目次
1. ホットワインとは

ホットワインは温めたワインに甘味や香辛料などを入れて作る飲み物だ。クリスマスマーケットでホットワインを見かけることも多いだろう。温かいワインに香辛料が香って寒い冬にぴったりだ。ヨーロッパでは中世の時代から飲まれていたといわれている。「ホットワイン」という名前は日本での呼び方で、ドイツでは「グリューワイン」、英語では「モルドワイン」など、国によっていろんな呼び名がある。国や地域によってレシピもさまざまだ。白ワインが有名な北イタリアやフランスのアルザス地方では白ワインを使ってホットワインが作られている。
2. ホットワインの嬉しい効果3選

ホットワインはただ美味しいだけでなく、健康に嬉しい効果も期待できる。ヨーロッパでは風邪の引きはじめにホットワインを飲むこともあるという。ここではホットワインを飲むことで期待できる代表的な効果を紹介しよう。
効果1.冷え対策に効果的
ワインなどのアルコール飲料を飲むと、血管が広がって血流が促進するため体温が上がる。その上、ホットワインは温かいため、体をより温めてくれる。そのためホットワインは冬や夏のクーラーなどによる体の冷え対策にぴったりなのだ。
効果2.寝つきが良くなる
ホットワインは冷え対策になると紹介したが、手先や足先まで温もるので寝つきもよくなる。ホットワインにするとアルコール分が蒸発するため度数も落ち着き、寝る前でも飲みやすい。そして甘い香りで心も和らぐとほっとして眠りやすくなるだろう。
効果3.動脈硬化を予防する
ホットワインにはポリフェノールが含まれている。ポリフェノールには動脈硬化を引き起こす一因になるLDLコレステロールが酸化するのを防ぐ効果を期待できる。そして、ホットワインを飲んで血行をよくしておくことで動脈が硬くなるのを予防する効果も期待できるだろう。
3. 【赤ワイン】ホットワインレシピ3選

ここでは赤ワインを使ったホットワインの作り方を紹介しよう。ホットワインに入れるスパイスに決まりはないが、シナモンやスターアニス(八角)、クローブを入れるのが人気。フルーツは香りのよいオレンジやレモンなどの柑橘類がおすすめだ。
レシピ1.オーソドックスな作り方
鍋に赤ワイン、グラニュー糖(適量)、お好みのスパイスを入れ、沸騰する直前まで温める。好きなフルーツを入れて少し温めたら火を止める。カップに注いで、ホットワインの甘みが足りなければ調節する。
レシピ2.ジャム入りホットワインの作り方
鍋に赤ワイン、お好みのスパイスとジャム(適量)を入れて沸騰する直前まで温める。カップに注いで、甘みが足りなければジャムを追加する。
レシピ3.ラム酒入りホットワインの作り方
鍋に適量の赤ワインとラム酒、グラニュー糖、お好みのスパイスを入れて沸騰直前まで温める。カップに注いで、ラム酒の量や甘みが足りなければ調節する。
4. 【白ワイン】ホットワインレシピ3選

次に白ワインのホットワインの作り方を紹介する。白ワインを使った場合のホットワインは、赤ワインと比べてすっきりと飲みやすいのが特徴だ。
レシピ1.ジンジャーハニーホットワインの作り方
ショウガを適量すりおろす。白ワイン、ショウガ、ハチミツを鍋に入れて火にかける。またはカップに材料を入れて電子レンジで温める。ホットワインの甘みが足りない場合はハチミツで調節する。
レシピ2.ベイクドアップルホットワインの作り方
リンゴの芯をくり抜いた穴にシナモンパウダーとグラニュー糖を入れる。リンゴを耐熱皿に乗せ、200℃のオーブンで30分焼く。焼きリンゴができたら鍋に入れて、白ワイン、シナモンスティックと合わせ、沸騰直前まで火にかける。レモンの皮を入れて少し温めたら火を止めてカップに注ぐ。お好みで砂糖やハチミツで甘みを調節する。
レシピ3.レモンホットワインの作り方
白ワインとレモン果汁、ハチミツを鍋に入れて火にかける。カップに注いで、お好みでホットウィ案の甘味を調節する。
5. 【ロゼワイン】ホットワインレシピ

ロゼワインを使ったホットワインは色も美しく、パーティーなどでもおすすめだ。ロゼワイン、ハチミツ、お好みのスパイスとフルーツを鍋に入れて火にかける。沸騰直前まで温まったら火を止める。カップに注いで、ホットワインの甘さが足りなければお好みで調節する。ロゼワインの色と同じベリー系のフルーツで作ると、見た目にもきれいで甘酸っぱいホットワインが楽しめるだろう。
結論
甘く温かいホットワインは、飲んでおいしいだけでなく、嬉しい効果まで期待できることを解説した。自宅でのホットワインの作り方はワインの種類からスパイス、甘み調節まで自分の好みでアレンジできる。ぜひ自分好みのホットワインを見つけてみてはいかがだろうか。