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プレッツェルとは?ドイツ発祥のパンの意味やカロリー、作り方などを紹介!

プレッツェルとは?ドイツ発祥のパンの意味やカロリー、作り方などを紹介!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

鉛筆アイコン 2021年4月20日

ドイツ発祥の菓子パンの一種である「プレッツェル」。本場ドイツではごく当たり前に食べられているパンであり、近年は日本でもプレッツェルを楽しめる飲食店が増えている。今回はそんなプレッツェルの基本、特徴、家で作る方法、美味しい食べ方などについて解説する。まずは「プレッツェルとは?」という基本や概要から確認していこう。

  

1. プレッツェルとは?

プレッツェル(pretzel)とは、独特な結び目が特徴的なドイツ発祥のパンである。基本的には甘さのないプレーンタイプだが、甘いものやチーズが練り込まれたものなどもある。本場ドイツでは、日常的にビールやウインナーとともに食べられることが多いようだ。また、発祥こそドイツではあるものの、現在は世界中で作られており、地域によって柔らかかったり硬かったりして特徴が異なる。

プレッツェルの由来と意味

日本では「プレッツェル」と英語読みされることが多いが、ドイツでは「ブレーツェル(brezel)」と呼ばれている。名前の由来は諸説あるが、ラテン語でブレスレットという意味がある「bracellus」が語源になっていると考えられている。また、その見た目が「祈っているように見える」ことから、キリスト教徒の間では神聖な食べ物として見なされていたという説もある。

プレッツェルの誕生と歴史

プレッツェルの正確な起源はわかっていない。古い歴史では、西暦600年過ぎにイタリアの僧侶によって作られたとされている。当時は、祈りを学ぶ子供たちにご褒美として焼いた生地を与えていたそうだ。また、「南フランスの修道院で誕生した」という説や、「ドイツで人質になっていたパン職人が作った」という説などもある。なお、少なくとも12世紀までには誕生していたとされている。

2. プレッツェルの主な特徴とは?

ドイツ発祥のプレッツェルには、他のパンには見られない特徴がいくつかある。そこでプレッツェルの特徴についても、もう少し詳しく紹介しておこう。

特徴1.ユニークな見た目をしている

プレッツェルの特徴の1つ目がその独特な形で、一般的にはリボンのような結び目を作って焼き上げている。また、リボン状の結び目であることが多いが、棒状のもの、一口サイズのもの、編み込み型のもの、四角いものなども存在する。このようにプレッツェルは非常にユニークな見た目をしている。

特徴2.シンプルな素材で作られる

プレッツェルの特徴の2つ目は、その素材である。現在はさまざまな味のプレッツェルが売られているが、もともとは小麦粉と水だけで作られていた。また、徐々に進化するが、それでもイーストや重曹だけと素材がシンプルである。なお、卵や牛乳などが使われていないため、キリスト教徒たちが動物性食品を食べられない「四旬節」の時期でも、教徒たちはプレッツェルを食べられたとされている。

特徴3.地域により硬さが違う

プレッツェルの特徴の3つ目は、硬さが異なるというものだ。地域によって異なるが、一般的にドイツなどでは、大きなプレッツェルをふっくらと焼き上げた「パンタイプ」が好まれている。また、北米などでは、小さなプレッツェルをカリッと焼き上げた「スナックタイプ」が主流になっているという。このようにプレッツェルは長い年月をかけて、その地域特有のものへと進化していった。

3. プレッツェルのカロリーと主な栄養素

プレッツェルは使われている食材や大きさなどにより異なるが、一般的には100gあたり260kcal程度とされている。また、プレッツェルの主な原材料は小麦粉である。小麦粉は炭水化物を多く含んでいるが、その他にも植物性たんぱく質・脂質・ビタミン類・ミネラル類もバランスよく含んでいる(※1)。カロリーや栄養面の特徴は以下の記事でも詳しく解説しているのでチェックしてみよう。

4. プレッツェルの作り方とは?

プレッツェルは、家でも作ることが可能である。本来は小麦粉・イースト・重曹だけで作るが、家で作るときには強力粉・水・牛乳・無塩バター・ドライイースト・砂糖・塩・粗塩・重曹などを用意しておこう。これらを用意したら、以下のような手順で作るようにしよう。

プレッツェルの基本的な作り方

  • ボウルに強力粉・砂糖・塩・イーストを入れて混ぜる
  • (1)のボウルにバター・牛乳・水を入れてよく混ぜる
  • 打ち粉を台の上で生地が滑らかになるまでよく捏ねる
  • ボウルに(3)を戻してラップし、30分程度発酵させる
  • ガスを抜いて適当な大きさに分けてからさらに発酵させる
  • 生地を棒状に30cmほど伸ばし、両端をさらに細く伸ばす
  • 左右の先端をクロスさせてたら、さらに一ねじりさせる
  • 生地の先端を円の中に入れることで形を整える
  • 鍋に重曹水を作っておき、30秒程度茹でる
  • 茹でたプレッツェルに粗塩をふっておく
  • 200℃に予熱しておいたオーブンで20分程度焼けば完成

5. プレッツェルの美味しい食べ方3選

ドイツではプレッツェルは、食事やおやつ、おつまみなどさまざまなシーンで食べられている。ここでは、パンタイプのプレッツェルを美味しく食べるためのポイントを紹介する。

食べ方1.そのまま食べる

出来立てのプレッツェルが食べられるなら、そのまま食べるのがおすすめだ。食べるときにはトッピングの粗塩が塩辛い可能性があるため、少し粗塩を落として食べるほうがよい。焼きたては非常に柔らかいため、小麦粉をはじめとするプレッツェル本来の美味しさを楽しむことが可能だ。

食べ方2.チーズトースト風にして食べる

そのまま食べても美味しいプレッツェルに、チーズなどの具材をトッピングするのもおすすめだ。上下に半分に切ってから、断面にバターを塗ってチーズをトッピング。それからトースターで焼けば美味しいチーズトースト風になる。朝食やランチにもおすすめの食べ方となっている。

食べ方3.サンドイッチにして食べる

上下に切り分けたプレッツェルに、好きな具材を挟んでサンドイッチにするのもおすすめである。ベーコン・レタス・トマトを挟んでBLTサンドにしても美味しいし、クリームチーズやアボカドなどを挟んでも美味しく食べられる。ボリュームもアップするので、これ1品でお腹いっぱいになれる。

結論

ドイツ発祥のプレッツェルは、長い歴史の中で「パンタイプ」と「スナックタイプ」の2つが作られるようになった。今回紹介したのは、主に本場ドイツで食べられている、フワフワの食感が特徴的な「パンタイプ」である。パンタイプは焼きたてが最も美味しいので、ぜひ食材を揃えて家でも作ってみよう。
【参考文献】
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  • 公開日:

    2020年2月16日

  • 更新日:

    2021年4月20日

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