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ビールメーカーを一挙紹介!売上ランキングやおすすめ銘柄もチェック

ビールメーカーを一挙紹介!売上ランキングやおすすめ銘柄もチェック

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2021年7月22日

現在日本では非常に多くのビールの銘柄が流通しており、国産銘柄だけでなく海外銘柄も多くのファンを持つ人気の種類である。ここで銘柄についてはよく知っていても、ビールメーカーについては知らないという人は、少なくないのではないだろうか。本記事ではビールメーカーにスポットを当て、メーカーの種類についての解説や売上ランキング、またおすすめの銘柄まで、詳しく紹介していこう。

  

1. ビールメーカーの種類は?一覧にして紹介

はじめに、日本を代表するビールメーカーの種類を一覧で紹介する。誰もが知る有名ビールメーカーでも、その歴史などは意外と詳しく知られていないものである。ビールの豆知識として、頭に入れておいてほしい。

アサヒビール

アサヒビールは、東京都墨田区に本社を置くビールメーカーである。1889年、前身企業である大阪麦酒会社の設立から歴史は始まった。日本のビール産業の興隆期を支え、90年代中期にはプルトップ缶ビールやアルミ缶入りビールなどを開発し、現在にも続く缶ビールの常識を作り上げてきた。代表銘柄である「アサヒスーパードライ」の発売を開始したのは1987年のことで、日本初の辛口生ビールとして、ビール業界に一大センセーションを巻き起こした。

キリンビール

キリンビールは、東京都中野区に本社を置くビールメーカーである。1885年、横浜の在留外国人によって設立されたジャパン・ブルワリー・カンパニーが、聖獣とされる麒麟をラベルにした「キリンビール」を発売したことから歴史は始まった。戦後の高度経済成長期からは日本のビールメーカーのトップブランドの一員となり、代表銘柄である「キリン一番搾り」の発売を開始したのは1990年のことで、キリンビールの商品の中でも異例の大ヒットを記録した。

サッポロビール

サッポロビールは、東京都渋谷区に本社を置くビールメーカーである。サッポロビールのシンボルといえば五陵星と呼ばれる星マークだが、実はこのマークの歴史は古い。さかのぼること1869年、北海道を開拓するべく派遣された、開拓使たちの乗った船の旗章に描かれた五陵星こそが、現在にも続くサッポロビールのシンボルなのだ。当時よりビール醸造は行われており、初めて「札幌ビール」として発売されたのは1877年のことだった。代表銘柄である「サッポロ黒ラベル」の発売を開始したのは1989年のことで、ファンに名づけられたビールの愛称をそのまま商品名にしたというエピソードがある。

2. ビールメーカーは世界だとどう?

日本の有名なビールメーカーを紹介したが、同じく海外の有名なビールメーカーについても知っておきたい。中でも世界中で流通する銘柄を造るビールメーカーを、ふたつにしぼって紹介しよう。

ハイネケン

ハイネケンは、オランダ・アムステルダムで誕生したビールメーカーである。代表銘柄は社名と同名の「ハイネケン」であり、日本ではキリンビールが販売している。1864年、アムステルダムの小さな醸造所を買収したことから歴史は始まった。1886年には独自開発の酵母であるハイネケンA酵母が生まれ、これがビール業界を揺るがす一大ニュースとなり、知名度を一気に広めたのである。現在では世界中で190ヵ国を超える国々で流通しており、世界でも有数のプレミアムビールとして愛飲されている。

アンハイザー・ブッシュ

アンハイザー・ブッシュは、1876年にドイツ系移民の手によってアメリカで誕生したビールメーカーである。2008年にベルギーのインベブ社によって買収、合併され、現在は事実上アンハイザー・ブッシュ・インベブの子会社である。メーカー名だけではピンとこない人が多いかもしれないが、実は「バドワイザー」を販売するビールメーカーだ。バドワイザーという社名ではないので、間違えないよう注意しよう。世界6大陸、80ヵ国以上の国々で流通しており、アメリカを代表するビールとして認知されている。

