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家庭で人気のマグロの中落ち!本来はどの部位か知っている?

家庭で人気のマグロの中落ち!本来はどの部位か知っている?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼 祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2019年12月13日

比較的リーズナブルで、家計に優しいマグロの中落ち。みなさんは、この中落ちがマグロのどの部位であるかご存知だろうか?今回は意外と知られていない中落ちの秘密について、学んでいこう。

  

1. 中落ちの正体

マグロの中落ちといえば、ネギトロなどによく使われる食材だ。みなさんも一度は口にしたことがあるだあろう。リーズナブルで美味しい、家庭に嬉しい存在でもある。マグロであることは理解できるが、中落ちとはどこの部位なのだろうか?実は知らない人も多いかもしれないが、その答えはズバリ、中骨についている身のことである。

骨の周りがキーワード

マグロの一番大きな骨、すなわち中骨の周りについている身を集めたものが中落ちと呼ばれるもの。スプーンで掻き出して食べる姿を目にしたこともあるのではないだろうか。近頃では、骨付きのまま提供する料理店もある。マグロは体格が大きいため、いかにうまく骨と身の間に包丁を入れたとしても、骨の周りに身が残ってしまうもの。スプーンなどで掻き出し、集めたものも販売されている。

ニセモノに注意

中落ちは、実際はあまり広く流通していない。これは、骨から外してしまうと鮮度が落ちやすいためである。美味しい中落ちを食べたければ、骨つきのものを探すといいだろう。ちなみにネギトロに使われる部位ではあるが、ネギトロと書かれているものには注意が必要だ。表記に油分や添加物が入っているケースがあるが、それは正確には中落ちとはいわないからだ。余談だがネギトロのネギは、野菜のネギではない。中落ちや皮に近い部分の脂をねぎ取ることから、ネギトロと名付けられたようだ。

2. 中落ちの美味しさ

中落ちは、ほかの部位では味わえない独特の旨味が美味しさであるといえるだろう。また、スプーンでこそげとることができるほど身が崩れるので、身も柔らかいのが特徴だ。本来、骨についた身は赤身で濃厚ではあるが、ぎとぎとした脂っぽさはない。皮に近い部分の脂をこそげ取り、混ぜるとより濃厚になる。

中落ちの栄養

中落ちの見た目は、赤く美しい。赤身がベースなので、タンパク質が豊富でヘルシーである。また、赤身同様、ミネラルの一種であるセレンも含まれている。セレンは、脂肪の酸化を防ぐ効果が期待できるといわれている。

通販もアリ!

美味しい中落ちを手に入れたいのなら、市場に赴くのが正解だ。ただ、なかなか忙しい毎日には難しいかもしれない。そんなときは通販を利用するのもひとつの手。骨つきのものも比較的簡単に手に入る。鮮度が落ちないうちに冷凍したものが多いが、冷凍といえども味は格別である。信頼できる業者で買い求めるのがいいだろう。

3. 中落ちの食べ方

食べ方としては、こそげ取ったものをそのまま醤油でいただくのがおすすめ。ごはんに乗せて、丼にしてもいいだろう。一般的な刺身のまぐろよりも食べやすいので、子どもや高齢者にもおすすめだ。

タルタルorカルパッチョ

マグロは、洋風料理にも向いている魚のひとつ。中落ちをこそげとったらそのまま叩いて、玉ねぎやエシャロットと合わせて、タルタルにするのもおすすめ。アボカドのディップと一緒に盛りつければ、お店顔負けの仕上がりに。カルパッチョの場合は、きれいに皿に並べ、オリーブオイルとレモン、塩コショウ、マスタードを混ぜたソースをかけるといい。大葉やイタリアンパセリを散らすと美しい。

結論

中落ちは、骨の周りについた赤身の肉のこと。スーパーなどで販売されているものには、骨周り以外に皮近くの油の多い身が入っている場合も。中落ち本来の美味しさを味わうのなら、一度、骨つきのものを手に入れてみてほしい。工程も楽しいので、パーティーシーンにも向いているかも!?

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  • 公開日:

    2018年12月 5日

  • 更新日:

    2019年12月13日

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