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【かりん】の正しい保存方法。常備したい保存食の作り方も解説!

【かりん】の正しい保存方法。常備したい保存食の作り方も解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2020年2月 6日

「のど飴」や「シロップ」でよく使用されている「かりん」。時に道の駅や産地で本物の果実を見かけることがあるが、購入後はどのように保存し味わえばいいのだろう。そんな疑問をここで解決。自家製の保存食作りにぜひ挑戦を!

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1. かりんの保存方法(常温の場合)

中国の湖北、浙江省が原産。日本には平安時代に渡来したという、バラ科の果樹「かりん」。秋に実る果実は黄金色でやや縦長。甘やかな香りがあるにもかかわらず、非常に硬いうえ、渋くて生では食べられない。

また、似たような果実で「マルメロ」というものもある。こちらはペルシア地方の原産で、ギリシア・ローマ時代から栽培されていたもの。広くヨーロッパやアメリカ東部で生産されている。かりんよりも若干丸く、表面に細かい産毛が生えているが、形も色も香りも、生では食べられない点も似ている。

かりんもマルメロも、冷蔵庫での保存は不要。新聞紙などにくるんで冷暗所に置いておくだけで、しばらくもつ。完全に熟していない場合は、追熟させる必要があるので、ダイニングの卓上に飾っておくとおしゃれなインテリアにもなる。全体がムラなくきれいな黄色に染まり、香りがふんわりとたってくるまで、日々変化を楽しもう。

2. かりんの保存のコツ

熟すに従い金色に染まり、香りが高くなり、すべすべしていた表面に油が吹いてきたら、いよいよ保存食を作り始めよう。どんなに熟しても、生のままでは歯が折れそうなほど固く、渋味があって食べられない。加熱してシロップにしたり、酒や蜂蜜に浸けこんでエキス分を抽出したり、煮詰めてジャムやコンポートにしたり、グラニテやシャーベットなどに加工したりすることが、保存方法となる。

まずは、かりんと蜂蜜だけでできる「かりんの蜂蜜漬け」から紹介しよう。湯で割って飲めば、家族全員の真冬の体調管理に役立ってくれそうだ。

保存用の瓶を煮沸消毒する→かりんをよく洗う→水けを拭きとり、幅1cmのくし形や輪切りにカットする→かりんを瓶に入れたら、かりんが浮き上がらないよう、浸るくらいの蜂蜜を注ぐ→実から出るエキスをなじませるため、2日に1度くらいの割合で瓶をゆすり混ぜる→2~3カ月くらい冷蔵庫か冷暗所に寝かせると、飲み頃になる。

かりんの実は半年を目安に取り出そう。発酵が進むと瓶の中の圧力が増すので、時折ふたを開けてガス抜きした方がベターだ。

3. かりんの冷凍方法と解凍方法

かりんを冷凍保存する場合は、あらかじめ砂糖で煮詰めて「コンポート」にしておく。固い果実も砂糖で煮れば甘酸っぱいスイーツに大変身する。作り方は下記の要領で。子どもと一緒に作ってみても楽しい。

【かりんのコンポートの作り方】

かりんをよく洗う→縦に4等分する→皮をむき、芯と種を取り除く→さらに細く櫛切りにする→鍋にかりんと、ひたひたになるほどの白ワインを注ぐ→砂糖、シナモンスティック、クローブ、レモン汁、レモンの皮を加える→かりんが柔らかくなるまで約15分弱火で煮ればできあがり。

コンポートが冷めたら、ファスナー付きの袋か密閉保存容器に入れて冷凍庫へ。食べる際は、自然解凍で。解凍途中でシャーベットとして食べたり、スムージーに加えたり、ヨーグルトやアイスクリームに添えたりもできる。また、甘酸っぱいコンポートは、肉料理の付け合わせにも絶好で、凍ったままフードプロセッサーにかけることで、ソースとしても使える。

結論

カリウムをはじめカロテン、ビタミンC、食物繊維、サポニンやタンニンなどを多く含むかりん。固くて食べられない果実の栄養を、加工することで、美味しく、余すことなく摂取するのは先人の知恵。かりんを見かけたらぜひ入手して、手作り保存食にトライしてみてほしい。

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  • 公開日:

    2018年12月 4日

  • 更新日:

    2020年2月 6日

  

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