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一度食べたらやみつきに!幻の柑橘【スイートスプリング】とは

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年7月 4日

スイートスプリングは、その可愛らしい名前とは裏腹にゴツゴツとした印象の柑橘である。でも、そんな見た目からは想像できない魅力が詰まった果実なのだ。しかも簡単には入手できない貴重な品種でもある。スイートスプリングの魅力をたっぷりと紹介しよう。

1. スイートスプリングの特徴

スイートスプリングは黄色とオレンジ色の中間のような色合いの果皮で、果肉はオレンジ色をしている。旬の早い時期に出回るものは、黄緑がかっていることも多い。皮が硬くじょうのう膜と呼ばれる袋の部分も硬めだが、種は多くない。
さわやかな香りが魅力のスイートスプリングは、風味もまろやかで食べやすい。糖度は12~13度と高めであり、上品な甘さで酸味が少なく、苦みもないため子どもにもおすすめだ。果肉は硬めだが果汁が多い柑橘である。

2. スイートスプリングの誕生と由来

スイートスプリングは静岡県にある果樹研究所により育成された。温州みかん「上田温州」に「ハッサク」を交配し生まれた実生から、胚を取り出し培養し育てる「胚分離培養」により生まれた交雑種だ。1947年に作られ1982年にタンゼロ農林1号として品種登録されている。温州みかんのような甘みとハッサクのようなプチプチとした食感が一度に楽しめる、まさにいいとこどりの品種なのだ。
スイートスプリングの大きな特徴ともいえる甘くさわやかな香りと味わい。まるで春の風を思わせることから、この特徴が名前の由来となっている。酸味や苦みの少ない上品な甘みは見た目からは想像されにくいが、名前はマッチしているといえるのではないだろうか。

3. スイートスプリングの旬と入手方法

スイートスプリングは11月初旬から1月頃まで収穫される。多く出回るのは11月下旬から2月頃であり、一般的なみかんと同じ時期に旬を迎える。ただし、まだ全国的に生産量が多くないため、みかんの中ではあまり流通しない品種でもある。
生産地としては熊本県での収穫・出荷が最も多く、鹿児島県・香川県と続いている。生産量が少ないことから、全国的に出回るというよりは、地元で消費されることがほとんどである。見た目に関しても美しいとはいい難いため、自家栽培して自分たちで消費してしまう人もいるくらいなのだ。それでも味は格別で、一度食べたらやみつきになるというリピーターも多い柑橘である。入手するためには、生産地の直売所などを利用するか、通販や産地直送便で取り寄せるのが確実だ。

4. スイートスプリングの美味しい食べ方

11月初旬あたりの、旬のはじまりに入手したスイートスプリングは果皮が緑色をしているが、果肉先熟型の果実で実が詰まって果汁も甘いため、すぐに食べても問題はない。しばらく置いておく場合は、1週間程度なら風通しのよい冷暗所で常温保存できる。それを超える場合は保存袋に入れ冷蔵庫での保存をおすすめする。ほかの柑橘類と同様に、実がずっしりと重たいものを選べば、果汁も果肉も多く美味しいはずだ。
スイートスプリングの果皮はゴツゴツとしていて硬めのため、手でむくのは難しい。きれいにむきたい場合はナイフを使いハッサクのようにむくといいだろう。オレンジを食べるときのように、くし形にカットするとさらに手軽で食べやすい。
そのまま食べてももちろん美味しいが、ゼリーやジュース、スムージーに加工するのもおすすめだ。ほかの柑橘類と同様に果皮もマーマレードやピール、蜂蜜漬けにすれば美味しくいただける。

結論

見た目はゴツい印象だが、食べてみると甘く優しい味わい。そのギャップがスイートスプリングの魅力といえるだろう。あまりお目にかかることのできない珍しい柑橘のため、冬に熊本県など産地を訪れる際はぜひチェックしたい。取り寄せも可能なので、利用してみてはいかがだろうか。
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