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焼き鳥の部位いくつ知ってる?希少部位の名称やカロリーも紹介!

焼き鳥の部位いくつ知ってる?希少部位の名称やカロリーも紹介!

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2021年9月 7日

焼き鳥は居酒屋などでよく出てくる定番のつまみだ。酒のつまみとしてはもちろん、おかずやおやつにもピッタリな日本の料理である。ねぎまやレバー、皮などの定番の部位から、ぼんじりやせせりなどあまり聞き慣れない部位までさまざまな種類があるのも特徴である。今回はそれぞれの焼き鳥が、鶏肉のどの部位を指しているのかを詳しく紹介したい。

  

1. 焼き鳥の代表的な部位の名称と特徴

まずは焼鳥の代表的な部位の名称とともに、それぞれの特徴を見ていこう。

焼き鳥の部位:正肉

焼き鳥の王道ともいえる正肉。これは、鶏肉のもも肉または胸肉のことである。もも肉は脂身が多くジューシー。胸肉のほうがさっぱりと食べることができる。ちなみに、この正肉の間にネギを挟んだものが、ねぎまである。

焼き鳥の部位:ささみ

話題の糖質オフや体重管理にも活躍してくれそうな部位、ささみ。こちらは胸肉の上部に位置する部位で、その形が笹に似ているためにささみと名付けられたそうだ。脂肪は少ないものの、肉質は柔らか。わさびや梅肉、明太子などをトッピングした串も人気が高い。塩で食べると旨い部位でもある。

焼き鳥の部位:手羽先・手羽元

鶏の羽根の部分全体が手羽で根元が手羽元、先の部分を手羽先と呼んでいる。どちらもゼラチン質で脂身が多く、ジューシーな味わいが特徴だ。ちなみに、手羽先と手羽元の間は手羽中と呼ばれている。

焼き鳥の部位:せせり

せせりは首の肉。1羽から少ししか取ることのできない希少部位である。ぼんじりよりも繊維質を感じるが、ジューシーな脂肪と引き締まった肉質とのバランスがよい。そしてよく動かしている部位なので、噛むほどに味わいが出る。旨みもたっぷり。

焼き鳥の部位:ぼんじり

正肉よりもジューシーで皮よりも肉感を楽しむことができるぼんじりは、鶏肉の尾っぽ。牛肉などでいうとテールにあたる。尾骨の周辺にある肉で、1羽からとれる量が少ないため、スーパーなどにはあまり流通しない。脂がたっぷりでこってりしているのに肉感がある理由は、この部位の筋肉がよく使われていることを表している。焼き鳥店でも人気が高い。ちなみに、雌のぼんじりは「みさき」と呼ぶ。

焼き鳥の部位:ふりそで

ふりそでは胸肉と手羽元と間にある部位で、希少価値が高い。1羽に対して40~60gしか取れないため、なかなか味わえないのだ。胸肉に似たプリっとした食感と、あっさりとした味わいで人気がある。脂身は少なめだが、ジューシーで旨みや味が濃い。

焼き鳥の部位:はさみ

はさみはねぎまのことで、ねぎと鶏もも肉を交互に串に刺したものである。ネギのシャキシャキ食感とジューシーな鶏もも肉を一緒に味わうことができ、あっさりとした美味しさが楽しめる。

焼き鳥の部位:皮

もも肉や胸肉に付いていた皮をとり、串に刺して焼いたもの。焼くことで皮の表面がカリッとし、香ばしさと脂身の旨みやジューシーさが両方楽しめる。
また、今回紹介した部位のほかにも、つくね・とさかなどさまざまな焼き鳥がある。

2. 焼き鳥のホルモン・骨系の部位の名称と特徴

焼鳥は肉系の部位はもちろん、ホルモンや軟骨などの部位も美味しい。以下では、代表的な部位から珍しい部位までを幅広く見ていこう。

焼き鳥の部位:レバー

レバーは肝臓の部分を刺し、別名「あか」とも呼ばれる。ちなみに、脂肪肝は白レバーとして販売されている。鶏のレバーはクセが少なく、豚や牛よりも食べやすい。とろっとした食感と、濃厚な味わいが特徴だ。

