1. 生姜の日と波自加弥神社の関係とは?
「生姜の日」は、多くの人に生姜の魅力を知ってもらうきっかけの日として、2009年に株式会社永谷園が日本記念日協会に登録・制定。以降6月15日を「生姜の日」としている。これは、「波自加弥(はじかみ)神社」で毎年この日に執り行われる「はじかみ大祭」に由来しているという。
波自加弥神社は、石川県金沢市の北部、二日市町と花園八幡町の入会地に鎮座する香辛料の神をまつる神社である。社伝によると、奈良時代に大規模な干ばつで多くの被害が出た際、国造が波自加弥神社に社参し、37日間の雨乞い祈願をした。満願の日には近くの谷より霊水が湧き出たという。人々は干ばつでも自生していた生姜を献じて感謝の祭りを行った。この日が6月15日であったといい、はじかみ大祭の日になっている。
生姜は、香辛料や薬味として広く用いられるほか、さまざまな薬効があるとされ、三韓征伐の際、朝鮮半島より医薬としての生姜を日本に初めて伝えたとされる朝臣・武内宿禰(ちょうしん・たけのうちのすくね)を祀る、摂社・諶兵堂(せっしゃ・じんべえどう)も波自加弥神社の境内にあるといい、生姜と波自加弥神社との関係の深さをうかがい知ることができる。
波自加弥神社は、石川県金沢市の北部、二日市町と花園八幡町の入会地に鎮座する香辛料の神をまつる神社である。社伝によると、奈良時代に大規模な干ばつで多くの被害が出た際、国造が波自加弥神社に社参し、37日間の雨乞い祈願をした。満願の日には近くの谷より霊水が湧き出たという。人々は干ばつでも自生していた生姜を献じて感謝の祭りを行った。この日が6月15日であったといい、はじかみ大祭の日になっている。
生姜は、香辛料や薬味として広く用いられるほか、さまざまな薬効があるとされ、三韓征伐の際、朝鮮半島より医薬としての生姜を日本に初めて伝えたとされる朝臣・武内宿禰(ちょうしん・たけのうちのすくね)を祀る、摂社・諶兵堂(せっしゃ・じんべえどう)も波自加弥神社の境内にあるといい、生姜と波自加弥神社との関係の深さをうかがい知ることができる。
2. はじかみ大祭ってどんなお祭り?
その社名の語源を、口にして辛いものである、ショウガ・ワサビ・サンショウなどの香辛料を指す古語『薑・椒(はじかみ)』としている波自加弥神社では、毎年6月15日に「はじかみ大祭(通称・しょうが祭り)」が執り行なわれている。
香辛料は古くから調味料として料理に使われ、またその薬効から薬としても利用されてきたため、波自加弥神社も、調味・医薬・健康の神とされ、江戸時代には加賀・越中・能登の料理屋の主人ばかりでなく医師や薬屋なども多く参拝したという。現在では、はじかみ大祭には県内外から、生姜を扱う生産者・業者・料理人らも参詣し、社業の発展などを祈願している。生姜・菓子・カレー・飲料・美容品などの香辛料にまつわる商品の奉納が多数あり、拝殿に所狭しと並ぶ光景は珍しい。
祭典後は、漬物組合による「漬物コンテスト」や「漬物・生姜の奉納川柳大会」が行われるほか、調理師団体や店舗の「しょうが寿司」や「冷製はじかみうどん」などの料理が奉納され、参拝者もお下がりとしていただくことができるなど、多彩な行事が行われている。
なお、奈良時代の干ばつ時に人々を救った霊水は「黄金清水(こがねしょうず)」と呼ばれ、現在でも湧き出ているとされ、はじかみ大祭終了後には、この霊水を使用して作られている生姜湯が参拝者に振る舞われる。
香辛料は古くから調味料として料理に使われ、またその薬効から薬としても利用されてきたため、波自加弥神社も、調味・医薬・健康の神とされ、江戸時代には加賀・越中・能登の料理屋の主人ばかりでなく医師や薬屋なども多く参拝したという。現在では、はじかみ大祭には県内外から、生姜を扱う生産者・業者・料理人らも参詣し、社業の発展などを祈願している。生姜・菓子・カレー・飲料・美容品などの香辛料にまつわる商品の奉納が多数あり、拝殿に所狭しと並ぶ光景は珍しい。
