目次
1. シャンパンの注ぎ方の前に美味しく飲む方法や冷やし方を確認しよう

シャンパンの注ぎ方の前に、美味しく飲むのに必要な準備についてみてみよう。
シャンパンは事前によく冷やしておく
シャンパンは温度が十分に下がっていないと、正しく開けても吹きこぼれてしまうことがある。正しい注ぎ方であっても、冷えていないシャンパンは泡立ちやすいうえに、本来の味わいを楽しめなくなってしまう。ワインクーラーに氷と水を入れて30分ほど置き、しっかりとシャンパンが冷えてから後述の注ぎ方を実践しよう。
シャンパンを振動させない
シャンパンのガス圧は大変高く、振動させると開けた時に吹きこぼれる原因となってしまう。シャンパンを開ける前の日にはボトルを静置して落ち着かせておくのがベターだ。買ってきたシャンパンをすぐに開けるのも吹きこぼれに繋がりやすいので避けるようにしたい。
2. シャンパンの正しい注ぎ方は?

次にシャンパンの正しい注ぎ方についてみてみよう。
シャンパンは数回に分けて注ぐ
シャンパンは泡が立ち上ってくるため、1回で終わらせようとすると十分な量を注ぐことが難しい。また思った以上の泡が発生してシャンパンがグラスからこぼれてしまうこともある。泡が落ち着いてから何度か注ぎ足すのがシャンパンの正しい注ぎ方だ。グラスの数センチ上から静かに注ぐようにし、ボトルとグラスが触れないように気を付けたい。
シャンパンを注ぐ量
最初はグラスの8分目を目安にシャンパンを注ぎ、最終的にグラスの6分目くらいに液量がくるようにしよう。なみなみシャンパンを注ぐお店もあるが、シャンパンの香りを楽しめるようグラスに余裕を残すのが正しい注ぎ方である。
3. シャンパンの注ぎ方のマナーや注意点

次にシャンパンの注ぎ方に関するマナー、注がれる人が注意すべき点についてもみていこう。
シャンパンの注ぎ方の注意点
まず、男女でレストランにいるのであれば男性が注ぐ側であるというワインのマナーを覚えておきたい。またシャンパンに限らずワインを注ぐ際はその順番が決まっている。女性と男性であればレディーファーストで、同性の人がいる場合は年上の人のグラスから注いでいくようにしよう。またドリンク全般にいえる注ぎ方のマナーだが、相手に見えるようラベルを上にしてボトルを持つようにしたい。
注がれる側のマナー
ビールを注がれるときのようにグラスを持ちたくなるが、ワインを注がれる際はグラスを持ち上げないのが基本的なマナーだ。また高級レストランではソムリエがグラスをチェックしているので自分たちで注がなくてよい。
4. シャンパンの注ぎ方と合わせて正しい開け方・持ち方も確認

最後にシャンパンの注ぎ方の前に必要な、ボトルの正しい開け方と持ち方のポイントについて確認しよう。
シャンパンの正しい開け方
シャンパンを開けるときはまずコルクを覆っているキャップシールを外す。その下のコルクは飛び出さないように上からワイヤーで留められているので、これをねじって緩める。ワイヤーを緩めたらしっかりコルクを抑えて、もう片方のボトル下部を持った手をゆっくり回す。瓶内のガス圧でコルクが徐々に上がってくるので、コルクを抑えている手の力を緩めないでガスが抜けるのを待とう。ガスが抜けきった音がしたらコルクを手で抜き取り、前述した注ぎ方を実践してほしい。
シャンパンの正しい持ち方
ソムリエが片手でかっこよくボトルを持っているのを見ると真似したくなるが、特に片手で持つ必要はない。シャンパンのボトルは重たく、ワインクーラーに入っていたボトルは濡れていてすべりやすいものだ。片手でボトルの下部を持ち、もう片方の手でボトルネックの辺りを下から支えると安定する。片手で持つ場合はボトルの底部分の凹みに指を入れる方法と、ボトルの底を掌で覆うように持つ方法がある。安全な注ぎ方ができるよう、まずは絶対にボトルを落とさないことを心がけよう。
結論
シャンパンの注ぎ方は細かいマナーや注意点があるなど大変に感じるかもしれない。しかしシャンパンを注ぐ機会というのはお祝い事やフォーマルなシチュエーションが多いので、正しく振る舞えるようにしたいものだ。ぜひシャンパンの基本的な注ぎ方を身に着けてスマートにサーブできるようにしてほしい。