1. ちくわの保存方法の早見表

ちくわは、常温ではなく、冷蔵か冷凍で保存する必要がある。常温保存では、パッケージが未開封でも雑菌が繁殖しやすいので注意が必要だ。ちくわの冷蔵保存と冷凍保存にはどのような違いがあるのか、簡潔に説明しよう。
ちくわの冷蔵保存
- プリッとした歯ごたえを楽しめる
- 開封前の保存期間は3~5日ほど
- 開封後は劣化しやすいため、早めに食べきることが肝心
- 開封したちくわは、1本ずつラップに包んで冷蔵保存する
- ちくわは、チルド室で冷蔵保存する
ちくわの冷凍保存
- 冷凍しても風味は損なわれず、食感もあまり変わらない
- ちくわを冷凍すると、約1ヶ月間保存することが可能
- 開封したちくわは、1本ずつラップに包んで冷凍保存する
- 丸のままでもカットしても冷凍できる
- 冷凍したちくわを解凍したあとは、なるべく早く使いきる
2. ちくわの冷蔵保存のやり方と注意点

水分を多く含んでいるちくわは、常温ではなく、冷蔵や冷凍で保存するのが一般的である。ちくわを買ったあとは、冷凍庫ではなく冷蔵庫の中に入れて保存する人が多いだろう。実は、ちくわを美味しく冷蔵保存するためには、パッケージの開封前と開封後で、保存方法を少し変えるのがポイントである。ここでは、ちくわの冷蔵保存のコツを紹介しよう。
未開封のちくわの冷蔵保存のやり方
- 未開封のちくわは、買ったらすぐに冷蔵庫内のチルド室に入れる
- パッケージに記載されている消費期限をチェックして、早めに食べきる
ちくわを買ったあと、冷蔵庫に入れずに常温で放置してしまうと傷みやすいので注意しよう。ちくわを買って冷蔵庫に入れるまでに時間がかかりそうな場合は、保冷バッグなどに入れると安心だ。
開封済みのちくわの冷蔵保存のやり方
- 開封したあとに残ったちくわを、1本ずつラップに包む
- ラップしたちくわをファスナー付き保存袋か密閉容器に入れる
- 冷蔵庫内のチルド室に保存して、1~2日の間で食べきる
一度開封したちくわは、雑菌が繁殖したりカビが生えたりするおそれがある。空気に触れないように1本ずつラップに包んで、保存しよう。そうすることで、ほかの食材のにおいが移ることも防げる。開封後は傷みやすいので、早めに食べきることが大切だ。
ちくわを冷蔵保存する際の注意点
ちくわは、一般的に5本入りのものが多く売られている。あともう一品ほしい時のおかず作りに便利とはいえ、一度に全部使いきれないこともあるだろう。
ちくわ製品の多くは、1~10℃で保存することが推奨されている。夏場は冷蔵庫内の温度が高くなりがちなので、残ったちくわは、冷凍まではいかない低い温度設定のチルド室で保存するのがおすすめだ。開封後は冷蔵で1~2日の間でなるべく早く食べきるようにしたい。
ちくわ製品の多くは、1~10℃で保存することが推奨されている。夏場は冷蔵庫内の温度が高くなりがちなので、残ったちくわは、冷凍まではいかない低い温度設定のチルド室で保存するのがおすすめだ。開封後は冷蔵で1~2日の間でなるべく早く食べきるようにしたい。
3. ちくわの冷凍保存をするメリット

