1. 【天草】の特徴や由来

天草は柑橘類で、日本で初めて誕生したタンゴール・清見と、古くからある興津早生(おきつわせ)をかけあわせたものに、さらにページオレンジをかけあわせたもの。「天草みかん」、「天草オレンジ」といわれることもある。
鮮やかな橙色と、とろけるような果肉に芳醇な甘みが特徴。酸味や苦味が少ないので、子どもでも食べやすい。外皮やじょうのう(袋)も薄く、みずみずしい果肉がびっしりと詰まっており、食べごたえもばっちりだ。
天草は長崎県生まれで、そこから熊本県・天草が見えることからこの名がつけられた。
鮮やかな橙色と、とろけるような果肉に芳醇な甘みが特徴。酸味や苦味が少ないので、子どもでも食べやすい。外皮やじょうのう(袋)も薄く、みずみずしい果肉がびっしりと詰まっており、食べごたえもばっちりだ。
天草は長崎県生まれで、そこから熊本県・天草が見えることからこの名がつけられた。
2. 【天草】の旬や選び方

天草の旬は1~2月頃。天草は、贈答品として人気の高い「紅まどんな」の母親的品種であるが、紅まどんなよりも安価で買い求めやすい。まだまだ店頭で見かける機会は少ないが、インターネットなどで購入することもできる。
天草は次の点に注意して選ぶとよい。
天草は次の点に注意して選ぶとよい。
皮の色づきにムラがなく、ハリがあるか
色づきにムラがない方が、よく日に当たっている可能性が高い。皮がしわしわになっているものは古い。
皮がきめ細かいか
皮の表面にあるぶつぶつは油泡といい、これが多くきめ細かいものは糖度が高いといわれている。
皮と果肉の間に隙間がなく、持った時に重みがあるか
天草は皮が薄いので、皮と果肉の間に隙間はできにくいが、隙間があるものは水分が抜けている証拠なので避けた方がよい。また、重みのあるものの方が、果汁が多く含まれている可能性が高い。
店頭に並んでいるのは、食べごろのものがほとんど。酸味が強い場合は、直射日光の当たらない風通しのよいところに数日間置くと、酸味が抜ける。
店頭に並んでいるのは、食べごろのものがほとんど。酸味が強い場合は、直射日光の当たらない風通しのよいところに数日間置くと、酸味が抜ける。
3. 【天草】の食べ方

皮はやわらかいが、果汁が多く果肉もやわらかいので、手でむくよりはナイフでくし型にカットする方がよいだろう。
天草のホットオレンジジンジャー
1.天草はカットして果肉を取り出し、種を取り除く。
2.ミキサーに天草、すりおろししょうが、はちみつを入れ、混ぜる
3.コップに注ぎ、レンジであたためる
風邪気味のときや食欲がないときにおすすめ。ホットジンジャーが苦手な人にも比較的、飲みやすい。天草の爽やかな香りが、心を落ち着かせてくれる。
2.ミキサーに天草、すりおろししょうが、はちみつを入れ、混ぜる
3.コップに注ぎ、レンジであたためる
風邪気味のときや食欲がないときにおすすめ。ホットジンジャーが苦手な人にも比較的、飲みやすい。天草の爽やかな香りが、心を落ち着かせてくれる。
天草ゼリー
1.粉ゼラチンをふやかし湯で溶いておく。天草は果肉を取り出し、種を除いておく。
2.ほぐした果肉に水と砂糖を加え混ぜる。
3.粉ゼラチンをそっと加え、ゆっくり混ぜる。
4.器に流し入れ、冷蔵庫で2~3時間冷やし固める。
2.ほぐした果肉に水と砂糖を加え混ぜる。
3.粉ゼラチンをそっと加え、ゆっくり混ぜる。
4.器に流し入れ、冷蔵庫で2~3時間冷やし固める。
4. さまざまな【天草】

天草は地域によってさまざまな名前があり、それぞれに特徴がある。
美娘(みこ)-大分県
もっとも有名なのは、大分県の「美娘(みこ)」。天草の中でも外見、味、大きさ等の厳しい基準を満たしたものだけがこの名前で呼ばれており、主に贈答用として出荷されている。大分県の方言で「初々しい生娘」を表す「びこ」がこの名の由来となっている。
紅香(べにかおり)-長崎県
長崎県のものは「紅香(べにかおり)」といい、有機栽培であるステビア農法を用いているのが特徴である。赤みがかった美しい橙色の果皮と芳醇な香りから、この名がつけられたといわれている。
あまSUN -沖縄県
沖縄県産のものは、特に太陽(SUN)の恵みをたっぷり受けて育つことから「あまSUN」という名で販売されている。日光によく当たった果実は、甘みたっぷりだ。
結論
豊かな香りととろけるような果肉が人気の天草は、贈答用として販売されている各地のブランドも品切れになることがしばしば。なかなかお目にかかることの少ない品種だが、一度食べたらやみつきになること間違いなしだ。
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