1. お弁当のイロハ

普通のごはんより、ハードルが高いと思われがちなお弁当。確かに、豪華に仕上げるのなら、ワザが必要だが、普段着のお弁当なら、意外にも簡単。お弁当は、コツを掴めば、ある一定のレベルに仕上げることができる。
5色の法則
お弁当を成功に導く秘訣は、赤、黄、緑、茶、黒、この5色のバランス。もちろん少しずつ、すべての色が入っていることが理想的。さらに欲を言えば、そのバランスがセンスよく見せる秘訣なのだ。赤はビタミンAが豊富、茶は肉や魚などのタンパク質など、色によって摂取できる栄養素が大まかに分けられるので、5色揃えると必然的に栄養バランスのいい食事になるのだ。
火の通りと味付け
お弁当は、しっかりと火の通ったもの、なおかつそれを冷ました状態で投入するのが鉄則。肉や魚などが、半ナマ状態であると食中毒の危険が高くなる。また味付けは、冷めてから食べることを考慮してやや濃いめに仕上げる、保存性を上げるためにお酢を効かせるなど、工夫が必要だ。
2. カニかまとお弁当

カニかまは鮮やかな赤の色合いが特徴。さらに白と混じり合っているので、主張し過ぎず、ほかの具ともよく馴染んでくれる。華やかなお弁当に早変わりするはずだ。
衛生面でも適役
カニかまは、すでに加熱済みの素材なので、再度加熱する必要がない。すなわち、お弁当箱にすぐに詰められるというわけ。これは忙しい日常には重宝する。半焼けや生焼けから起こる食中毒にかかりにくいという点も見逃せない。
価格面でも安心
カニかまは、リーズナブル。家計に優しい存在だ。また1週間程度、日持ちするので、週初めに買っておけば、1週間のお弁当に活躍してくれる。生のままではもちろん、炒めものやサラダの具など、幅広いレシピに使えるところも優秀。
3. 1歩先ゆく、カニかまデコ

カニかまは、手で簡単に割くことができることもあり、お弁当のデコにも活躍してくれる。デコパーツを作るときは、衛生面を考慮して、手にフィットするゴムタイプの手袋を用意するといい。使い捨てのもので構わない。
花にアレンジ
ひらひらと立体感のあるお花モチーフを作るために用意すべきは、断面が四角いスタンダードなカニかま。くるくると巻いてあるのを開いて、上下半分に折り、輪になった方をランダムに割いていく。あとはくるっと丸めてピックで止めれば完成。立体感のある花は、見た目にも華やか、かつ、お弁当の隙間を埋めやすいサイズ。
巻物アレンジ
美しい赤色は、巻物の中に入れても美しい。ごはんを使用した太巻きのような巻物はもちろん、カニかまをベースに、錦糸卵や海苔を巻いて、切るだけでも可愛らしい雰囲気。ゴマを乗せて、半割りにしたリンゴのようにアレンジする人もいるらしい。そのほか、卵焼きの中心に、チーズと一緒に入れるのもおすすめ。どれも、切った時の断面が華やかで、お弁当のアクセントになる。
結論
カニかまは、そのまま使えるとあって、お弁当に重宝する食材の1つ。さらにリーズナブルなので、毎日使いにもってこい。パッと目を引く、赤と白のルックスを生かすように使うのがポイント。アイデア次第で、もっといろんなことに使うことができそうだ。