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日本酒のランクについて徹底解説!ランク別のおすすめ銘柄も紹介

日本酒のランクについて徹底解説!ランク別のおすすめ銘柄も紹介

投稿者:ライター 森本泰斗(もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2021年7月11日

日本酒にはさまざまな銘柄が流通しており、スーパーマーケットやコンビニでも日常的に並ぶ日本の定番のお酒だが、そのすべてが同じ種類というわけではなく、それぞれランクで分けられていることをご存じだろうか。本記事では日本酒のランクについて詳しく解説する。ランク付けの基本やランクによる味の違いに加え、ランク別のおすすめ銘柄も紹介しよう。

  

1. 日本酒はランク付けされている?

はじめに、日本酒のランク付けの基本から解説する。過去と現在における日本酒のランク付けのルールに加え、ランク付けと密接な関係にある特定名称酒についても含め、詳しく紹介していこう。

日本酒のランク付けの過去と現在

日本酒は、過去には「特級」・「一級」・「二級」といった国から定められたランクが存在したが、現代の日本酒製造技術の多様化を受け、1992年には等級によるランク付けは完全に廃止された。その後は国が定めるランク付けはないものの、メーカーや蔵元が独自でランク付けを行うようになった。銘柄のラベルで見られる「特撰」や「上撰」、「佳撰」といった表記がそれにあたり、これまで特級品であったことを示すための表記であるといえるだろう。しかし現在ではこれらの表記で選ぶ人も少なくなり、特定名称がランク代わりになっていることも事実である。では、特定名称とは一体何を指す言葉なのだろうか。

日本酒の特定名称について

日本酒の特定名称とは、原料や精米歩合によって8種類に分けられる、日本酒の名称の違いである。順に紹介すると、まず米・米麹・醸造アルコールを原料にした日本酒の中で、精米歩合が70%以下のものを「本醸造酒」、精米歩合が60%以下、または特別な製法を用いたものを「特別本醸造酒」、そして精米歩合が60%以下で吟醸造りを用いたものを「吟醸酒」、精米歩合が50%以下のものを「大吟醸酒」と呼ぶ。次に米・米麹を原料にした日本酒の場合は、精米歩合に規定がないものを「純米酒」、精米歩合が60%以下、または特別な製法を用いたものを「特別純米酒」、精米歩合が60%以下で吟醸造りを用いたものを「純米吟醸酒」、精米歩合が50%以下のものを「純米大吟醸酒」と呼ぶ。どれにも該当しない日本酒は「普通酒」と呼ばれ、特定名称酒には入らない。精米歩合の数値が少ないほど高級品であるとされるので、ランク付けとしては特定名称の方が覚えやすいというポイントがある。

2. 日本酒のランクによる味の違い

では、日本酒のランクによる味の違いとは一体どのようなものなのだろうか。わかりやすく前項で紹介した日本酒の特定名称をランク代わりに、それぞれの味の違いを解説していこう。

日本酒の特定名称から見る味の違いとは

前項で紹介した順に味の特徴を解説すると、まず「本醸造酒」と「特別本醸造酒」は、味にクセがなく飲み方の幅が広いため、日常的に口にする日本酒の基本形といえるだろう。香りが抑えられているため、どのような食事にも合うことが特徴である。次に「吟醸酒」と「大吟醸酒」は、フルーティな香りとバランスのとれた味を持ち、日本酒の入門酒としても好まれている。ここで原料が変わり、「純米酒」と「特別純米酒」は、米の旨みやコクなど、蔵元の個性がしっかりと表れることが特徴で、まさに日本酒の王道ともいえるだろう。最後に「純米吟醸酒」と「純米大吟醸酒」だが、これらは蔵元の高級品として流通しており、一切の雑味のない澄んだ味と、上品な香りが特徴だ。ランク別にいろいろと飲み比べて、自分の好みを見つけてみてはいかがだろうか。

3. ランク別のおすすめ日本酒【純米酒】

ここからは、実際にランク別に日本酒のおすすめ銘柄を紹介していこう。まずは特定名称で純米酒にランク付けされる日本酒の銘柄から紹介する。純米酒というランクは、前述の通り日本酒の王道ともいえる種類なので、多くの人気銘柄が存在する。

石川酒造「多満自慢 純米無濾過」

「多満自慢 純米無濾過」は、東京都福生市に本社を置く、石川酒造が販売する純米酒の銘柄である。これぞ純米酒という、正統派の味とも称されており、お米の香りと旨みのインパクトの強さが特徴だ。さっぱりとした料理よりも、焼き鳥や鰻のかば焼きなど、こってりとした料理との相性がバツグンなので、ぜひ試してみよう。

新政酒造「純米酒 生成 -エクリュ-」

「純米酒 生成 -エクリュ-」は、秋田県秋田市に本社を置く、新政酒造が販売する純米酒の銘柄である。新政酒造の8代目当主は「日本酒業界の革命児」とも呼ばれ、斬新なネーミングやラベルデザインが特徴の、現代的な日本酒の銘柄を多数生み出していることで有名だ。もちろんその味もお墨付きで、こちらの銘柄は秋田県で開催された清酒の品評会で優等賞を受賞した本格派である。さらりとした口当たりとやさしい甘みは、日本酒が苦手な人にとっても飲みやすい。

4. ランク別のおすすめ日本酒【本醸造酒】

次に紹介するランク別の日本酒のおすすめ銘柄は、本醸造酒だ。本醸造酒は特定名称酒の中でも最も低いランクに位置するが、その味は日本の食卓のスタンダードとして広く愛される種類である。ランクが低い日本酒は美味しくない、という認識ではないことをよく覚えておこう。

菊正宗酒造「菊正宗 特撰 本醸造」

「菊正宗 特撰 本醸造」は、日本の酒どころである兵庫県神戸市東灘区に本社を置く、菊正宗酒造が販売する本醸造酒の銘柄である。伝統の生酛造り製法が用いられており、ふくらみのあるコクと旨みが冴える本格辛口の逸品だ。初めて本醸造酒を飲む人におすすめしたい。

朝日酒造「朝日山 本醸造」

「朝日山 本醸造」は、新潟県長岡市に本社を置く、朝日酒造が販売する本醸造酒の銘柄である。朝日酒造の日本酒といえば「久保田」が有名だが、こちらの銘柄も手軽に楽しめる本醸造酒として高い人気を誇っている。心地よい口当たりとやさしい旨みがあり、日常的に飲んでも飽きのこない仕上がりが特徴だ。

結論

日本酒のランク付けに加えて、特定名称酒ごとの味の違いなどについて詳しく知ってもらえただろう。これまでは日本酒の値段を見て、何となくランク付けをしていた人もいるかもしれないが、今後日本酒を選ぶ際は、本記事で紹介したポイントを思い出し、参考にしてもらいたい。
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  • 更新日:

    2021年7月11日

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