1. スーパーで買えるおすすめ大吟醸酒

スーパーの酒類コーナーには定番の普通酒しかないイメージがあるが、実は大吟醸の日本酒も並んでいる。まずはスーパーで気軽に買えるおすすめの大吟醸酒をみてみよう。
越後桜酒造「越後桜 大吟醸」
淡麗な日本酒で人気の新潟県で造られる、スッキリとした飲み口が特徴の大吟醸だ。さっぱりした和食から中華などさまざまな料理に合わせやすい。大変香りの高い日本酒のため、ワイングラスで飲むことをおすすめする。
月桂冠株式会社「月桂冠 大吟醸パック」
酒造りに適した水が流れる京都の日本酒処、伏見で仕込まれる大吟醸だ。大吟醸の華やかな香りを逃さないよう特殊な紙パックが使われている。冷蔵庫にあまりスペースが少ない人にもおすすめだ。
株式会社 北鹿「大吟醸 北秋田」
秋田県で造られる手ごろな価格がありがたい大吟醸だ。フルーティーな香りが楽しめるやや辛口の味わいで、しっかりした米の旨みも求める人におすすめしたい。
2. 初心者におすすめの飲みやすい大吟醸酒

華やかさが特徴の大吟醸酒には、あまり日本酒を飲んだことがない人にも親しみやすい銘柄がたくさんある。次は初心者におすすめの大吟醸酒を紹介する。
八海醸造「八海山 大吟醸酒」
新潟が誇る人気酒蔵の大吟醸だ。40%まで精米した米をじっくり低温で発酵させて仕込まれており、優しく上品な味わいが楽しめる。フルーティーでクセがないため日本酒が苦手という人にもおすすめだ。
東北銘醸「初孫 大吟醸」
JALの国際線ファーストクラスにも採用されている、山形県の大吟醸だ。時間と人の手がかかる昔ながらの生酛造りで仕込まれており、やわらかい芳醇な味わいと品のある香りでとても飲みやすい。
白鶴酒造「白鶴 大吟醸」
兵庫の酒処、灘の大手メーカーが造るお財布にやさしい大吟醸だ。同社は同価格帯で甘口の大吟醸も出しているため、甘口好きにはそちらもおすすめしたい。さっぱりした味わいと心地よい吟醸香でついつい杯が進むため、飲み過ぎには注意が必要だ。
3. 人気大吟醸酒のおすすめ銘柄

日本酒蔵の多くが大吟醸酒を仕込んでおり、どれから試していいかわからないこともあるだろう。次は日本酒の飲み手から高い評価を受ける、人気大吟醸酒のおすすめを紹介するので参考にしてほしい。
黒龍酒造「黒龍 大吟醸 龍」
数々の人気商品を生み出している黒龍酒造が、熟成専用蔵で長期熟成して出荷する大吟醸だ。角のないまろやかな口当たりと甘いフルーツを思わせる芳醇な香り、キレのあるさっぱりとした飲み心地が楽しめる。高級感のある化粧箱入りでギフトにもおすすめだ。
出羽桜酒造「出羽桜 雪漫々 大吟醸 5年氷点下熟成酒」
マイナス5度の貯蔵庫で5年間熟成されてから出荷される、貴重な熟成大吟醸だ。香りのよさはもちろん、氷点下で長期熟成されることでうまれるみずみずしさを伴ったなめらかさは、ほかの日本酒と一線を画す。お正月など特別な日におすすめのお酒だ。
北雪酒造「北雪 YK35」
美しいブルーのボトルに金のラベルが映える、新潟県の佐渡島で造られる大吟醸酒。注ぐだけで立ち上る甘い吟醸香とスッキリとした後味が特徴的で、世界の有名レストランでも扱われていることから海外でも人気が高い。
4. 大吟醸のおすすめの飲み方

ここまでいくつかのおすすめ大吟醸酒を紹介してきたが、大吟醸のベストな飲み方もぜひ知ってほしい。最後に大吟醸のおすすめの飲み方について紹介する。
大吟醸を飲むときの温度
大吟醸酒の一番の魅力はその華やかな吟醸香だ。吟醸香が最も引き立つのは10度前後と言われており、冷蔵庫から出して酒器に注ぐと大体その温度帯で楽しめる。温めてしまうと吟醸香が揮発してしまうので、ぬる燗などにする場合も温めすぎには注意したい。
大吟醸を飲むときの酒器
大吟醸の味わいを楽しむためには酒器選びにもこだわりたい。おすすめはワイングラスなど香りがキープでき、繊細な口当たりを楽しめる薄い素材の酒器だ。木製など素材の香りのある酒器の場合、大吟醸本来の香りが分からなくなることがあるため気を付けたい。
結論
大吟醸酒は米からできたとは思えないような心地よい香りがあり、日本酒を普段飲まない人にもおすすめしたいお酒だ。銘柄は星の数ほどあり選ぶのが大変かもしれないが、ぜひここで紹介したものから試してその魅力を味わってほしい。