焼き鳥の部位:砂肝

砂肝は鶏の胃の部分で、エサと一緒に食べた砂で食べ物をすりつぶすための臓器だ。シャキシャキとした歯ごたえと、あっさりとした味わいが特徴で人気が高い。

焼き鳥の部位:軟骨

軟骨はその名の通り柔らかい骨のことで、手羽の根元にあるヤゲンと足にあるヒザ軟骨に分けられる。どちらもコリコリとした食感だが、ヒザ軟骨のほうがやや硬め。

焼き鳥の部位:ヤゲン

ヤゲンは軟骨の中でも手羽の根元にある三角の骨を指し、1羽の鶏から1つしか取れない。

焼き鳥の部位:ハツ

ハツは心臓のことで、ハートが転化した言葉である。プリっとした食感で弾力がある人気部位だが、1羽に1つしかないため貴重なのだ。

焼き鳥の部位:下心

下心はハツの下にあることから名付けられた部位だ。ハツと似ているが、よりジューシーな味わい。

焼き鳥の部位:ちょうちん

こちらも人気部位のちょうちん。黄色く、丸い、果物のきんかんのようなルックスが特徴である。こちらは最終的に卵の黄身になる部分。まだ卵の状態になる前に、卵巣のなかから採取される。ひもと呼ばれる卵巣と子宮を結ぶ輸卵管と一緒に提供されるのが一般的だ。

焼き鳥の部位:さえずり

さえずりは鶏の食道で、なかなか見かけない希少部位だ。コリコリとした食感が特徴で、歯ごたえがある。

焼き鳥の部位:つなぎ

つなぎは心臓と肝臓をつないでいる部分で、ジューシーな味わいが特徴だ。

焼き鳥の部位:こころのこり

こころのこりはつなぎと同じ部位の別名で、心臓と肝臓をつなぐ部分を指す。ハツを取った残りの部分ということで、この名前が付いたそうだ。脂ののった部位で、トロっとした食感が特徴である。
また、これまで紹介した部位以外にも、えんがわ・ふんどし・キンカン・白子などさまざまな部位が存在する。

3. 焼き鳥屋には豚もある!焼き鳥で人気の豚の部位の名前

焼き鳥屋では鶏肉の部位はもちろん、豚肉もよく見かける。ここでは、豚肉の代表的な部位や特徴を紹介しよう。

焼き鳥の部位:かしら

かしらは豚肉のこめかみの部分を指し、旨みが強く歯ごたえがあるのが特徴だ。コラーゲンが豊富なのも特徴で、豚肉の部位の中でも人気が高い。しっかりとした食べごたえがあるため、噛むほどに美味しさが口の中に広がる。

焼き鳥の部位:しろ

しろは豚の小腸や大腸のことで、脂身が多いのが特徴だ。また、硬めの食感で食べごたえがありホルモン好きな人に人気が高い。臭みが少なく食べやすいので、内臓が苦手な人でも食べやすいだろう。

焼き鳥の部位:てっぽう

てっぽうは豚の直腸のこと。開いたときの形が鉄砲に似ているため名付けられた。硬めの食感が特徴で、焼鳥だけでなく焼肉屋などでもよく見かける部位だ。

4. 実はヘルシー?焼き鳥の部位のカロリーはどのくらい?

焼き鳥は酒と一緒に楽しむ人が多く、ついつい食べ過ぎてしまう。焼き鳥は部位によってカロリーが大きく変わるため、減量中に楽しむならメニューや味付けを工夫するとよい。ここでは、焼き鳥の代表的な部位のカロリーとともに、減量中に楽しむ際の注意点などを紹介しよう。

焼き鳥の部位のカロリー一覧

焼き鳥で使われている代表的な部位の100gあたりのカロリーは以下の通り。
もも肉...113kcal(皮なし)
ささみ...98kcal
手羽先...207kcal
ハツ...186kcal
砂肝...86kcal
軟骨...54kcal
どのカロリーも比較的低いが、とくに砂肝や軟骨は低カロリーだと分かる。

焼き鳥をヘルシーに食べるコツ

焼き鳥をヘルシーに楽しみたいなら、カロリーの低い部位を塩で楽しむのがおすすめだ。たとえば、ささみは低カロリーかつ高タンパクで体重管理食に最適といえる。また、食感が強く食べごたえのある砂肝もよいだろう。砂肝はカロリーが低いだけでなく、鉄分やビタミンB12も豊富に含まれている。タレの味が好きな人も多いが、タレは糖質もカロリーも高いのであまりおすすめしない。塩が苦手な人は、わさびや梅肉を使った味付けでもよい。減量中に焼き鳥を楽しむなら、低カロリーかつ高タンパクな部位を選ぶとよいだろう。

結論

焼き鳥には数多くの部位が存在し、それぞれに美味しさが詰まっている。選ぶ部位によって食感や味わい、カロリーなどが異なるので好みの部位を探してみよう。また、焼き鳥には鶏肉だけでなく豚肉のメニューもたくさんある。なかなか出会えない希少部位もあるので、焼き鳥を食べる際は注意深くメニューをチェックしてみよう。
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  • 公開日:

    2019年3月29日

  • 更新日:

    2021年9月 7日

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