1. ニラの基本的な知識をおさらい

独特な香りをもち、餃子や鍋などの具材として重宝されているニラ。通年食べることができるが、春先に採れるニラは一段とやわらかさが増す。肉の臭みを抑える効果などもあるため肉と一緒に料理に使われることも多い。
美味しいニラの選び方は?
店頭で美味しいニラを選ぶには、葉の状態に注目してみよう。肉厚な葉で、真っ直ぐにピンと張っているものを選ぶことをおすすめする。葉が折れてしまっているニラは、折れた部分からどんどん傷んでしまうため注意しよう。また、ニラの香りも確認しておこう。香りが強いものは鮮度がよいサインだ。
ニラを保存する時のポイントは?
余ったニラを保存する時は3~4cm程度の大きさに切り、密封できるタッパーや袋の中に水とニラを入れて冷蔵保存をしておくとよい。ただし、大量にニラが余ってしまった場合は、冷凍用の袋にざく切りにしたニラを入れて冷凍保存をしておこう。冷蔵保存にしろ冷凍保存にしろ、一度切ってしまったニラは傷みやすくなるので、できるだけ早く食べきることをおすすめする。
2. ニラの洗い方と切り方を解説

ニラを調理する場合、水洗いをして細かく切る工程が必要になることが多いだろう。そこで、ニラの洗い方と基本的な切り方について紹介していこう。
ニラの洗い方を解説
野菜を購入したらすぐに洗って冷蔵保存をする人もいるが、ニラに関してはすぐに水洗いして冷蔵保存するのはおすすめできない。ニラのような葉が薄い野菜は、水に濡らしてしまうと傷むスピードが早くなったり、香りが薄れたりするおそれがある。そのため、調理する直前に使う分だけ切ることをおすすめする。
ニラはざく切りかみじん切りがおすすめ
ニラの切り方はおもに2通りある。ひとつはざく切りだ。水洗いをしたニラを3~4cm程度の大きさにザクザクと切っていくだけなので、とても簡単である。鍋や炒め物にニラを使う場合は、このざく切りがおすすめだ。そして、もうひとつの切り方はみじん切りである。5mm程度の大きさにみじん切りをすれば、餃子や味噌汁などに使いやすいサイズになるので、ぜひ試してみてほしい。
3. ニラのおすすめアレンジ方法は?

ニラの洗い方や切り方を注意するだけでも充分食べやすくなるが、ニラに合う料理のレパートリーを知っておけば、さらに美味しく食べられる。本記事では、おすすめのニラ料理についていくつか紹介していこう。
ニラ入り焼き餃子
ニラといえば、餃子を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。豚のひき肉、キャベツ、白ネギ、そしてたっぷりのニラを混ぜて餃子の餡を作り、餃子の皮で包んで焼けば、ニラの香りを堪能できる餃子を作ることができる。口臭を気にせず思いっきりニラを食べられる時にはかなりおすすめの料理だ。
豚のレバーとニラの炒め物
豚のレバー、タマネギ、ニラ、みじん切りにしたショウガを炒めて、塩胡椒、しょうゆ、料理酒などで味付けをすれば、スタミナたっぷりの炒め物を作ることができる。パワーをつけたい時にぜひ食べてみてほしい。
ニラの雑炊
ニラの雑炊は古くから日本で食べられている。江戸時代には民間療法として体調不良の時にニラ入りの雑炊を食べるのが一般的だった。ニラに含まれる香り成分のアリシンは、疲労回復に役立つとされるビタミンB1の吸収を助けるため、いまでも体力回復のためにニラの雑炊を食べる人は多い。ニラのほかに、卵などを具材として加えれば、身体にやさしい雑炊を作ることができるので、試してみてはいかがだろうか。
結論
ニラの洗い方や切り方はとても簡単で、面倒な下準備などもとくに必要ない。ただし、一度切ると傷みやすいので、調理する分だけ洗って切るように注意をしよう。いろいろな料理に使える野菜なので、今回紹介した内容を参考にしていただけると嬉しい。
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