1. クラフトビールの意味とは?

クラフトビールという言葉はしばしば使われているがどのような意味を表しているのだろうか。ビールといえば日本ではアサヒやキリン、サントリーなど大手飲料メーカーが製造するラガービールが主流だ。もちろん大手メーカーだけでなく小規模メーカーでもビールは生産されている。クラフトビールという言葉はこうした小規模メーカーのビールと大手メーカーのビールで一線を画す意味で用いられる。
地ビール
クラフトビールとよく似た言葉に「地ビール」がある。もともと地ビールは地方でつくられるお土産用のビールとして定着し、クラフトビールよりも早く使用されていた言葉である。現在は地ビールとクラフトビールはほとんど同じような意味合いで使われる。
日本のクラフトビールおすすめ銘柄
ネットショップで購入可能なおすすめのクラフトビールを紹介する。普段は大手メーカーのラガービールしか飲まないという人も一度試してみてほしい。
エチゴビール「エチゴビール FLYING IPA」
大航海時代、イギリスからインドへ伝わったとされるインディアペールエール。苦味と深いコクのある風味が特徴のクラフトビール。
2. クラフトビール用語の意味を確認

クラフトビールを理解する上で、関連する代表的な用語の意味もいくつか覚えておきたい。ここでは、自分好みの味わいや香りを探すときに役立つ用語の意味を解説していく。まずはIBU(International Bitterness Units)だ。国際的な苦味を表しており、数値が高いものは苦味が強いことを意味する。SRM(Standard Reference Method)は数値が高いものは色合いが濃いことを意味し、スタウトなどの色の濃いものは35、ピルスナーは3など種類に応じて数値が振られている。
海外のクラフトビールおすすめ銘柄
クラフトビールのさまざまな用語について確認したところで、海外のクラフトビールのおすすめ銘柄を紹介する。国内でも購入可能な銘柄なので、クラフトビール好きは試してみてほしい。
ブリュードック「ブリュードッグ パンクIPA」
グレープフルーツの香りが広がり、モルトの甘みが楽しめるクラフトビール。
3. 新クラフトビール「豊潤496」の意味

クラフトビールという言葉は、もともと小規模メーカーが製造するビールに対して使用されていたが、2021年、大手メーカーであるキリンビールからもクラフトビールが発売された。通常のビールよりも手間と時間をかけたこだわりのビールという意味合いで使用されており、一般的なラガービールとの違いを実感することができる。独特なネーミングの496には2つの意味が込められている。1つ目はピタゴラスによって完全数と名付けられていることから品質を追求した完全なビールという意味だ。2つ目は毎日飲んでも飽きない味という意味だ。これは1から31までの数字を全て足すと496になることから意味が込められている。
キリンビール「SPRING VALLEY 豊潤496」
通常のラガービールの1.5倍の麦芽を使用した贅沢なクラフトビール。細かい泡立ちと麦の旨みが特徴。
4. 意味が分かったらクラフトビールを美味しく飲もう

ここまでクラフトビールの意味や関連する用語の意味について解説してきた。最後にクラフトビールを飲むときに意識したいグラスについて触れていく。缶や瓶のまま飲むという人もいるかもしれないが、クラフトビールを飲むときにはより香りや旨みを感じられるグラスを使用するのがおすすめだ。グラスはビールの種類によって最適な形状があり、形状の意味を理解して使用するとさらに楽しめるはずだ。
シュピゲラウ「シュピゲラウ ビールグラス クリア」
約24cmと高さのあるグラスでクラフトビールの中でもヴァイツェンスタイルに使用したい。グラス下部がすぼまっていることで泡もちがよく、フルーティーな風味が長く楽しめる。
ツヴィーゼル「ツヴィーゼル ビールグラス ペールエール」
先端がやや広がった形状のペールエールグラス。耐久性が高く、食洗機も使用可能な使い勝手のよい商品だ。
結論
クラフトビールは小規模メーカー・醸造所がつくったビールという意味で用いられることが多い。大手メーカーでも特にこだわったビールで、一般的な商品と異なるものに「クラフトビール」が使用されることが増えてきた。メーカーやビールのスタイルによって異なった風味が楽しめるので、いくつかのビールを飲み比べしてみてはいかがだろうか。