1. 山形のおすすめ日本酒【辛口編】

はじめに、多くの種類がある山形の日本酒の中でも、辛口タイプの銘柄からおすすめを紹介する。ただの辛口の日本酒と一言では表現できないような、独特の奥深さをじっくりと味わってみよう。
亀の井酒造「くどき上手 ばくれん」
「くどき上手 ばくれん」は、山形県鶴岡市に蔵元を置く、亀の井酒造が販売する日本酒だ。「くどき上手」といえば、浮世絵調のラベルデザインとインパクトのあるネーミングで全国的に知られる銘柄である。華やかな香りを持つ上品な味わいが特徴で、さまざまな種類がラインナップされているが、中でもこちらの「くどき上手 ばくれん」は、これまでのイメージを覆すほどの超辛口の味わいに仕上がっている。すっきりとした飲み口で飲み疲れしにくく、約2年間熟成させた深みのある風味は、多くのファンから高い支持を得る本格派だ。
水戸部酒造「山形正宗 純米辛口」
「山形正宗 純米辛口」は、山形県天童市に蔵元を置く、水戸部酒造が販売する日本酒だ。水戸部酒造の看板銘柄である「山形正宗」の中でも一番の売上を誇る、まさに定番の味わいである。ふくよかなお米の旨みが際立つ味わいが特徴で、キレが冴える後味は「銘刀の切れ味」とも称される。軽快な飲み口なので、さまざまな料理とも合わせやすい。
2. 山形のおすすめ日本酒【甘口編】

次は甘口タイプから、山形の日本酒のおすすめ銘柄を紹介していこう。山形は甘口タイプの日本酒も豊富なラインナップから選べるので、自分好みの味わいを見つけやすいといえる。ぜひ辛口タイプの日本酒と併せて、こちらも楽しんでみてもらいたい。
楯の川酒造「楯野川 純米大吟醸 清流」
「楯野川 純米大吟醸 清流」は、山形県酒田市に蔵元を置く、楯の川酒造が販売する日本酒だ。リーズナブルでありながら、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」では純米大吟醸酒部門で金賞を受賞するほどの実力派で、さわやかな口当たりと果実のようなフルーティな香りが楽しめる。楯の川酒造で造られる日本酒は、そのすべてが純米大吟醸酒であることも覚えておこう。
出羽桜酒造「出羽桜 純米吟醸 つや姫」
「出羽桜 純米吟醸 つや姫」は、山形県天童市に蔵元を置く、出羽桜酒造が販売する日本酒だ。原料米には、山形が10年もの時間をかけて開発したつや姫が使用されており、まるで洋ナシを思わせるような甘い芳香を持つ日本酒に仕上がっている。日本酒のアルコール感が苦手な人をはじめ、女性にとっても親しみやすい味わいである。
3. 山形の高級日本酒をプレゼントしたい

山形の日本酒は、もちろんプレゼントにもおすすめだ。とくに高級銘柄になれば、日本酒ファンの人にとっては忘れられない特別なプレゼントとなるだろう。本項では、山形の日本酒の中でもとくに高級品として知られる銘柄を紹介する。
高木酒造「十四代」
「十四代」は、山形県村山市に蔵元を置く、高木酒造が販売する日本酒だ。「十四代 本丸 秘伝玉返し本醸造」の販売を機に全国で大ブレイクした銘柄で、現在では流通する「十四代」シリーズのすべてがプレミアム日本酒として扱われ、日本を代表する高級銘柄として認知されている。どれも入手困難のため、日本酒ファンの人へ贈れば、最高級のプレゼントとなるだろう。
高木酒造「朝日鷹」
「朝日鷹」は、「十四代」と同じく高木酒造が販売する日本酒であり、「十四代」の原点とされる銘柄として有名だ。もとは高木酒造の看板銘柄で、「十四代」に引けをとらないほどの上質な味わいは、地酒ファンから根強い人気を誇っている。「十四代」に比べると手に入りやすい価格帯なので、日本酒の高級銘柄のプレゼントを考えている人は、こちらも検討してみよう。
結論
山形の日本酒には、個性豊かな味わいを持つさまざまな銘柄が販売されていることに加え、全国的に知られる高級銘柄もあるということを知ってもらえただろう。日本酒ファンの人であれば、一度は味わってもらいたい逸品揃いなので、機会があればぜひ手に取ってみてほしい。