1. 濃厚な珍味「かにみそ」のカロリー

かにみその正体
そもそも、かにみそとは一体何だろうか。その名前や色合い、そしてかにの甲羅の中でも上の方に入っていることから、脳みそだと思っている人も多いかもしれない。かにみそは、中腸腺(ちゅうちょうせん)という内臓のことである。人間で言えば、肝臓や膵臓の機能を持つ部位にあたる。内蔵とは意外だったかもしれない。それなのに、何故みそと呼ばれているのだろうか。それは、見た目がみそに似ているからという説が有力だと言われている。
かにみそのカロリーは?
かにみその正体が分かったところで、カロリーを見ていこう。かにみそ100gあたりのカロリーは180kcal程度である。コクがあるだけに、カロリーが高いのはイメージ通りかもしれない。かにみそを一度に大量に食べる機会は、あまりないかもしれないが、高カロリーな食品であることは知っておいて損はないだろう。
かにみそのカロリーを見たところで、参考までに、かにの身のカロリーを確認しておこう。ここでは、代表的な3種類のかにの身を茹でたときのカロリーを記している。
◎毛がに ゆで 100g 83kcal
◎ずわいがに ゆで 100g 69kcal
◎たらばがに ゆで 100g 89kcal
やはり、淡白な味わいのかにの身の方が、かにみそに比べてカロリーが低いのが分かる。
かにみそのカロリーを見たところで、参考までに、かにの身のカロリーを確認しておこう。ここでは、代表的な3種類のかにの身を茹でたときのカロリーを記している。
◎毛がに ゆで 100g 83kcal
◎ずわいがに ゆで 100g 69kcal
◎たらばがに ゆで 100g 89kcal
やはり、淡白な味わいのかにの身の方が、かにみそに比べてカロリーが低いのが分かる。
2. かにみそにはどんな栄養が含まれているのか

かにとかにみその栄養素
かにの身には、中性脂肪を減らす効果のあるタウリンや抗酸化作用のあるアスタキサンチンが豊富に含まれている。それでは、濃厚なかにみその栄養はどんなものだろうか? かにみそには、三大栄養素の脂質が多く含まれている。これは、想像通りかもしれない。あのこってり感は、脂質だったのである。そして、かにみそのうまみ成分はグリコーゲンである。かにの身と同様にタウリンも含まれている。なお、かにみそには、プリン体が152.2㎎含まれている。濃厚な珍味系にはプリン体が含まれていることはよく知られていることだと思うが、念のためお知らせしておこう。
成熟したかにが美味しい
では、どんな時期であれば、かにみその美味しさをより堪能できるのだろうか。脱皮後のかには、かにみそが少ないと言われている。そのため、脱皮後しばらく経った、成熟したかにを選ぶのがよい。
3. 甘みがあるから心配?かにみその糖質

ほろ苦さがありつつも、うまみと甘みが魅力のかにみそ。糖質は高いのだろうか?
かにみその糖質は100gあたり、だいたい6~11g程度と言われている。かにみその糖質は、食品の中では比較的、低いほうだと言える。ただし、普段から糖質を気にしている人は、かにみそをアテにして日本酒を飲むとか、かにみそに白いご飯を合わせるといったことは、しない方がよいかもしれない。
かにみその糖質は100gあたり、だいたい6~11g程度と言われている。かにみその糖質は、食品の中では比較的、低いほうだと言える。ただし、普段から糖質を気にしている人は、かにみそをアテにして日本酒を飲むとか、かにみそに白いご飯を合わせるといったことは、しない方がよいかもしれない。
結論
冬場に味わうチャンスが多いと思われる、かにみそのカロリー、栄養、そして糖質について学んだ。カロリーは決して低くないが、1杯のかにから取れるかにみそは、ごくわずか。そのかにみそも、独り占めせずに家族で楽しむことの方が多いのではないだろうか。よほど大量に食べるのでなければ、そこまで神経質にならなくてもよいだろう。かにみそが手に入るチャンスがあれば、少しずつ味わおう。
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