあるマティーニというカクテルだ。こちらも知っておくとかっこいいお酒である。

メスカル

最後に紹介する洋酒はメスカルだ。日本での知名度は低いが、小さな蒸溜所で作られるクラフト感とテキーラの仲間ではあるもののテキーラよりも通な点がかっこいいお酒である。テキーラと違い、さまざまなアガベという蘭をブレンドして作られるメスカルは、メキシコを代表するお酒だ。テキーラよりも高級なメスカルもあるので、メスカルという種類のお酒を知っておけば、お酒に詳しい人だと思われるだろう。

4. 洋酒の種類の中でもかわいい名前のものは?

では、次に洋酒の種類の中でもかわいい名前のものを紹介する。

ロゼワイン

ワインの種類のひとつであるロゼ。そんなロゼワインの「ロゼ」の語源をご存知だろうか。実はこのロゼは「Rose」と書き、その名の通りバラを意味する。これはロゼワインの美しいバラ色からとられた名前だ。洋酒の種類の中でもとくに美しい色合いで、名前も見た目もかわいいお酒なのである。

リモンチェッロ

「リモンチェッロ」と口の中で転がしたくなるかわいい名前のこちらのお酒は、リモンチーノとも呼ばれるイタリア原産のレモンリキュールだ。イタリア・カプリ島出身で、種類がレモンリキュールであることから色合いも鮮やかな黄色とかわいらしい。イタリアでは家でも手軽に作られているお酒なのだが、実は度数が高い。理由は、ウォッカの中でもかなり度数が高いスピリタスに漬け込んで作られるためだ。かわいい名前と色合いではあるが、度数に気をつけたい洋酒である。

桂花陳酒

最後に紹介するのは中国出身の洋酒、「桂花陳酒(けいかちんしゅ)」である。輸入したお酒はすべて洋酒の種類に含まれるので、こちらも洋酒だ。この桂花陳酒は白ワインに金木犀(きんもくせい)の花を3年間漬け込んだお酒で、かの楊貴妃も好んだといわれている。特徴はその製法や名前だけでなく、甘い華やかな香り。白ワインの果実の香りだけでなく金木犀の花の甘い芳香も合わさって、特徴的な香りになっているのである。

5. 洋酒の各種類に合うお菓子は?

最後に、洋酒の各種類に合うお菓子を紹介する。まず一般的にお菓子に合う種類の洋酒はブランデー、ラム、リキュール類、ワイン類などがある。いずれも果実系のお酒や甘い香りが特徴的なものが多い。リキュールに関しては、種子系リキュールなどもチョコレートなどと相性がよい。また、洋酒に合うお菓子にはチョコレートのほかにも焼き菓子や果実をたっぷり使ったフルーツタルトなどもおすすめだ。洋酒に合うお菓子の種類はかなり多く、味わいもさまざまなので、ぜひ自分の好みのものを探してみよう。

結論

洋酒とひと口にいっても、区分だけでもかなり多い。またその種類は豊富で、なかなかすべてを知ることは難しいだろう。今回紹介した洋酒のいくつかはほんの一部である。洋酒の味わいも含め、その種類はぜひ舌や目、また香りなどで実際に試してみるのがおすすめだ。本記事を機に、ぜひ興味を持った洋酒を試してみよう。
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  • 更新日:

    2021年3月31日

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