1. 赤ワインのカロリーや効能
赤ワインはお酒の中では健康的というイメージを持っている人もいるのではないだろうか。ここでは美味しくお酒を楽しみたいけれど、健康にも気を遣いたい人に向けて赤ワインのカロリーや効能を紹介する。
赤ワインのカロリー
赤ワインのカロリーは100mlあたり約70kcal。ほかのお酒と比較すると同量の場合、日本酒は約100kcal、ビールは約40kcal、ウイスキーは約230kcalとなっている。アルコール度数に比例してカロリーも増えるので、赤ワインは低いと言えるだろう。
赤ワインの糖質
赤ワインの糖質は100mlあたり約1.5g、ビールは約3.1g、日本酒は約3.6gとなっており糖質は醸造酒のなかでは低めだ。ちなみにウイスキーは蒸留酒のため糖質は含まれていない。
赤ワインの効能
赤ワインはポリフェノールが豊富に含まれている。ポリフェノールは生活習慣病予防が期待できる抗酸化作用がある。
2. 赤ワインと白ワインの違い
ワインを飲むときに赤ワイン、白ワインどちらを選ぶことが多いだろうか。赤ワインと白ワインはその色の違いだけでなく、味や香りも大きな違いがある。この違いは主に使用するぶどうの品種と製法によるものだ。赤ワインは原料に黒ぶどう、白ワインは主に白ぶどうを使用している。ここで注意が必要なのは白ワインにも黒ぶどうを使用しているものがある点だ。赤ワインはぶどうの皮や種も一緒に発酵させることで、濃い色味と渋みのある味わいが生まれる。白ワインは果汁のみを使用し、発酵させているため雑味のない色と味わいになる。
3. 赤ワインの種類
赤ワインにもさまざまな味わいや香りの銘柄がある。これらは産地や味わいのタイプ、ぶどうの品種などによって大まかなジャンル分けが可能だ。ここでは赤ワインを選ぶ際に参考にしたい主なポイントを紹介する。
産地
赤ワインを選ぶときにまず確認したいのが産地だ。フランスではボルドーやブルゴーニュが代表的な産地で、高い品質の赤ワインを生産している。国産ワイン以外にもイタリアやスペイン、アメリカ、チリ、オーストラリアなども多くの赤ワインを生産しており、それぞれ異なった個性を持つ。
ボディ
赤ワインを選ぶときに参考にしたいのがボディのタイプだ。大きく分けてフル、ミディアム、ライトの3つに分けられる。力強い味わいのワインが好みの場合はフルボディ、軽くの見やすいものはライトボディを選ぼう。
ぶどうの品種
赤ワインを選ぶときにぶどうの品種も重要なポイントだ。多くの品種が原料に使用されているが、とくに有名なものはカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、ピノノワールだ。カベルネ・ソーヴィニヨンは渋みがあり重たい飲み口、メルローはまろやかでコクのある味わい、ピノノワールはすっきりとした酸味が特徴だ。
4. 赤ワインに合うつまみや料理
赤ワインは料理と合わせて飲むと、そのまま飲むよりも美味しく味わえる。ここではライトボディ、ミディアムボディ、フルボディと味わいのタイプに合わせたおすすめの料理を紹介する。
ライトボディ
ライトボディの赤ワインは脂の少ないあっさりとした料理がおすすめだ。魚料理やあっさりとした味付けの料理を用意しよう。
ミディアムボディ
ミディアムボディの赤ワインはあっさりとした料理、濃厚な料理どちらにも合わせ安いバランスのとれた味わいだ。好みの肉料理などと合わせて楽しみたい。
フルボディ
フルボディの赤ワインは渋みや重厚さがあるので、負けないような濃い味付けの料理や脂の多い料理がおすすめだ。デミグラスソースなど赤ワインを使用する料理は相性バツグンなので、一緒に合わせてみよう。
5. 赤ワインを使ったカクテル
赤ワインはそのまま飲むだけでなく、カクテルへのアレンジが可能だ。ここでは自宅でもつくりやすいおすすめの赤ワインカクテルを紹介する。
赤ワイン×コーラ 「カリモーチョ」
カリモーチョは赤ワインとコーラを同量の割合で混ぜてつくる。コーラの甘さや炭酸のさわやかさが加わり飲みやすいカクテルだ。
赤ワイン×ジンジャーエール 「キティ」
キティは赤ワインとジンジャーエールを同量の割合で混ぜてつくる。さっぱりとした味わいが美味しいカクテルだ。
赤ワイン×カシス 「カーディナル」
カーディナルは赤ワイン4に対してカシスリキュール1の割合で混ぜてつくる。カシスの風味が加わり、果実味溢れるカクテル。
赤ワイン×オレンジジュース
赤ワインとオレンジジュースを同量混ぜるだけでも美味しいカクテルがつくれる。オレンジの酸味が加わった飲みやすい味わい。
6. おすすめ赤ワイン3選
赤ワインについて基本的な知識を知ったところで、おすすめの銘柄を紹介する。
Domane Barons de Rothschild「ドメーヌ バロン ド ロートシルト ポーイヤック レゼルブ スペシアル」
フランスボルドー地方でつくられた赤ワイン。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローを使用したフルボディの味わい。
Produttori del Barbaresco「ピエモンテ DOCGバルバレスコ」
イタリアピエモンテでつくられるDOCG赤ワイン。ミディアムからフルボディの味わいでしっかりとした味付けの食事にも合わせやすい。
Peter Lehmann「バロッサン シラーズ」
シラーズ種を使用したオーストラリアの赤ワイン。力強いフルボディの飲み口。
結論
赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨンやメルロー、ピノノワールなどを皮や種ごと使用してつくられたもので濃厚な色合いと香り高い風味が楽しめる。食事との相性もよく、味わいのタイプに応じてさまざまなマリアージュを楽しみたい。