1. 日本酒なのになぜ炭酸を感じるの?

日本酒は米でできたお酒だが、炭酸を感じるものもある。日本酒なのに炭酸を感じるお酒はいくつかの種類に分けられる。それぞれ異なった作り方で、炭酸の強さや風味もさまざまなので好みの種類を探してみよう。
活性にごり
麹菌が生きたままの生酒の状態で発酵が続いている日本酒。炭酸が強く吹き出ることがあるので、
開栓の際には注意が必要だ。とろとろとしたにごりのある見た目が特徴である。
開栓の際には注意が必要だ。とろとろとしたにごりのある見た目が特徴である。
瓶内二次発酵
瓶内二次発酵は、通常の炭酸が含まれていない日本酒にもろみなどを加えることで炭酸がうまれる。活性にごりと比較すると微炭酸で、やわらかい口あたりが楽しめる。
炭酸ガス注入
発泡していない通常の日本酒に、炭酸ガスを直接注入することで炭酸をうみだしている。麴菌による働きはとまっているので保存しやすく、低価格のものが多い。
2. 炭酸ガス入りのおすすめ日本酒

炭酸が感じられる日本酒のなかでも気軽に購入しやすいのが、炭酸ガスを注入したタイプだ。ここではスーパーやネットショップでも購入可能なおすすめの銘柄を紹介する。
宝酒造「澪」
炭酸ガスを注入したスパークリング日本酒で、炭酸とともにしっかりとした米の旨みが感じられる。マスカットのようなフルーティーな風味も楽しめる、飲みやすい日本酒だ。
男山「北の稲穂スパークリング500ml」
北海道産の酒造好適米を100%使用したスパークリング日本酒。甘さと炭酸によるさわやかな口当たりが楽しめる。
3. 日本酒の炭酸割りが美味しい

日本酒には炭酸が含まれる銘柄があることを紹介してきたが、炭酸入りの銘柄はまだまだ少数派だ。最寄りのスーパーなどではなかなか購入できないという人は、自宅で日本酒に炭酸を混ぜて楽しんでみよう。日本酒の炭酸割りは日本酒ハイボールと呼ばれることもあり、人気が高まっている。日本酒の炭酸割りに使用する日本酒に決まりはないが、風味が弱くなりすぎないように原酒などの少し濃いタイプを使用するのがおすすめだ。以下、日本酒の炭酸割りのもおすすめの銘柄を紹介する。
小嶋総本店「東光 純米吟醸原酒」
アルコール度数度は16度とやや高めの原酒。炭酸割りに使用しても薄くなりすぎず、米の旨みと吟醸のフルーティーな風味が楽しめる。
酔鯨酒造「酔鯨 特別純米酒」
辛口のすっきりとした味わいが炭酸割りにもおすすめ。飲みやすくさまざまな食事と合わせて楽しむことができる。スーパーなどでも購入しやすい銘柄なので、気になる人は購入してみよう。
4. 炭酸なしでも飲みやすい日本酒

これまで炭酸のさわやかな風味が楽しめる日本酒を紹介してきた。最後に、炭酸がなくても飲みやすいおすすめの銘柄を紹介する。日本酒初心者や強いクセのあるお酒は苦手という人にはぜひ参考にしてほしい。
新澤醸造店「伯楽星 純米吟醸」
ほのかにバナナのような香りを感じるフルーティーで飲みやすい純米吟醸。食事との相性もよく、しっかりと冷やして楽しみたい日本酒だ。
富久錦 「Fu」
ワインのようなフルーティーでやさしい甘さと酸味が感じられる日本酒。炭酸は入っていないが低アルコールで飲みやすい味わい。日本酒初心者にもおすすめの銘柄だ。
結論
日本酒には炭酸のさわやかな口当たりが楽しめる銘柄がある。活性にごり、瓶内二次発酵、炭酸ガス注入といった3つのタイプがあり、それぞれが異なった風味を持っている。炭酸が含まれる日本酒は飲みやすく、初心者や女性にもおすすめなので、気になる人は本記事で紹介した銘柄を一度購入してみてはいかがだろうか。