1. ワインアプリの選び方は?

まず、ワインアプリの選び方について解説していくが、ワインアプリという存在自体を初めて知ったという人も少なくないだろう。すべてのワインアプリが同じ内容というわけではないので、まずは自分に合ったワインアプリを選ぶことが重要なポイントだ。
ワインアプリは大きく分けると2種類存在する
ワインアプリは内容を大きく分けると、記録系アプリと勉強系アプリの2種類に分けられる。それぞれ簡単に解説すると、まず記録系アプリとは、これまで自分が飲んだワインをリストアップしたい人向けのアプリである。画像の貼り付けや、評価の登録が可能なアプリが多いことに加え、コメントの共有など、ワインファン同士のコミュニケーションが楽しめる機能があることも魅力だ。次に勉強系アプリだが、こちらはワインについて勉強したい人や、知識を増やしたいという人におすすめのアプリである。中には生産地の地図が見れるものなど、機能性豊かなアプリも多い。まずは自分がワインアプリを記録用として使いたいのか、学習用として使いたいのかということをあらかじめ決めておくと、ワインアプリ選びが楽になるはずだ。
2. 飲んだワインを記録できる記録系アプリ

本項では、記録系のワインアプリの中から、おすすめのアプリをいくつか紹介していこう。記録系のワインアプリだけでも数多くの種類が存在し、どれがよいのか迷ってしまいがちなので、ぜひワインアプリ選びの参考にしてほしい。
Vivino
Vivinoは、記録系ワインアプリの定番である。おすすめポイントは、まずカメラを使用してワインのラベルをスキャンして登録したり、複数の銘柄との比較もできることだ。スキャンのレスポンスもよく、認識精度も高くなっている。次に、スキャンの履歴や評価の記録をもとに自身が好きなワインの傾向がわかるという機能もある。新たなワインにトライしたいというときに便利である。ユーザーからの評価順や、ペアリングしたい料理からなど、豊富な逆引き検索機能もVivinoならでは。ワインファンなら必須のアプリである。
Vinica
Vinicaは、登録されているワインの情報の多さが魅力的なワインアプリである。なんと15万本以上にも及ぶワインリストをもとにワインの記録が可能であり、SNS感覚で、全国のワインファンと交流が持てる機能も人気が高い。面倒なアカウント登録もなく、SNSアカウントを使ってアカウントを作成できる。シンプルで使い勝手のよいアプリといえるだろう。
ワインダイアリー
ワインアプリには海外製のものも多く、ときに外国語をただ日本語に直訳したような、ちぐはぐな文章が見られることもあるだろう。しかしワインダイアリーは、日本語だけに対応したワインアプリなので、メニューも読みやすく、ストレスがない。ワインの口コミやレビューもほとんどが日本語となっているので、日本人にとって誰でも使いやすいアプリとなっている。
3. ワインの知識を深められる勉強系アプリ

記録系のワインアプリのおすすめを紹介したが、本項では勉強系のワインアプリのおすすめを紹介していこう。どこにいても手軽にワインの知識を深められることが、勉強系のワインアプリの魅力である。ワイン初心者から上級者まで、まずは気軽に試してみよう。
Wine-Link
Wine-Linkは、ワインに関する幅広い情報が豊富に詰まったワインアプリである。ワインに関する記事の掲載量はなんと2万本以上もあることに加え、さまざまなワイン用語についての解説もあり、ワイン初心者にもおすすめのアプリだ。また、アプリと提携しているレストランも多く、ワインのメニュー表のブドウマークをアプリ内のカメラで読み取れば、ワインについての詳しい情報をアプリで確認することができるなど、ほかにはない便利機能も満載だ。
エノテカ・オンライン
ワインアプリでチェックしたワインを、そのままアプリ内で購入できれば便利なのにと思った人もいるのではないだろうか。エノテカ・オンラインでは、紹介されたワインはアプリでそのまま購入できることが特徴だ。また、独自のポイントカード機能も搭載されているので、リピーターからの評価も高い。エノテカは国内トップクラスのワイン専門商社なので、信頼度の高さも人気のひとつである。
ワインクイズ
ワインクイズは、ソムリエが監修したクイズが多く掲載されているワインアプリだ。正しくワインの知識を勉強したいという人に、おすすめしたい。また、ワインクイズならでは機能もあり、オリジナルクイズを作成してユーザーと共有することも可能だ。ほかの人の作ったクイズが楽しめるのも魅力である。
4. ワインアプリと合わせて持っておきたいもの

これまでさまざまなワインアプリを紹介してきたが、最後にワインアプリと合わせて持っておきたい、便利アイテムもいくつか紹介していこう。
ワインに関する便利アイテムを紹介
ワインに関する便利アイテムには、さまざまな種類がある。まず持っておきたいものが、ソムリエナイフだ。キャップシールをカットするナイフに、コルクを抜くためのスクリューが付いたものである。ソムリエナイフには非常に多くの種類があるため、購入する際は初心者用か上級者用なのかをよく確認してから、選ぶことをおすすめしたい。次に持っておきたいものが、ワインの温度を測るワイン温度計だ。ワインには種類によって飲み頃の温度があるので、温度計があればその確認も簡単に可能である。ボトルにセットするタイプや、直接ワインに触れさせて測るタイプ、またボトルやワインに触れなくても赤外線を用いて温度がわかるタイプなど、種類も豊富である。そして最後に、ワインボトルを持ち運びするワインバッグだが、こちらも機能性にあふれた種類が多い。クーラー機能付きのものをはじめ、さまざまな道具やグラスの収納スペースが付いたもの、またデザインにこだわったものなど、自分の好みや用途に合わせて選ぶことができる。ワインアプリでワインの知識が付いたら、これらの便利アイテムもぜひ揃えてみてはいかがだろうか。
結論
ワインアプリとひとまとめにしても、記録系アプリと勉強系アプリに分かれており、アプリごとにそれぞれ個性のある機能が付いているということをわかってもらえただろう。独学でもワインに関する情報を豊富に得られるので、ワインファンであればぜひワインアプリを活用して、日々のワインをさらに楽しんでほしい。