目次
1. 南イタリアの白ワイン「TORRE DEL PAGUS FALANGHINA DEL SANNIO TABURNO 2019」

【セレクトワイン】
- 商品名:トーレ デル パグス ファランギーナ デル・サンニオ・タブルノ
- 原産国:イタリア
- 生産地区:カンパーニャ州 サンニオ
- 容量:750ML
- 生産年:2019
- ぶどう品種:ファランギーナ
- タイプ:白ワイン
- 味わい:コクのあるミディアムボディ
トーレ デル パグス ファランギーナ デル・サンニオ・タブルノとは?
南イタリアのカンパーニャ州で作られるコクのある味わいが特徴の白ワイン。使われているファランギーナというぶどう品種は、ローマ帝国時代から栽培されている古くからある伝統的な品種で、本来シャープな酸味とフレッシュな飲み口が特徴だ。また、ファランギーナはイタリア以外では栽培されておらず、南イタリア特有の品種といえる。
輝きのある色調で樽熟成させた時のバニラやナッツのようなアロマが強く香るが、これは樽熟成由来ではなく、もともとファランギーナが持っているポテンシャルと言える。飲みごたえのある辛口で、オイリーな料理と合わせたいと感じた。
2. フードペアリングは「アスパラガスとベーコンのオイルパスタ」
今回はトーレ デル パグス ファランギーナ デル・サンニオ・タブルノのリッチな飲み口にあわせて、アスパラガスとベーコンを使ったオイルパスタをペアリング。

【アスパラガスとベーコンのオイルパスタ】(2人前 調理時間:20分)
材料
- アスパラガス4本
- ベーコンブロック80g
- パスタ(写真はリングイーネを使用)200g
- オリーブオイル適量
- 塩胡椒適量
作り方
- アスパラガスの筋をとって、適切な長さにカットする。
- ベーコンをカットし、オリーブオイルを熱したフライパンで焼く。
- ベーコンの脂の旨みをまとわせるようにアスパラガスを炒める。
- パスタ(リングイーネ)を規定時間の2分前まで茹でる。(お湯の全体量に対して塩を1%ほど入れる。)
- パスタの茹で汁を先にフライパンに入れ、油分と混ぜ合わせ、乳化させる。
- パスタをフライパンに入れ、なじませるようによくあおる。
- お皿に盛り付けたらブラックペッパーを多めに振って完成。
ポイント
パスタの茹で汁を事前にオイルと混ぜ合わせることで難しいと言われている乳化が容易にできる。お好みでパルメザンチーズを振ってもよいだろう。
3. トーレ デル パグス ファランギーナ デル・サンニオ・タブルノとのペアリング

アスパラの食感とベーコンのジューシーな味わいが口いっぱいに広がる。ファランギーナのフレッシュな酸味が、オイリーな口中をさっぱりさせてくれるので食欲の増すペアリングだ。アスパラガスのグリーンなニュアンスとの相性も良いので、シンプルにグリルした野菜とも上手にマッチするだろう。アスパラガスがない場合は、スナップえんどうやブロッコリーでも相性は良い。
結論
南イタリアのワイン(特にファランギーナ)は、まだまだ日本の市場にそこまで出回っていないが、今後はさらに需要が高まっていくと予想されている。
イタリアワインは20州全土でワインが造られていて、その土地に合ったぶどう品種を楽しむことによって世界が広がっていく。本来カンパーニャ州の郷土料理であるカルツォーネやカプレーゼと合わせるのが定番だが、地域ごとのワインをその土地に思いを馳せながらペアリングを考えるのも楽しみの一つだろう。
イタリアワインは20州全土でワインが造られていて、その土地に合ったぶどう品種を楽しむことによって世界が広がっていく。本来カンパーニャ州の郷土料理であるカルツォーネやカプレーゼと合わせるのが定番だが、地域ごとのワインをその土地に思いを馳せながらペアリングを考えるのも楽しみの一つだろう。