1. 目玉焼きの基礎知識

目玉焼きは卵を焼いた料理である。料理の基礎とも呼べるもので、簡単に作ることができるがゆえに奥が深いともいえる。半熟、両面焼きなど黄身と白身の焼き加減には好みが出るが近頃SNSで映えるとされているのは断然半熟タイプである。
水を入れるか入れないか
多くの人が小学校の家庭科で目玉焼きを習ったことであろう。その際、水を入れて蓋をすると習った人も多いのではないだろうか?確かに水を入れて蓋をすると蒸し焼き状態になるので、ジューシーで焦げることはない。ただその分、どうしても水っぽい仕上がりになってしまうのだ。また黄身に膜が張ることがあり、映えるタイプの半熟目玉焼きにはなりにくい。
揚げ焼きタイプ
見た目にも美しい目玉焼きが作りたい!という人におすすめの作り方は、揚げ焼きタイプ。やや多めの油で周りが少しカリッとするように仕上げていくものである。こちらのポイントは、小さめのフライパンを用意すること。大きいものだとどうしてもうまく熱が回らない。また油もやや多めに入れよう。大さじ1強は入れてOK。あとは卵を入れたら、動かさず、中火で揚げ焼きにしていく。外周がきつね色になってくるまで焼くと、おおよそ白身にも火が通る。
ツヤツヤタイプ
お子様ランチに乗っているような目玉焼きを作りたい場合は、ボウルにざるを重ね、その上に卵を割り入れ、白身の余分な水分を切ってから焼くといい。白身をカリッとさせたくない場合は、蓋をして早めに火を通すようにする。このときも水は入れないこと。
2. 目玉焼きに合わせる調味料

ソース派vs醤油派
目玉焼きは、さまざまな調味料と合わせることができる。日本では、二大巨塔がソースと醤油である。地域差があるなど話題に登ることもあるが、これは完璧に個人差。実は塩も根強く人気が高いようだ。
塩+スパイスで進化
スパイスを合わせると目玉焼きは一気に異国情緒満点の味わいに。塩をベースにスパイスを組み合わせるといい。クミン、バジル、五香粉など、パンチの効いたスパイスを合わせると旨い。塩は必ず天然塩で。まろやかなものを選ぶと卵の旨みを生かしてくれる。胡椒を合わせてもいいだろう。
マヨ&ケチャップもひと手間加えて
マスタードマヨネーズやタバスコ入りのケチャップなど、マヨネーズやケチャップもアレンジを加えると目玉焼きの印象が変わる。サンドウィッチなどに挟む場合もこのテクニックは活躍してくれるので、覚えておきたい。
3. 美味しい目玉焼き料理

目玉焼きを主役に
目玉焼きが主役の料理もある。例えば、パスタ。半熟目玉焼きをのせてペコリーノチーズをかけただけのシンプルなパスタはイタリアの家庭でよく食べられているレシピである。ラピュタパンとの異名をとる、食パンに目玉焼きをのせて焼いたトーストも人気である。もちろん、ご飯にのせただけでも旨い。
いつもの料理のアップデートに
パスタや和え麺など、麺類の仕上げに目玉焼きをのせるとぐっと豪華になるのでおすすめ。同様の理由で、カレーやシチュー、ハンバーグ、炒め物などにのせても合う。目玉焼きは水分が抜けているので、料理が水っぽくなる心配もなく、濃厚さだけをプラスすることができるのだ。
結論
ひとくちに目玉焼きといっても好みによってその種類は無数にある。まずは自分好みの目玉焼きが焼けるように特訓しよう。目玉焼きがうまく焼けるようになると料理の幅もグンと広がる。料理の第一歩として極めてみるのも面白いかもしれない。