祭典後は、漬物組合による「漬物コンテスト」や「漬物・生姜の奉納川柳大会」が行われるほか、調理師団体や店舗の「しょうが寿司」や「冷製はじかみうどん」などの料理が奉納され、参拝者もお下がりとしていただくことができるなど、多彩な行事が行われている。
なお、奈良時代の干ばつ時に人々を救った霊水は「黄金清水(こがねしょうず)」と呼ばれ、現在でも湧き出ているとされ、はじかみ大祭終了後には、この霊水を使用して作られている生姜湯が参拝者に振る舞われる。
3. 生姜の扱い方あれこれ
1.生姜の保存方法
生姜の原産地はアジア南部と考えられているため、生姜の最適保存温度はやや高め。葉物の薬味に比べて日持ちしやすいが、一度に使う量もそれほど多くないため、できるだけ長持ちさせるには保存方法も覚えておこう。
夏場以外は常温で保存するのがよい。湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包み、上からラップやビニール袋でくるんで風通しのよい冷暗所で保存する。衛生面を考え2日~3日でキッチンペーパーや新聞紙を交換するようにする。
夏場は冷蔵庫に入れる方がよいのだが、長期保存をしたい場合は、きれいに洗ってよごれた部分はこそげ落としてフリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。使うときは凍ったまますりおろして使う。あらかじめすりおろして製氷機で凍らせておいたり、針生姜に切って冷凍したりするなど、用途に応じて冷凍保存しておくと使いやすい。
夏場以外は常温で保存するのがよい。湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包み、上からラップやビニール袋でくるんで風通しのよい冷暗所で保存する。衛生面を考え2日~3日でキッチンペーパーや新聞紙を交換するようにする。
夏場は冷蔵庫に入れる方がよいのだが、長期保存をしたい場合は、きれいに洗ってよごれた部分はこそげ落としてフリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。使うときは凍ったまますりおろして使う。あらかじめすりおろして製氷機で凍らせておいたり、針生姜に切って冷凍したりするなど、用途に応じて冷凍保存しておくと使いやすい。
2.生姜の切り方
生姜は皮目に線が平行に数本入っているが、繊維はその線に垂直になるようにはしっている。この繊維に対してどういう向きで調理するかによって、生姜の風味や食感も違ってしまうため、料理によって生姜の繊維の向きに注意することが重要である。
生姜の千切りは繊維に沿って切ることで歯ごたえを楽しむことができる。また、繊維と平行に切ることで、ピンとして見た目にも美しく仕上がる。逆に、繊維を断ち切るように切ると表面は繊維で毛羽立って見えるが柔らかくなるため食べやすくなる。
生姜の千切りは繊維に沿って切ることで歯ごたえを楽しむことができる。また、繊維と平行に切ることで、ピンとして見た目にも美しく仕上がる。逆に、繊維を断ち切るように切ると表面は繊維で毛羽立って見えるが柔らかくなるため食べやすくなる。
3.生姜のおろし方
生姜は繊維を断ち切るように、繊維に垂直におろし金をあて、円をえがくようにすりおろす。繊維と垂直にすることで、繊維が口にのこりにくいなめらかな仕上がりになる。
結論
生姜の日は、その昔干ばつを救った波自加弥神社に生姜を奉納し、その祭りが6月15 日に執り行われていることから、その日を「生姜の日」として登録・制定されている。6月は天候が不順で体の不調も出やすく、積極的に生姜を取り入れたい時期だ。はじかみ大祭には参詣できなくても、生姜に感謝する1日にしてみてはよいのではないだろうか。