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米びつに虫!?お米の虫よけ対策とわいてしまったときの対処法

投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:
管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2019年1月10日

米は、高温多湿の環境に置いておくと虫がわいてしまう食材だ。米につく虫は米袋を破って入り込むこともあるため、未開封だからといって油断してはならない。ここでは、米びつの虫よけ対策と万が一虫がわいてしまったときの対処法について紹介しよう。

1. もしかして虫害?米びつに虫がわいたか見極めるポイント

米研ぎの途中で虫が混ざっていることに気付いたとき、たまたま虫が入り込んでしまったのか、米びつに虫がわいてしまったのかを見極める必要がある。そのためにも、米にわく虫にどんな種類があるのか知っておこう。

米にわく虫は、おもにコクゾウムシとメイガの2種類だ。コクゾウムシは「米食い虫」という異名をもつ黒い2.1 mm ~3.5mmほどの昆虫で、米粒に穴を開けて卵を産み付けるという生態がある。卵から孵った幼虫は約1ヶ月かけて成虫となって米を中から食い破り、再び米に卵を産み付ける。一度米びつの中にコクゾウムシがわいてしまったら、最悪の場合中の米はすべて捨てなければいけなくなる。

もう一方のメイガは蛾の一種で、穀類や粉にわきやすい。メイガの幼虫は、さなぎになる過程で糸を吐いて米粒をくっつけてしまううえ、成虫は夜になると飛び回るのでわかりやすい。米に糸が引く様子から納豆を連想し発酵や腐敗を疑うことも多いが、それはメイガの仕業なのだ。メイガの注意点は、幼虫が米袋を食い破って入り込む可能性があるということだ。封を開けていないからと安心して備蓄していた米にメイガがわいてしまったら目も当てられない。未開封の米袋でも、保管場所には十分気を付けたい。

2. 米びつの防虫対策は大丈夫?ポイントは温度と湿度

どちらの虫も活動時期は4月~10月頃。気温や湿度があがる春先から冷え込んでくる秋口までの間は米の管理に十分注意を払う必要がある。基本的には高温多湿を避け、虫が食い破ることのない頑丈な容器に移し替えて密閉していれば、虫がわくことは考えにくい。湿気が多くなりがちなシンク下や熱がこもりやすい冷蔵庫横を避け、涼しく風通しのよい場所で米を保存するようにしよう。

虫よけ対策にとうがらしやわさびを米びつに入れることもある。確かに虫よけ対策として機能しないわけではないのだが、先述のような高温多湿の環境に米びつを置いてしまっては焼け石に水だ。また、とうがらしなどの食材による虫よけ対策には、扱いに注意しないと米ににおいが移ってしまうというデメリットも存在する。

おすすめの保存方法は、米をガラス瓶やペットボトルといった密閉可能な容器に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れてしまうことだ。野菜室内は野菜を新鮮な状態で保つために温度や湿度が一定に保たれている。米を保存する場所としても最適というわけだ。ただし、冷蔵保存にも、冷蔵庫内外で温度差が生じるという注意点がある。米を入れた容器を冷蔵庫から長い時間出したままにしておくと、温度差によって結露し、かびの原因になる可能性がある。米を冷蔵保存する場合は容器の出し入れは最小限にし、結露させないように注意しよう。

もうひとつ、さらに長期の保存を可能にする保存法は、「無酸素保存」だ。虫も生き物である以上、生きていくには酸素が必要だ。そこで、米を保存する容器の中の酸素を抜くことで虫がわかない環境を作ることができるというわけだ。やり方も簡単で、密閉できる容器に使い捨てカイロを入れておくだけでよい。カイロの中の鉄が酸化することで熱を生み出すカイロの性質を利用した保存法というわけだ。ほかの食材も保存しなければいけない以上、米に冷蔵庫のスペースを大量に割くのは現実的ではない。すぐ食べる分以外の備蓄はこういった方法で保存するとよいだろう。

3. 万が一、米びつに虫がわいてしまったら......。

米びつに虫がわいてしまったとしても、早めに発見できればそこまで被害が広がらないうちに対処ができる。米びつの中のほんの一部の米が虫に食われたからといって全部捨てるのはもったいないと感じることもあるだろう。米にわく虫は毒素を生むようなものではないため、虫さえ取り除くことができれば食べることができる。

虫を取り除く方法は、大きく分けてふたつある。ひとつは米を日光にさらす方法で、もうひとつは冷凍庫で虫を殺す方法だ。米にわく虫は光を嫌うので、広げた新聞紙の上に虫がわいた米を広げて1時間ほど置いておけば虫のほうが逃げていってくれる。光にさらすといっても直射日光にさらす必要はない。直射日光にさらしてしまうと米が乾燥してひび割れてしまうので、明るく風通しのよい日陰に広げるとよいだろう。広げた際、米粒がくっついてまとまっているようなものがあればそれは先に取り除いてしまおう。

また、虫がわいた米を冷凍庫で冷やせば虫は全滅する。死んだ虫は水に浮くので、米を研ぐ際に浮いてきたゴミを全て捨ててしまえば残った米は無事なものばかりだ。虫がわいてしまった米は少々パサつくので、水を少し多めに入れ、浸す時間を長めに取ってやるとよい。炊飯前にサラダ油をほんの少し加えてやるとつやつやとした炊きあがりになるので覚えておこう。

なお、虫がわいてしまった米びつも、しっかり丸洗いしたあと日光で消毒してやればいままで通り使うことができる。米びつを再使用するなら隅々まで念入りに洗い、虫の卵が残らないようにするのが大切だ。

結論

日本人の食生活に切っても切り離せない米。万が一、米びつに虫がわいてしまったらそのショックは大きいだろう。そんな中、慌てず騒がず対処できるかどうかは男の真価が問われるときだ。虫が苦手な家族に代わり、虫をわかせてしまったことを責めることもなくテキパキと対応する姿は夫としても父親としても頼もしいものに見えるに違いない。いざというときに備えて、ぜひ対処法を覚えておいてもらいたい。

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