1. ササミは筋切りで柔らかく
鶏肉の中でもササミは高タンパク低脂肪ということで、女性やスポーツアスリートから注目される部位である。しかしこの部分を普通に調理してしまうと、固くてパサパサする可能性が高い。筋が付いたままだと、縮んで固くなるので、筋切りを行おう。ササミの中央にある太い筋を下にして置き、包丁でその筋を押さえてしごいて取り除こう。あまり味がない部位なので、できるだけ柔らかく食べられる様にするのがコツだ。
2. 鶏モモは余分なものをカット
赤身と脂身が適度な旨味を引き出す鶏モモ。焼き鳥や唐揚げなどで非常に人気がある部位だが、適切な下処理で美味しくなる。もも肉には余分な脂身がついていたり、筋が残っていたりすることが多いので予め取り除こう。黄色っぽい脂肪のかたまりやはみ出した皮などを包丁で切り取る。筋には浅く切れ目を入れておくと良い。また、皮は焼くと縮むので、1枚をそのまま焼く場合は、フォークや串などで皮に穴をあけておくと良いだろう。
3. 鶏ムネは観音開きに
鶏肉の中でも広範囲で調理可能の部位といえば鶏ムネ。クセがあまりないのが特徴だが、肉厚なので調理の際には少々気をつけたい。中まで火が入りにくいので、半分の厚さに包丁を入れる観音開きを行うことで、美味しく鶏ムネを食べられるだろう。
結論
鶏肉は部位によっても下処理の仕方が少々異なる。癖が少ないので、少しの下処理だけでより美味しく食べられる。ぜひ部位に合う下処理をして、鶏肉の持つ食感や旨みを味わってほしい。