1. キャベツは3種類に分かれる
キャベツの種類は大きく分けて3種類ある。それぞれの特徴は以下の通りだ。
- 寒玉 「冬キャベツ」とも呼ばれ、一般的に言われる「キャベツ」を指す。11月から2月頃の冬にかけて旬を迎える。葉がしっかりしているので、煮込み料理に最適。
- 春キャベツ 「新キャベツ」とも呼ばれ、3月から5月頃に旬を迎え、出回るキャベツのこと。葉が薄く、柔らかいので、生食に適している。
- 高原キャベツ 7月から10月頃、夏から秋にかけて旬を迎え、出回るキャベツ。外側の葉は柔らかく濃い緑色で春キャベツに似ているが、内側の葉はぎっしり詰まっており、寒玉に似ている。
2. 「ロールキャベツ」に適しているのはどのキャベツ?
「ロールキャベツ」は、一度加熱して柔らかくしたキャベツの葉で肉種を包み、トマトソースやコンソメで煮込む料理である。したがって、加熱に強い「寒玉(冬キャベツ)」が「ロールキャベツ」に一番適した品種だと言えるであろう。冬に旬を迎える「寒玉」でじっくり煮込んだロールキャベツは、甘みを増し、煮込んでも味が損なわれにくい。
3. 寒玉キャベツがないときはこれで代用!
寒玉キャベツの旬は11月~2月なので、それ以外の時期には出回らない。寒玉キャベツがないときにロールキャベツを作る場合は、比較的通年手に入れることができ、内側の葉が寒玉キャベツに似ている「高原キャベツ」で作っても良い。春キャベツは柔らかく水分があるため、煮込み料理には向かない。
結論
ロールキャベツは、キャベツを煮込むことによって甘みが増し、野菜独特の青臭さが減るため、野菜嫌いの子どもでも好んで食べてくれることも多い。寒玉キャベツが旬を迎える時期に、ぜひ作りたい一品である。