1. ビールの小瓶の大きさはどれくらい?

はじめに、ビールの小瓶の大きさについて解説する。普段飲んでいる缶ビールとの大きさの比較をしてみよう。また、本項ではビールの小瓶の大きさに加え、ビールの小瓶1本あたりのカロリーについても触れていこう。
ビールの小瓶の大きさ
ビールの小瓶の大きさは、高さが24.1cm、瓶底の直径が6.1cmという規格が基本となっているが、この大きさに関してはメーカーによって若干の違いがある。ただしメーカーそれぞれでビールの小瓶の大きさに違いがあっても、容量は334mlと決まっていることをしっかりと頭に入れておこう。瓶ビールの場合は、その重量感もあって缶ビールよりも容量が大きく思えるものだが、実は意外にも一般的な缶ビールよりも容量が小さい。つまりビールの小瓶は、軽くグラスビールを楽しみたいという人にぴったりのサイズ感といえるだろう。
ビールの小瓶のカロリー
ビールの小瓶のカロリーも、瓶の大きさと同じくメーカーによって差は出るものの、平均すると1本あたり135kcalあたりとなっている。茶わん1杯分のご飯のカロリーは240kcalほどなので、比較するとビールはそこまで高カロリーな飲み物ではないことがわかるだろう。「ビールは太る」というイメージを持つ人は多いだろうが、実際はそうではなく、適量を守って飲むことが大切なのである。
2. ビールの小瓶にはどんな種類がある?

ビールの小瓶の大きさについて解説したが、本項ではビールの小瓶の種類について解説していこう。ビールの小瓶の大きさは、メーカーによって若干の違いがあるということを前述したが、実際にはどのような特徴があるのだろうか。
ビールの小瓶の種類
ビールの小瓶の種類には、さまざまなものがある。たとえばアサヒビールの「アサヒ・スーパードライ」の小瓶は、瓶口へ向かうネック部分のふくらみが特徴的であり、このタイプは多くのビールメーカーも採用している定番の種類だ。ほかと比べてとくに個性的なのが、サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」の小瓶である。こちらは瓶のショルダー部分とネック部分の境界線がほとんどなく、まるで昔懐かしい瓶ジュースのような形状が特徴となっている。
3. ビールの小瓶以外の大きさはどれくらい?

ビールの小瓶に決まった容量があるように、ビールの中瓶や大瓶といったほかの瓶にも容量の規定が定められている。本項では、ビールの小瓶以外の瓶の大きさについて解説する。ビールの小瓶とそれぞれの瓶との違いをよく理解しておこう。
ビールの中瓶の大きさ
ビールの中瓶の大きさは、高さが25.7cm、瓶底の直径が7.2cmという規格が基本となっており、容量は500mlと決まっている。一般的に流通する瓶ビールの定番であり、居酒屋でもよく見かけるサイズだろう。
ビールの大瓶の大きさ
ビールの大瓶の大きさは、高さが29cmで瓶底の直径が7.7cmという規格が基本となっており、容量は633mlと決まっている。大容量であることが特徴なので、宴会などのシーンでも好まれる大きさである。
それぞれの容量の理由とは
ビールの小瓶・中瓶・大瓶それぞれの容量を見ると、中瓶はキリのよい容量ながら小瓶・大瓶は中途半端な容量であることが特徴だ。では、その理由について解説しよう。現在の瓶ビールの容量は、1940年に新たに定められた酒税法に基づいている。この法律が定められる以前ビールには、生産量に対して課税をする「ビール税」と、出荷数に対して課税をする「物品税」のふたつの税金が課せられていたが、新たな酒税法の施行により、これらの課税が「出荷数に応じて課税」のみに統一された。これを受け各ビールメーカーは、ビールの出荷数を公平にするべく瓶ビールの容量の統一を図り、当時流通していた瓶ビールの中で最も小さい容量のものに合わせて小瓶を334ml、大瓶を633mlと統一したのである。では中瓶の容量はというと、この法律の施行後に追加された新しい規格のため、ほかとは異なりキリのよい容量となっているのだ。ビールの豆知識として覚えておこう。
4. ビールの小瓶でおすすめの銘柄は?

ビールの小瓶はビールメーカー各社より販売されているため、好みの銘柄も見つけやすい。普段は缶ビールを飲むという人にもおすすめの、定番のビールの小瓶をいくつか紹介しよう。本項で紹介する銘柄を参考に、ぜひビールの小瓶を手に取るきっかけとしてもらいたい。
アサヒビール「アサヒ・スーパードライ」
アサヒ・スーパードライは、日本のビールを代表する銘柄である。キレのあるのどごしと、クリアな味わいはどのような食事とも合わせやすく、シーンを選ばず楽しめることも魅力だ。
キリンビール「キリン・一番搾り」
キリン・一番搾りもまた、日本のビールの定番として広く愛飲されている銘柄である。一番搾り麦汁だけを取り出して造られる麦の旨みあふれる上質な風味は、ビールがあまり得意でないという人にとっても飲みやすい味わいに仕上がっている。
サッポロビール「プレミアム・ヱビス」
プレミアム・ヱビスは、国産のプレミアムビールの先駆け的存在の銘柄である。華やかな香りと麦本来のコク深さが特徴なので、じっくりとビールを味わいたいという人にぜひおすすめしたい。
結論
瓶ビールには小瓶をはじめ中瓶や大瓶など、さまざまな種類の瓶があることを知ってもらえただろう。中身は同じものとはいえ、瓶ビールは缶ビールとはまた違った味わいが楽しめるものである。いつものビールタイムを少し贅沢な時間に、まずはビールの小瓶から試してみてはいかがだろうか。