目次
1. ワインのアルコール度数はどのくらい?

ワインを飲むときに気になるのがアルコール度数。お酒があまり強くない人はワインを飲んですぐに酔ってしまったという経験はないだろうか。ここではワインのアルコール度数がどの程度か、ほかのお酒と比較してどの程度の水準なのか紹介していく。
赤ワインと白ワイン、アルコール度数が高いのはどっち?
一口にワインといってもアルコール度数はさまざまだ。銘柄によっても異なるが、大きく赤ワイン、白ワインで分けることができる。赤ワインのアルコール度数は11度から15度程度。一方白ワインはやや低めで9度から14度程度となっている。
ワインのアルコール度数は酒類の中では高い?低い?
ワインのアルコール度数は9度から15度程度であるが、ほかのお酒はどうだろうか。自宅で飲む人も多いビールのアルコール度数は5度程度が一般的。日本酒は14度程度とワインと近いアルコール度数だ。蒸留酒である焼酎は25度、ウイスキーは40度程度とワインより高め。全体的にみるとワインは中間程度に位置するアルコール度数のお酒といえる。
2. ワインのアルコール度数に違いが生まれる理由3選

次になぜ同じワインというお酒でもアルコール度数が異なるのか、3つのポイントで解説する。
1.ブドウの品種の違い
ワインのアルコール度数が銘柄によって異なる大きな理由のひとつが、原料に使用するブドウの品種の違いだ。一般的に糖度が高いブドウの方がアルコール度数が高くなる。
2.ブドウの産地の違い
ワインに使用されるブドウはさまざまな場所で生産されている。それぞれの産地で温度や気候が異なり、同じ品種のブドウであってもブドウの品質は一定ではない。そのためアルコール度数の違いが発生する。
3.ワインの製造工程の違い
ワインの製造工程もアルコール度数に影響を与える。ぶどうの収穫時期が違えば糖度は異なり、さらに発酵をどの程度の期間行うかでアルコール度数は変化する。
3. アルコール度数が低いおすすめワイン3選

ワインは好きだけれどアルコール度数の強いものは苦手という人もいるだろう。ここではアルコール度数が低めのワインからおすすめ銘柄を紹介する。
ボン・ルージュ「メルシャン 甘熟ぶどうのおいしいワイン 赤」
ブドウの甘さがしっかりと感じられる赤ワイン。酸味や渋みが少なくワイン初心者でも楽しめる。アルコール度数は4度と低め。
サンテロ「サンテロ 天使のアスティ」
イタリアピエモンテ州でつくられた白ワイン。味わいは甘口でアルコール度数も8度と低め。
マドンナ「ファルケンベルク アウスレーゼ」
ドイツでつくられる甘口の白ワイン。リースリングやケルナーなどのぶどう品種を使用した飲みやすい味わい。アルコール度数は8度と控えめ。
4. アルコール度数が高いおすすめワイン3選

最後にアルコール度数が高めの飲みごたえがしっかりとしたワインから、おすすすめ銘柄を紹介する。気になる銘柄があれば購入を検討してみてはいかがだろうか。
イーストインディア「マデイラ 10年」
ポルトガルでつくられた赤ワイン。アルコール度数は19度と高めでチョコレートやスパイスのような香りが感じられる。甘口で飲みごたえのあるワインなので食後酒としてもおすすめ。
グラハム「グラハム ファイン ルビー ポート」
1820年創業のグラハム社がつくるポートワイン。ルビーのような色合いが美しい赤ワインで、アルコール度数は19度。
オズボーン「バイレン ドライ オロロソ OSBORNE シェリー酒」
肉料理や生ハムなど味の濃い料理と相性がよいシェリー酒。アルコール度数は20°と高めながら辛口ですっきりとした味わい。
結論
ワインのアルコール度数は製造工程やブドウ品種、産地などさまざまな条件に影響される。一般的に赤ワインの方が白ワインよりもやや高めの度数となっているので、ワイン初心者は白ワインから挑戦してみてはいかがだろうか。