1. スーパーで買えるおすすめの安い純米酒

日本酒をみかける身近な場所といえばスーパーという人が多いだろう。スーパーに並ぶ手ごろな商品の中から、おすすめの純米酒をみていこう。
三輪酒造「白川郷 純米にごり酒」
合掌造りで有名な白川郷がある、岐阜県白川村からの依頼で開発されたにごり酒だ。大昔から造られていたどぶろくを再現したとても濃厚な味わいで、甘酒のような甘みが楽しめる。しっかり冷やして飲むか、オンザロックにするのもおすすめだ。
菊正宗酒造「菊正宗 上撰 生もと純米」
兵庫県神戸市で、生もと造りという伝統的な酒造りの手法で仕込まれる純米酒だ。スッキリした飲み口でありながら、米由来のコクもしっかり味わえる辛口で、冷やして飲むのもよいが燗酒として飲むとより本領を発揮する。
白鶴酒造「白鶴 米だけのまる 純米酒」
一度はみたことがあるであろう白鶴酒造「まる」の純米酒バージョンだ。軽やかな味わいの中に米の旨みも感じられ、普段いただくような家庭料理と幅広く寄り添う。この商品にはカップ酒もあるので、まずは少しだけ試してみたい人にもおすすめだ。
2. 初心者におすすめの飲みやすい純米酒

まだあまり日本酒を飲んだことがない人には、できるだけ飲みやすいものから試してほしい。日本酒初心者に飲んでほしいおすすめ純米酒をみていこう。
株式会社 福光屋「加賀鳶 極寒純米 辛口」
商品名に極寒とある通り、寒さの厳しい、そして酒造りに適した冬の時期に仕込まれている。スッキリとしたキレと純米酒ならではの旨みも感じられ、ついもう一杯飲みたくなるお酒だ。
小西酒造「白雪 純米にごり酒」
にごり酒でありながら軽やかな飲み口の純米酒で、やさしい甘みもありとても変飲みやすい。そのままでも十分楽しめるが、より飲みやすくなるので炭酸飲料やジュースで割ってみるのもおすすめだ。
青木酒造「雪男 純米酒」
米の産地として有名な新潟県魚沼地方で造られる純米酒で、地域が豪雪地域であることが商品名の由来となっている。キリっとした淡麗さに米の持つ旨みが合わさった味わいで、軽快な辛口の純米酒を飲みたい人におすすめだ。
3. 通におすすめのプレミアム純米酒

ワインやウイスキーに比べると価格が安いものが多い日本酒だが、需要過多でプレミア価格がついている銘柄もある。次は、通にぜひ飲んでほしいおすすめのプレミアム純米酒をみていこう。
高木酒造 「十四代」
言わずと知れた入手困難な高級銘柄が、山形県で造られる十四代だ。淡麗辛口の日本酒が流行っていた時代に、フルーティーで甘みのあるお酒を投じて日本酒のトレンドを変えた風雲児的な存在である。定価ではほぼ入手不可能なので、居酒屋などでみつけたときはぜひ試してみることをおすすめする。
両関酒造「花邑」
前述した十四代を造る高木酒造から技術指導を受けて造られたという銘柄で、日本酒好きの間で人気が高い。花を思わすような香りとしっとりと甘い味わいで、飲んだ人を恍惚な気分にさせる純米酒だ。
新政酒造「新政」
独自のこだわりを持った酒造りでファンの多い、秋田県が誇る人気銘柄だ。造るのは4合瓶の純米酒のみ、自社酵母である6号酵母のみが使われている。フルーティーでモダンな味わいの純米酒ばかりなので、今までとは違うスタイルの日本酒を飲みたい人におすすめしたい。
4. 純米酒に合うおすすめのおつまみ

純米酒は米の味わいがしっかりしていることから、白ご飯に合うものと相性がよいといわれる。その中からとくに試してほしいおすすめのおつまみをいくつか紹介しよう。
魚の煮つけ
日本酒といえば魚、というイメージが強いがその通りであり、純米酒も刺身から揚げ物まで魚料理との相性はとてもよい。中でも純米酒は味付けの濃いものと合うので、魚の煮つけと一緒にいただくのがとくにおすすめだ。
グラタン
意外に思われるかもしれないが、純米酒はバターやホワイトソースなど乳製品を使った洋風のレシピとも相性がよい。クリームコロッケやクリームシチューなどと合わせてみるのもおすすめだ。
肉野菜炒め
ソーセージや豚バラ肉などを使ったボリュームのある肉野菜炒めも純米酒とよく合い、箸の進むおつまみだ。栄養バランスもよく用意も簡単なのが嬉しい。
結論
純米酒には気軽にスーパーで買えるものから、通におすすめの希少銘柄まで幅広い種類がある。価格も手ごろなものが多く、どんなおつまみにも合わせやすいのが嬉しいお酒だ。これから日本酒を飲むという人にも、ぜひここで紹介したものから試してみてほしい。