目次
- 白ワイン
- ソーダ
- カットしたレモンorライム
- 氷
1. スプリッツァーとは?

まずはスプリッツァーというカクテルがどういったものかについてみていこう。
スプリッツァーの発祥
スプリッツァーの発祥は、音楽家モーツァルトが生まれたオーストリアのザルツブルクと言われている。毎年この街で行われるザルツブルク音楽祭でも、スプリッツァーが振舞われるそうだ。
スプリッツァーの味わい
スプリッツァーは白ワインを炭酸水で割って作るカクテルのため、さっぱりとした清涼感のある味わいだ。冒頭でも少し触れたが人気に火を付けたのはダイアナ妃の存在で、スプリッツァーはダイアナ妃の愛飲カクテルとして一気に認知度が上がった。
スプリッツァーのアルコール度数
スプリッツァーのアルコール度数は5~7%とカクテルの中では低めの部類だ。使うワインのアルコール度数や入れる炭酸水の量で自分に合う強さに調整できるのが嬉しい。
スプリッツァーのカクテル言葉
花言葉のようにカクテルにもカクテル言葉が存在する。スプリッツァーが持つカクテル言葉は「真実」で、スッキリしたピュアな味わいによく合った意味ではないだろうか。心置きなく語り合える人と楽しみたいカクテルだ。
2. スプリッツァーの美味しい作り方

次は基本的なスプリッツァーの材料と作り方を確認しよう。
材料
作り方
ワイングラスに氷を入れ、白ワイン、ソーダの順に3:2の量で注ぐ。炭酸が抜けないよう軽くかき混ぜ、ライムやレモンを添えればスプリッツァーの完成だ。ワインの量を変えたり炭酸に甘みのあるものを使うなど、自分の気分や好みでスプリッツァーの味わいを調節してみるのも楽しい。
3. スプリッツァーのアレンジレシピ

スプリッツァーは簡単に作れるだけでなく、アレンジレシピが多いのも嬉しいポイントだ。次はスプリッツァーをよりいっそう楽しめるアレンジレシピをみていこう。
スプリッツァールージュ
スプリッツァーの基本レシピで使う白ワインを赤ワインに変えるとスプリッツァールージュというカクテルになる。基本のスプリッツァーよりも渋みや飲みごたえが感じられる。赤ワインが好きな人はぜひ試してみてほしい。
ビアスプリッツァー
スプリッツァーに使う炭酸水をビールに変えると、ビアスプリッツァーというカクテルになる。ビールが持つホップの苦みやさわやかさと白ワインの酸味が合わさった、ユニークでさわやなカクテルだ。できれば氷を使わず、グラスと材料をしっかり冷やしてから作ろう。
ブランデースプリッツァー
ブランデースプリッツァーは白ワインの代わりにブランデーを使ったカクテルだ。ブランデーと炭酸水は1:3の割合で作るのが標準レシピだが、もちろん好みの割合で作ってよい。レモンやライムよりもブランデーと相性がよい、オレンジのスライスを添えて試してみてほしい。
4. 白ワインベースのカクテル

ワインはそのまま楽しむものというイメージがあるかもしれないが、白ワインで作れるカクテルはスプリッツァー以外にもたくさんある。最後に白ワインベースの美味しいカクテル4種類をみてみよう。
キール
キールはフランス、ブルゴーニュ地方で生まれたカクテルで、ワインを使ったカクテルで最も人気があるともいわれている。白ワインにカシスリキュールを加えるカクテルで、甘酸っぱい味わいから食前酒として飲まれることが多い。
オペレーター
白ワインをジンジャエールで割った、さわやかで飲みやすいカクテルだ。スプリッツァーよりも甘みがあるため甘口のカクテルを楽しみたい人におすすめしたい。ワインだけでなくジンジャエールの甘辛度でも味わいが変わるので好みに合わせて作りやすいのも特徴だ。
ベレッタ
白ワインベースのカクテルの中でもよりお酒らしさを感じさせるのがベレッタだ。白ワイン90mlにベルモットを30ml、15mlずつジン、オレンジキュラソーを加え、最後にアロマティックビターズを数滴垂らす。複雑な味わいだがさっぱりとしていて、アルコール度数は高めだが飲みやすいカクテルだ。
白ワインクーラー
ワインクーラーは通常はロゼワインを使うカクテルだが、それを白ワインに変えたものが白ワインクーラーだ。グレナデンシロップ、オレンジジュース、ホワイトキュラソーなど甘めの材料を使うため飲みやすく、スプリッツァー同様に清涼感が楽しめる。
結論
スプリッツァーは簡単なレシピで、白ワインをいつもと違った味わいで楽しめるカクテルだ。飲み飽きてしまったワインがあるときやいつもと違う雰囲気で酔いたいときは、ぜひこういったカクテルも試してみてほしい。お酒の持つ無限の楽しみ方に触れることで、あなただけの一杯も作れるかもしれない。