1. ヤーコンは1週間以内に食べきるのが正解

ヤーコンは日持ちがすると思われているが、一般家庭で長期保存するのは難しい。まるのままなら1週間以上の保存もたやすくできるだろう。だが、包丁を入れてしまうと切り口が空気に触れてしまうので腐りやすくなってしまうのだ。購入して1度包丁を入れてしまったあとは1週間以内にたべきるのが正解だといえる。冷凍保存をすれば、話は別で、2~3週間前後たっても美味しく料理することができるようだ。ここで正しい保存方法を学び、美味しく安全にヤーコンを調理してほしい。
2. そのままのヤーコンなら冷暗所に保存する

包丁を入れていないそのままのヤーコンは、新聞紙に包み冷暗所に保存すると良い。冷暗所でおすすめなのは冷蔵庫の野菜室やキッチンの収納棚だ。常温よりも温度が低く、1~15℃くらいの場所をさがしてみてほしい。新聞紙はクッション性に優れているので、圧力を一点に集中させることがなくなり、細胞組織が崩れるのを防いでくれる効果がある。新聞紙で包み保存をするだけで、何にも包まずに保存するよりも美味しく長持ちさせることができるのだ。日持ちする期間も比較的長く、保存状況にもよるが1~2週間ほどが目安だろう。
3. 切ったヤーコンは冷蔵保存がおすすめ

切ったヤーコンは、乾燥すると風味や食感が悪くなるため、空気になるべく触れさせずに冷蔵庫で保存する。ジッパー付き保存袋などの袋に入れて脱気包装をすると冷蔵庫に入れたときにもきれいにしまいやすい。袋がない場合は、ラップでしっかりと切り口を包み、保存すると良いだろう。食品は空気に触れた部分が大きいほど悪くなりやすい。急に日持ちがしなくなるので、3日以内に食べきってしまうのが理想だ。
4. ヤーコンは冷凍保存もできる

切ってしまったヤーコンを長期保存したい場合、有効なのは冷凍保存だ。料理に使うときには解凍せずに、そのまま炒める・煮るなどの調理をすることをおすすめする。解凍をしてしまうと、水分が抜け食感が悪くなったり、酵素反応やポリフェノールの影響で色も黒ずんでしまう。ヤーコンはポリフェノールが多く含まれているので他の野菜よりも黒く変色してしまうが、痛んでいるわけではないので安心して良い。茹でてからの保存もできないわけではないが、変色が激しくなったり、せっかくの栄養素が流れ出てしまうのであまりおすすめはできない。特にポリフェノールは水溶性なので茹でてしまうとほとんど抜けてしまう。ヤーコンの豊富な栄養を摂取するためにも、生のまま冷凍・調理してはどうだろうか。冷凍保存した場合は、2~3週間程度は食べることができる。ただし、あまり長く保存すると味が落ちるのでなるべく早く食べたほうが良いといえる。
結論
ヤーコンは冷暗所・冷蔵庫・冷凍庫とさまざまな場所で保存することができる。まるのまま以外は、切り口が空気に触れないようにすると良いだろう。食品は空気に触れた部分から悪くなるので、日持ちをさせたい場合は必ずラップやジッパー付き保存袋を活用するようにしてほしい。ダイエットに良いだけではなく、オリゴ糖が腸内の善玉菌を増やすことができて整腸作用もあるようだ。ミネラル分もたくさん含んでいるので、血糖値や高血圧の改善などの効果も期待されている。健康に良いといわれる成分を豊富に含んでいるヤーコンを、毎日の食事に取り入れてみてはどうだろうか。