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イシモチとはどんな魚なのか?特徴や旬の時期、美味しい食べ方を紹介

イシモチとはどんな魚なのか?特徴や旬の時期、美味しい食べ方を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 中山沙折(なかやまさおり)

2020年10月28日

柔らかで上品な味わいと称される「イシモチ」とは、いったいどんな魚なのだろうか?本稿ではイシモチの生態や名前の由来、主な産地や旬の時期などを解説するとともに、美味しい食べ方や釣る際のポイントなども紹介する。

  
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1. イシモチとはどんな魚?

釣り人から人気があるというイシモチとは、いったいどんな魚なのだろうか?まずは基本から学んでいこう。

スズキ目ニベ科の海水魚

イシモチはスズキ目ニベ科シログチ属に分類される海水魚で、標準和名は「シログチ」という。だが、一般的にはそのシログチと、ニベ属の「ニベ」という魚をひと括りにして「イシモチ」と呼ぶことが多いようだ。

特徴と生態

イシモチはクセのない白身が特徴の魚で、練り製品の原材料などに使われることの多い食用魚だ。よく釣れるのは20〜40cmほどのものだが、個体によっては50〜60cmまで成長する。水深20〜100mほどの沿岸部の砂泥地に生息しており、日本では東北以南の各地に多く見られるが、世界中の温帯付近に広く分布している。主なエサは砂泥地に棲む環形動物や多毛類・甲殻類などである。

名前の由来

イシモチの名前は「耳石(じせき)」に由来する。耳石とは頭骨内にあって耳のような働きをする器官で、ヒトでいうところの「聴砂(ちょうさ)」にあたる。イシモチは、この耳石が大きいことから「石持ち=イシモチ」という名がつけられたという。なお、標準和名であるシログチは、漢字で書くと「白愚痴」となる。これは、イシモチが浮袋を使ってグーグーと鳴く様子が愚痴に聞こえることが由来となっている。

ニベとの違い

ニベ科のニベも耳石が大きいためよくイシモチと混同されるが、厳密には別々の魚だ。見分け方としては体色や大きさだろう。銀白色をしているのがイシモチ、一方のニベは黒色の斑点がある。またイシモチは20〜40cmほどのものが多いが、ニベは40cm〜1mほどの大きさになる。ちなみに、シログチに対してニベは「キ(黄)グチ」「クロ(黒)グチ」といった別名を持つ。

2. イシモチの主な産地と旬の時期

クセのない柔らかな白身魚であるイシモチを美味しくいただくには、どの時期がベストなのだろうか?主な産地とあわせて解説する。

イシモチの主な産地

お伝えしたように、イシモチは東北以南の各地に生息している。とりわけ漁獲量が多い地域としては、九州や福井県以西の山陰地方、太平洋沿岸各地、それに香川県や愛媛県など瀬戸内海付近などである。

イシモチの旬の時期

一年を通じて市場に並ぶ魚ではあるが、とくに美味しいのは産卵期に差しかかる春から初夏にかけてといわれている。ただし、人によっては秋頃のイシモチのほうが美味しいと感じることもあり、その時期こそ旬だという考え方もある。

3. イシモチの美味しい食べ方

続いてイシモチの美味しい食べ方を紹介しよう。注意点もあるので、あわせて確認してほしい。

「塩焼き」がおすすめ

イシモチは、クセのない柔らかな白身はもちろん、水分が多くほどよい繊維質で身離れがよいことから塩焼きにして食べると絶品といわれている。塩を振って30分以上置いてからじっくり焼き上げれば完成だ。そのほか、幽庵焼きなども美味とされている。焼き以外では、ソテーやムニエル、唐揚げ、煮付けなどもおすすめだ。ただし骨が硬くなおかつ多い魚なので、食べるときはもちろん、煮付けにする際なども注意しよう。

鮮度落ちが早いため生食には下処理が必要

イシモチは本来、刺身や昆布締めも絶品な魚ではある。だがいかんせん鮮度落ちが早く、釣ったその場で活締めをして血抜きをするなど、適切に下処理したものでなければ生食には適さない。イシモチの刺身を楽しみたいのであれば、釣れたてを市場に探しに行くか、自分で釣ってその場で活締め・血抜きをすることを考えよう。

4. イシモチを釣るときのポイント

イシモチは海水魚で、日本であれば東北以南の広い地域で釣ることができる。とくに有名な産地としては長崎や愛媛、香川といったところだが、これらの産地にこだわらなくともお目にかかれる機会はあるだろう。

釣りの時期

ほかの時期には全く釣れない魚というわけではないが、6~11月にかけてが投げ釣り、12~3月にかけてが沖釣りのハイシーズンとされている。

釣れる場所

産卵期のイシモチは、沿岸の水深が浅いところや内湾などの波が静かな場所に卵を産みに集まる。産地として紹介した九州近辺の、暖流が多く流れ込む海域にはとくに多く見られる。投げ釣りに挑戦するのであればそういったポイントも意識しながら場所を選ぼう。

釣り方

エサはゴカイまたはアオイソメを使うのが一般的だが、地方によってはサンマの切り身を使うところもある。仕掛けは、テンビンを使った胴突き仕掛けが基本である。テンビンとは金属製のアームとオモリでできた釣り道具のひとつ、胴突仕掛けとは底にオモリをつけることで着底させて誘いかける仕掛けのことだ。

結論

イシモチの塩焼きは絶品とされている。手に入れる機会があればぜひ味わってみよう。刺身が食べたいときは、鮮度落ちを防ぐため活締めや血抜きをお忘れなく。ちなみにイシモチの耳石は毎日少しずつ大きくなる。顕微鏡で見ると、年輪のように1日ずつ成長する日輪を見ることができるという。イシモチを捌く機会があれば耳石を取り出し、子どもと眺めてみてはいかがだろうか?
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  • 公開日:

    2019年7月 5日

  • 更新日:

    2020年10月28日

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