開封後に残ったちくわを、うっかり冷蔵庫の片隅に放置してしまい、あえなく処分したことがある人も多いのでは。使い勝手がよい食材だからこそ、ちくわは余ったらすぐに冷凍するのが得策だ。
じつは、加工されてすでに組織が壊れている練り製品のちくわは冷凍に向いている。凍らせても素材があまり変質しないからだ。冷凍しても食感が損なわれにくいため、食べごたえのある食材として使いやすい。さらに、冷凍したちくわは凍ったままでも調理できるのだ。
前途したが、冷凍のちくわは約1ヶ月間長期保存することが可能。ちくわを多めに購入したときは冷凍庫に入れて保存しておこう。
4. ちくわの冷凍保存のやり方と注意点
買ってきたちくわが余ったら、忘れないうちに冷凍しよう。ちくわを冷凍保存するには、丸のまま保存する方法と、カットしてから保存する方法がある。ここでは、それぞれのやり方を紹介しよう。
ちくわを丸のまま冷凍保存するやり方
- ちくわを1本ずつラップで包む
- ラップしたちくわをファスナー付き保存袋か密閉容器に入れて、しっかりと空気を抜く
- 保存容器に入れたちくわを冷凍室に入れてフリージングする
未開封のちくわは、袋のまま冷凍庫に入れてもOK。しかし、開封後は傷みやすいため、上記の要領で冷凍しよう。
カットしたちくわを冷凍保存するやり方
- 食べやすい大きさにカットする
- カットしたちくわを、1回分として使う分量ごとにラップで小分けして包んでおく
- ラップに包んだちくわをファスナー付き保存袋か密閉容器に入れて、空気を抜く
- 保存容器に入れたちくわを冷凍室に入れてフリージングする
ちくわをカットして冷凍すると、解凍後にすぐ調理ができるのでおすすめである。磯辺揚げなら、縦や斜めに2等分に、煮物や炒め物には、輪切りや斜め切りで2~4等分にするとよいだろう。やや細かくカットしておけば、炒め物にも重宝する。
ちくわを冷凍保存する際の注意点
ちくわを冷凍すると長期保存も可能だが、保存方法を誤ると、冷凍焼けやにおい移りをする可能性もある。ちくわをラップで包む際にはしっかりと空気を抜き、保存袋や容器に入れて、きちんと密閉するように注意しよう。
また、冷凍保存をしていても、少しずつ劣化していくので、なるべく早めに使うことをおすすめする。解凍後は傷みやすいので、すぐに使うことを心がけよう。
また、冷凍保存をしていても、少しずつ劣化していくので、なるべく早めに使うことをおすすめする。解凍後は傷みやすいので、すぐに使うことを心がけよう。
5. 冷凍ちくわの美味しい食べ方・おかず

ちくわは、冷凍したあと、冷蔵庫で冷蔵解凍することができる。火を通す場合は、半解凍の状態か、凍ったままでも調理可能だ。ちくわをカットして冷凍すると、炒め物、煮物、汁物など、直接フライパンや鍋にそのまま入れることができ、時短料理につながる。冷凍したちくわにはさまざまな使い道があるが、カットする手間も省けるため、忙しい朝の弁当作りにもぴったりである。ここでは、弁当におすすめの、冷凍ちくわを使ったおかずを紹介しよう。
おかず1.ちくわの磯辺揚げ
ちくわの磯辺揚げは、ごはんがすすむ弁当のおかずとして人気の一品。ちくわを解凍せずに、冷凍した状態のままで磯辺揚げにすることができる。材料は、冷凍したちくわと青のり、天ぷら粉と至ってシンプル。少しアレンジを加えるなら、材料にカレー粉を加えるのもおすすめだ。カレーの風味がプラスされて、ごはんが進む一品となるだろう。
おかず2.ちくわチーズ
ちくわチーズは、ちくわの穴にチーズを入れたシンプルなおかず。そのままでも美味しいが、フライパンで焼いて調味料で味付けするのもよいだろう。ちくわの穴にチーズを入れてフリージングすると、冷凍おかずとして弁当に便利なのでおすすめである。寝坊した朝の救世主となる一品だ。
おかず3.ちくわ炒め
定番のちくわ炒めも、あらかじめカットしてある冷凍ちくわを使うことで、より手軽に作ることができる。ちくわは、さまざまな野菜と相性がよいので、食材に合わせて調味料を変えてみてはどうだろうか。野菜は、キャベツやピーマン、小松菜など、旬のものを選べばOK。マヨネーズやオイスターソース、醤油など、好みの味付けにチャレンジしてほしい。
結論
ちくわは年中店頭に並び、さまざまな食材と合わせやすい。常温のままではなく、冷蔵か冷凍で正しく保存することが大切だ。冷蔵でも冷凍でも、一度開封したあとは、ラップに包んでしっかりと密閉保存をしよう。ちくわを冷凍してストックしておけば、さまざまなレシピに活用できる。上手に保存して、ちくわを使ったさまざまな料理にチャレンジしていただきたい。
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