1. れんこんきんぴらの歴史や由来
れんこんを甘辛く炒めたれんこんきんぴらの歴史や由来に関しては、きんぴらごぼうなしには語れない。きんぴらという言葉が使われるようになったのは、きんぴらごぼうが始まりだからだ。
■きんぴらの由来は金太郎の息子
きんぴらという言葉は、坂田金平(さかたのきんぴら)という人物に由来するといわれている。坂田金平は、江戸時代の人形浄瑠璃の一つである「金平浄瑠璃」の主人公で、有名な童話「金太郎」の主人公・金太郎(坂田金時)の息子でもある。金平も、怪力の金太郎と同じく非常に力の強い人物だった。ごぼうを甘辛く炒めた料理のしっかりとした食感や食の進む味付けが、坂田金平のイメージとぴったりだったため、きんぴらごぼうと呼ばれるようになったのである。やがて、同じような調理法で作られた料理は、きんぴらと呼ばれるようになっていった。
■れんこんきんぴらはきんぴらごぼうのアレンジ
れんこんきんぴらが作られるようになった歴史や由来に関して、明確なことはわかっていない。ごぼう以外の根菜もきんぴらとして調理されるようになり、その中にれんこんも含まれていたようだ。れんこんは大根の皮や人参・ヤーコンと同様に、根菜で歯ごたえがある食材のため、きんぴらに使用する食材としてふさわしいと考えられたのだろう。
2. れんこんきんぴらの基本の具材
れんこんきんぴらのメインの具材が、れんこんなのはいうまでもないが、さらに美味しく仕上げるために次のものを加えるとよい。
■白ごま
味付けをしたあと仕上げにまぶすと美味しい。見た目も食欲をそそるし、ごまの食感と香りはれんこんと相性がよい。
■鷹の爪
れんこんきんぴらに限らず、きんぴら料理には辛みを効かせるために唐辛子を入れることが多い。子どもも一緒に食べる場合は除いてもいいが、食欲増進などにも役立つためできれば使いたい。また、れんこんきんぴらは見た目が地味なので、赤みが加わることで彩りをアップさせることもできる。
3. れんこんきんぴらと合う!アレンジ具材
れんこんと薬味のみのシンプルなれんこんきんぴらも美味しいが、アレンジ具材を加えれば飽きずに楽しむことができる。れんこんきんぴらに合うアレンジ具材を紹介しよう。
■人参...緑黄色野菜のため彩りだけでなく栄養もプラスすることができる。組み合わせると食べごたえアップ。
■肉...れんこんきんぴらは牛・豚・鶏肉のいずれとも相性がよい。肉類を入れることでボリュームが出るのでメインのおかずにもなる。
■豆...とくに大豆の水煮や枝豆がおすすめ。たんぱく質も摂れる。
■ひじき...不足しがちな鉄分を多く含んでいる。控えめな食感と淡白な味がれんこんきんぴらの邪魔をしない食材。
■こんにゃく...れんこんとの相性がよく味も浸みやすい。糖質制限中の人には定番。
■肉...れんこんきんぴらは牛・豚・鶏肉のいずれとも相性がよい。肉類を入れることでボリュームが出るのでメインのおかずにもなる。
■豆...とくに大豆の水煮や枝豆がおすすめ。たんぱく質も摂れる。
■ひじき...不足しがちな鉄分を多く含んでいる。控えめな食感と淡白な味がれんこんきんぴらの邪魔をしない食材。
■こんにゃく...れんこんとの相性がよく味も浸みやすい。糖質制限中の人には定番。
これらのアレンジ具材をれんこんきんぴらに単独で加えてもよいし、複数を組み合わせるのもおすすめだ。作り置きしてあるれんこんきんぴらに飽きたときに、あとから加えることもできる。
4. 糖質制限中の人におすすめ!れんこんきんぴらの食べ方
れんこんそのもののカロリーはそれほど多くないため、きんぴらは太りにくい食べ物と思われがちだが、じつはれんこん自体に糖質が多いうえ、きんぴらには砂糖を使う。調理後の糖質量は意外と多くなるため注意が必要だ。
■少量をよく噛んで食べよう
糖質制限中の人におすすめの食べ方は、よく噛んで食べること。一度に大量のれんこんきんぴらを食べるのではなく、小皿に取り分けてあくまでも副菜として食べよう。
■糖質の少ない食材と一緒に
メインの料理としてアレンジする場合は、大豆や脂質の少ない肉など高たんぱくな食材と組み合わせるのが糖質制限中の人におすすめの食べ方だ。生野菜と組み合わせてサラダにリメイクすると、れんこんきんぴらの風味や食感を楽しみながら腹も満たされる。糖質制限中の人におすすめの食べ方は、糖質や脂質の少ない食材と上手に組み合わせるのがポイントである。
結論
もともとはきんぴらごぼうの変わり種だったれんこんきんぴらは、食べると力強い金平のようになれるといわれていた。しかし、れんこんは意外にも糖質を多く含む料理なので食べ過ぎには気を付けよう。さまざまな具材と組み合わせてアレンジを楽しむのもおすすめだ。
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