1. ビールの糖質はどれくらい?

一般的に日本で飲まれる淡色ビールの場合、350ml缶1本あたりの糖質量は10~13gだ。これは角砂糖だと3つ分ほどで、お茶碗一杯分のご飯1/3くらいの糖質量である。缶ビールを毎日1本飲むくらいであれば大きな糖質摂取量にはならないのが分かるだろう。とはいえ糖質量の多いビールもあるため、まずは糖質が高めのビールにはどういったものがあるかをみてみよう。
サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」
サントリーの誇る、しっかりしたコクとうま味が特徴の贅沢な味わいのビールだ。糖質量は350ml1本あたり13.3gとやや多く、麦由来の甘みが強いビールは糖質が高めなことが分かる。
サッポロビール「ヱビス プレミアムブラック」
ローストした麦芽で造られる香ばしい香りが心地よい黒ビールだ。コクと深みがありじっくり味わうのに向いている。糖質量は350ml1本あたり13.7gで、このビールに限らず黒ビールは比較的糖質が高めのものが多い。
2. ビールの糖質0と糖質オフの違い

近年、健康志向の人に向けたビールのバラエティが増えてきている。糖質オフや0と表記のあるビールもよく見かけるようになった。このふたつの違いは、糖質オフ=100mlあたりの糖質量2.5g以下、糖質0=100mlあたりの糖質量0.5g以下となっている。次は糖質オフや0のビールの中からおすすめをみていこう。
アサヒビール「アサヒ アクアゼロ」
炭酸のしっかりしたキレのあるさわやかな味わいが特徴の新ジャンルビールだ。糖質ゼロで食物繊維やミネラルも入っているので、健康を意識する人にぴったりである。苦みやアルコールが控え目でスッキリしたビールを探している人におすすめしたい。
キリンビール「キリン 淡麗グリーンラベル」
ホップのフルーティな香りと心地よい苦みが楽しめる発泡酒だ。糖質は70%オフでありながら、通常のビールの味わいに近くどんな料理にも合わせやすい。健康は気になるが味わいも妥協したくない人におすすめだ。
3. ビールは糖質以外にプリン体にも気をつけよう

ビールを日常的に飲む人は、糖質摂取量だけでなく尿酸値にも気を付けたい。プリン体オフのビールを選ぶことで尿酸値の上昇を抑えられるため、数値が気になる人はぜひ積極的に取り入れよう。次はおすすめのプリン体オフビールを紹介する。
キリンビール「キリン のどごしZERO」
プリン体0、糖質や甘味料も0の新ジャンルビールだ。スッキリとキレのあるな飲み心地で食事に合わせやすく、ビールに近い味わいで人気が高い。
アサヒビール「アサヒ オフ」
プリン体0、糖質も0の体に優しい新ジャンルビールだ。アルコールは3~4%と低めの軽やかな味わいだが、麦の風味はしっかり感じられる。暑い季節の1本や喉の渇きを潤したい時におすすめだ。
4. ビールに合う糖質オフのおつまみ

糖質の量が気になる人は、ビールだけでなく一緒に食べるおつまみ選びにも注意したい。お酒を飲んでいると食欲がわいて、気付かないうちに糖質量の多いものをたくさん食べてしまいがちなためだ。最後はコンビニなど手軽に手に入る、ヘルシーな糖質オフのおつまみをみていこう。
サラダチキン
肉類のおつまみは高タンパク質なものが多く、中でもサラダチキンは既に味付けされていて準備も楽だ。お腹の満足感もある低糖質メニューなので、積極的に野菜などと一緒に取り入れてほしい。
あたりめ
お酒のお供として親しみのあるあたりめは、ちょっと小腹が空いているときにおすすめな低糖おつまみだ。噛む回数が多くなるため満腹感を感じやすく、脂肪分も少ないためダイエット中の人にも良い。
魚の水煮缶
サバなどの水煮缶も、魚と食塩だけで作られる体に優しい低糖質おつまみだ。味噌や醤油で自分好みに味付けを変えてみるのも良いだろう。
結論
ビールをやめるのは簡単ではないが、健康志向の商品にシフトするのであれば難しくないだろう。ビールメーカーもより味わいの優れた糖質オフ商品を日々生み出しており、通常のビールに近い味わいのものも増えてきている。糖質が少ないからと油断して飲みすぎないように気を付けながら、毎日の晩酌タイムを楽しんでほしい。