3. ビールメーカーの売上ランキングは?メーカーごとのおすすめの人も紹介

本項では、日本のビールメーカーの売上ランキングを、2020年の最新データをもとに紹介していこう。加えて、メーカーごとにどのような人におすすめなのかという点も解説しよう。新たなビールと出会うきっかけとしてもらいたい。

1位:キリンビール

堂々の1位に輝いたビールメーカーは、キリンビールだ。なんとアサヒビールを抜いて首位を奪還したのは、11年ぶりのことである。新型コロナウイルスの感染拡大による飲食店向けのビールの需要が激減したことがひとつの理由とされ、この間キリンビールは新ジャンルなど、家庭用を伸ばしたことが功を奏したといえるだろう。代表銘柄の「キリン一番搾り」はビールが苦手な人にとっても飲みやすい味わいなので、ビール初心者の人にもおすすめだ。

2位:アサヒビール

長年守り続けた1位を逃してしまったアサヒビールだが、それでも3位との差は大きく、さすがの強さを見せた。ちなみにアサヒビールは、過度なシェア競争を避けるという理由から、2020年より主要製品以外は販売数量の公表をしていない。こういった経緯も今回のランキング変動の要因のひとつなのかもしれない。代表銘柄の「アサヒスーパードライ」は、いわば日本のビールを代表する銘柄ともいえるブランドだ。ビールにキレのあるのどごしを求める人は、ぜひ選んでみよう。

3位:サントリー

上位2社からは離されてしまったものの、サントリーが3位にランクイン。ほかの主要ビールメーカーに比べるとビール醸造の歴史が浅いものの、代表銘柄である「ザ・プレミアムモルツ」や、新ジャンルの「金麦」の大ヒットもあって、ビールメーカーとしても地位を確立した。苦みを抑えた飲みやすい味わいのビールがラインナップされているので、女性にもおすすめしたいメーカーである。

4位:サッポロビール

サントリーに次いで4位にランクインしたのは、サッポロビールだ。ブランド力の高い銘柄が多いものの、売上自体があまり伸びていないことを意外に思う人もいるだろう。しかしビール党からの支持は厚く、2021年のはじめに行われたビールメーカーの人気アンケートでは、堂々の1位を獲得するなど、今後がさらに楽しみなメーカーである。代表銘柄の「サッポロ黒ラベル」をはじめ、「ヱビスビール」や「サッポロクラシック」など数多くの銘柄があるので、いろいろと飲み比べをしたい人にもぴったりである。

4. 各ビールメーカーのおすすめ銘柄は?

最後に、本記事で紹介してきたビールメーカーの販売するものから、おすすめしたい銘柄を紹介する。メーカーそれぞれの代表銘柄については前項でも触れているが、ここではさらに詳しく解説していこう。

キリンビール「キリン一番搾り」

「キリン一番搾り」は、一番搾り麦汁だけを贅沢に使用するという、メーカー独自の製法を用いて造られているビールである。原料のホップにもこだわっており、チェコ・ザーツ産のファインアロマホップ由来の華やかな香りが特徴だ。雑味がなくすっきりとした味わいを持ち、誰にとっても飲みやすく仕上がっている。

サントリー「ザ・プレミアムモルツ」

「ザ・プレミアムモルツ」は、プレモルの愛称でもおなじみのビールであり、高級志向のプレミアムビールを代表する銘柄としても知られている。口に含むとホップの豊かな香りが鼻に抜け、深いコクとやさしい甘みを感じられる。ワンランク上のビールとして、プレゼントにもおすすめだ。

結論

実はビールメーカーはそれぞれ古い歴史を持っており、現在もメーカー独自のこだわりを継承してビール醸造が行われているということを、よくわかってもらえただろう。今後は銘柄だけでなく、メーカーも意識してビール選びをしてみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2021年7月22日

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