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アモンティリャードを味わおう!飲み方やおすすめ銘柄などを徹底解説

アモンティリャードを味わおう!飲み方やおすすめ銘柄などを徹底解説

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2021年4月22日

世界中にはさまざまな種類のお酒が存在しているが、中でもスペイン発祥のお酒、アモンティリャードという種類をご存じだろうか。本記事ではアモンティリャードについての基本的な解説をはじめ、相性のよい料理やおすすめの飲み方、またおすすめの銘柄まで、じっくりと紹介する。アモンティリャードとはどのようなお酒なのか、確認していこう。

  

1. アモンティリャードとは?味や香りなどの基本的な特徴を紹介

はじめに、アモンティリャードとはどのようなお酒なのか、味や香りなどの基本的な特徴も含めて解説していこう。実際にアモンティリャードを手にする前に、基本をしっかりと理解しておきたい。

アモンティリャードとは

アモンティリャードとは、シェリーの種類のひとつである。シェリーとは、スペイン・アンダルシア州や、その周辺で造られている酒精強化ワインのことを指す。ポルトガルのポートワイン、マデイラワインと並び、世界3大酒精強化ワインのひとつにも数えられているお酒だ。日本でのシェリーの認識は、シェリー酒とも呼ばれることから、ひとつのお酒のカテゴリと考えられることも多いが、実際はワインの一種であることは頭に入れておきたい。アモンティリャードの原料には主にパロミノというぶどう品種が使用されており、2段階の熟成をたどって造られる個性的なシェリーとして知られている。

アモンティリャードの味や香り

アモンティリャードは、まるでヘーゼルナッツのような上品な芳香と、複雑さとスパイシーさが調和したバランスのとれた味わいが特徴だ。トパーズ色のエレガントな色合いで、アルコール度数は16度から22度となっている。

2. アモンティリャードとオロロソなどほかの種類との違いは?

アモンティリャードはシェリーの種類のひとつであると前述したが、シェリーにはアモンティリャードのほかにも、いくつか種類が存在する。本項では、アモンティリャードとほかの種類のシェリーとの違いについて解説していこう。

アモンティリャードとほかの種類との違い

シェリーの種類はアモンティリャードのほかに、フィノ、マンサニージャ、オロロソと計4種類に分かれており、それぞれ特徴が異なる。実はこれらの種類は発酵前までの製造工程はまったく同じだが、気候条件や加えるアルコール量などにより、味わいや色味が変わるということを覚えておこう。フィノは発酵の際に酵母を使って熟成するタイプであり、色は透明で、軽めの飲み口と独特な風味がある。マンサニージャはフィノと同じ製造工程だが、海に近いサンルーカル・デ・バラメダという町で造られるフィノのことを指す。ほどよい塩気を感じるフレッシュな風味が特徴だ。オロロソは発酵の際に酵母を使わず酸化熟成するタイプであり、色は濃い琥珀色で、ナッツやコーヒーのような風味がある。しっかりと骨太なフルボディの味わいだ。アモンティリャードはフィノをさらに酸化熟成するタイプのため、フィノとオロロソの中間のシェリーという位置づけとなっている。

3. アモンティリャードに合う料理は?

料理とのペアリングもお酒の楽しみ方のひとつだが、初めて手にするお酒の場合、どのような料理と合わせればよいのか悩んでしまうものだ。本項では、アモンティリャードと相性のよい料理をいくつか紹介しよう。本項で紹介するおすすめの料理を味わいながら、ぜひアモンティリャードとのペアリングを楽しんでみてほしい。

アモンティリャードに合う料理

アモンティリャードは、さまざまな食材と相性がよいことが特徴だ。ナッツやチーズなどのおつまみ類をはじめ、野菜や魚介類、チキンとの相性もバツグンである。これらの食材を使ったいろいろな料理と合わせて、アモンティリャードを味わってみよう。おすすめを紹介すると、まずは和食を代表する刺身だ。とくにマグロなど、赤身の刺身との相性がよいので試してみよう。肉料理では、ローストターキーと相性がよい。アモンティリャードとターキーの風味が、それぞれの味わいを引き立てる。自分好みのペアリングを見つけてみよう。

4. アモンティリャードのおすすめの飲み方は?

本項では、アモンティリャードのおすすめの飲み方を紹介する。アモンティリャードを含めシェリーはワインの一種なので、ストレートで飲むのが一般的であるのはもちろんだが、実はカクテルで飲むのも好まれている。誰にとっても飲みやすく仕上がるので、アモンティリャードを手にしたなら、ぜひ試してもらいたい。

アモンティリャードをカクテルで楽しもう

シェリーを代表するカクテルといえば、「レブヒート」だろう。氷を入れたグラスにシェリーを注ぎ、ソーダで割るだけで完成のシンプルなカクテルだが、本場スペインでも広く愛される定番のカクテルとして知られている。ベースのシェリーにはフィノやマンサニージャが使われるのが一般的だが、アモンティリャードでも美味しく仕上がる。材料を揃える手間がないことも、おすすめしたいポイントだ。

5. アモンティリャードのおすすめ銘柄は?

最後に、アモンティリャードのおすすめの銘柄をふたつ紹介する。アモンティリャードにもさまざまな種類があるため、最初はどの銘柄を選ぶべきか迷ってしまうかもしれない。本項で紹介する銘柄はどちらもアモンティリャードの定番銘柄なので、これから初めてアモンティリャードを飲むという人はぜひ参考にしてほしい。

ドン・ソイロ・アモンティリャード

ドン・ソイロ・アモンティリャードは、1877年に設立された老舗ワイナリー、ウイリアム・ハンバート社が販売するアモンティリャードだ。最低でも8年間の酵母熟成の後、さらに4年間の酸化熟成を経て造られる、長期熟成酒である。繊細な芳香とすっきりとした飲み口が楽しめる、辛口のシェリーだ。
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アモンティリャード・ナポレオン

アモンティリャード・ナポレオンは、ボデガス・イダルゴ社が販売するアモンティリャードだ。フランス皇帝ナポレオンが描かれた、高級感あふれるラベルが目印である。ボデガス・イダルゴ社は、シェリーの本場スペインでもトップクラスのメーカーとして知られており、1792年に設立という古い歴史を持つ。ヘーゼルナッツのような芳香と、ドライで辛口の味わいが特徴だ。
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結論

アモンティリャードとはシェリーの種類のひとつであり、ワインとして楽しめることはもちろん、カクテルベースとしても相性のよいお酒なのである。ワインファンの人をはじめ、普段ワインを飲まないという人も、ぜひ一度好みのスタイルでアモンティリャードを味わってみてほしい。
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  • 更新日:

    2021年4月22日

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