1. ホームタップでクラフトビールを楽しもう

はじめに、会員制の生ビールサービスであるホームタップについて解説していこう。CMなどで知名度はぐんと上がったが、一体どのような形でクラフトビールを楽しむことができるサービスなのだろうか。また、本項ではクラフトビール初心者のために、クラフトビールと一般的なビールの違いについても解説する。
クラフトビールとは?
クラフトビールとは、冒頭でも述べた通り、個性的な味わいや香りを持つことが特徴のビールである。しかし実はクラフトビールと名乗るための明確な定義はなく、その線引きは醸造所によって異なるのだ。ポイントはクラフトビールの「クラフト」という語で、これを和訳すると「技術」や「工芸」といった意味となる。つまりクラフトビールとは、造り手によって個性が明らかに異なるビールであることがわかるだろう。一般的に流通しているビールは主に大量生産で造られ、香味を楽しむというよりはのどごしを楽しむものだが、クラフトビールは少量生産で造られ、口に含むごとに広がる香味をゆっくりと時間をかけて楽しむものと覚えておこう。
ホームタップを利用してみよう
ホームタップとは、キリンビールが提供する生ビールサービスである。有料会員になると本格生ビールサーバーを無料でレンタルできるという内容で、選べるビールも豊富な種類がラインナップされている。キリンビールの看板商品である「キリン一番搾り」はもちろん、キリンビールのクラフトビール事業であるグランドキリンの銘柄も多く用意されているので、クラフトビールファンにぜひおすすめしたいサービスだ。クリーミーな泡立ちに徹底的にこだわっており、ビールの持つポテンシャルを最大限まで引き出した本格的な味わいを体感できることは、ホームタップならではのぜいたくといえるだろう。
2. ホームタップならクラフトビール専用グラスも欲しい

せっかくホームタップでクラフトビールを楽しむのであれば、グラスにもこだわって、より本格的に味わいたいものだ。本項では、ホームタップでクラフトビールを飲む際におすすめのグラスを紹介していこう。
クラフトビール専用グラスとは
ホームタップのCMを観たことがある人は、「そのビールなら、このグラス」というやりとりを記憶しているのではないだろうか。ビールを飲む際の定番といえば、ジョッキやピルスナーグラスが頭に浮かぶだろうが、クラフトビールの場合は少し異なるので、種類に合わせてグラスを選んでみよう。まず、香りを最大限に楽しみたいのであれば、飲み口が広く、胴がふくらんだチューリップグラスがおすすめ。次に、フルーティな泡立ちが特徴のホワイトビールなら、背が高く、根元にくびれのあるヴァイツェングラスを選んでみよう。苦みの強いIPAには、上部がたまご型で、持ち手部分が細い珍しい形状のIPAグラスがぴったりだ。このように、クラフトビールの種類によって合うグラスがあることも知っておきたい。
3. クラフトビールタップとは?

クラフトビールタップとは、東京を中心に6店舗展開しているクラフトビール専門のレストランである。ビアバーやビアレストランは全国に存在しているが、クラフトビールタップにはどのような特徴があるのだろうか。美味しいクラフトビールをお店で飲みたいという人は、ぜひチェックしてほしい。
クラフトビールタップとは
クラフトビールタップは、東京には秋葉原、新宿、渋谷などに5店舗、大阪には梅田に1店舗を構える、ビアホールスタイルのレストランだ。店名は、ビアサーバーの注ぎ口の意味を指す「タップ」に由来している。厳選された樽生ビールをはじめ、ボトルビールも多数揃っており、世界中から集められた45種類以上にも及ぶクラフトビールを心ゆくまで楽しめる。また、クラフトビールに合うこだわりの料理メニューも充実しているので、しっかり食べたい人にもおすすめだ。もし近場に店舗がある人や、訪れる機会があるという人は、足を運んでみてはいかがだろうか。
4. タップマルシェでクラフトビールのサブスク導入

好みのクラフトビールが定期的に届く、クラフトビールのサブスクをご存じだろうか。現在では多くのクラフトビールメーカーが参入しているサービスなので、耳にしたことがある人もいるだろう。本項では、キリンビールが提供する飲食店向けのサービスである、タップマルシェについて解説する。
タップマルシェとは
タップマルシェとは、フランス語で「市場」の意味を指す「マルシェ」という語が入っているように、誰でも気軽にクラフトビールと触れ合えるきっかけを作る場としてできあがった、キリンビールの新たな取り組みのひとつである。注ぎ口となるディスペンサーは、エスプレッソマシンのデザインをもとにしたスタイリッシュなフォルムが特徴で、多彩なカラーから選べることも魅力だ。3リットルの容量の専用ペットボトルを内部に設置することで、なんと1台で4種類ものクラフトビールの提供が可能となっている。2018年より全国の飲食店で展開がスタートしており、導入店は随時タップマルシェの公式サイトにも掲載されているので、ぜひお店で本格的な味わいを楽しんでみてほしい。
結論
クラフトビールは缶入りのものやボトル入りのものなど、さまざまな種類が販売されているが、ホームタップのようにサーバーから注いで飲むクラフトビールは、また違った格別な味わいがあるものだ。本格的なクラフトビールを楽しみたい人は、ホームタップをはじめ、クラフトビールタップや、タップマルシェ導入店などを利用してみるのもよいだろう。