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見た目は赤茶色なのに白ワイン用のぶどう【ピノ・グリ】とは

投稿者:ライター 亀崎智子(かめざきさとこ)

監修者:管理栄養士 氏家晶子(うじいえあきこ)

2019年10月23日

近年、人気が出てきたワインの1つであるピノ・グリ(ピノ・グリージョ)。ぶどうを見るとその見た目は赤ワイン用のぶどうと思われがちであるが、じつは突然変異によって誕生した白ワイン用の品種である。現在、原産地では栽培されていないピノ・グリ(ピノ・グリージョ)とは一体どのようなぶどうであるのか特徴について紹介する。

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1. 突然変異により誕生したピノ・グリ(ピノ・グリージョ)

18~19世紀頃にフランスのブルゴーニュ地方で誕生し人気があったが、生産が難しく生産量が安定しなかったため、生産量はどんどん減少した。しかし、20世紀に入り、生産技術が向上し、徐々に安定した生産量を確保できるようになったことで、近年では人気が出てきて生産量が増加している。生産量は増加したものの、現在、原産地であるブルゴーニュ地方ではほとんど栽培されておらず、イタリアやドイツ、アメリカ、ニュージーランドなどで質のよいピノ・グリが栽培されている。

ピノ・ノワールの突然変異により誕生

ピノ・グリは原産地であるブルゴーニュ地方で赤ワイン品種の代表でもある黒ぶどうのピノ・ノワールが突然変異したことで、果皮の色がピンク色に変化したものであるといわれている。この事実は最近、カリフォルニア大学の研究室により発表された。2つのDNAを調査したところ、果皮の色を除いては区別するのが難しいほど、両者の特徴は酷似していたのである。

栽培地によりいろいろな呼び名がある

ピノ・グリは原産地であるフランスにおいても栽培地によっていろいろな名前で呼ばれている。ブルゴーニュ地方では「ピノ・ブーロ」であり、シャンパーニュ地方では「フロマントー」、イタリアでは「ピノ・グリージョ」、ドイツでは「グラウ・ブルグンダーもしくは、ルーレンダー」、ハンガリーでは「スルケバラート」などである。
そして、名前で味を想像することもできるのである。たとえば、ピノ・グリと書かれている場合はしっかり目の辛口タイプであることが多く、ピノ・グリージョと書かれている場合は少し軽めで辛口タイプであることが多い。

2. 白ワインだけど赤ワインのような味わいピノ・グリ(ピノ・グリージョ)

ピノ・グリは白ワインであるが、酸味が強くなく、ほかの白ワインではほとんどないコクがある。ワインの色も白ワインではあるが、濃く鮮やかな黄色をしているのも特徴である。ほんのりとした苦味も感じることができ、柔らかい酸味が果実味を引き立てている。

フルーティーな香りが漂うピノ・グリ

トロピカルフルーツや洋梨、黄桃、花梨、グレープフルーツ、メロン、マンゴーの香りにたとえられることが多い。醸造方法によっても香りは変化する。基本的には、辛口のものが多いピノ・グリであるが、甘口のものやスパークリングワインに使用されることもある。ピノ・グリだけで作られる甘口の代表的ワインである貴腐ワインも美味しいと高評価を得ている。
わざと、辛口を作りあげるために、早摘みをすることで、酸味を落とさずにすっきりとした味わいを楽しむことができるように栽培している地域もある。

3. 魚よりも肉との相性がよいピノ・グリ(ピノ・グリージョ)

白ワイン用の品種であるピノ・グリであるが、その味わいは赤ワインに近いものがあるため、赤ワインを飲んでいるような気分を味わうことができる。白ワインであるもののまろやかでコクがあるため、魚よりも豚肉や鶏肉との相性がよいといわれている。濃い味付けをされているものとの相性もよい。また、熟成度が増したものに関しては、中華料理との相性もよいといわれている。
肉を食べるときに赤ワインを飲みたい気分でないときや飲みごたえを感じたいときにぜひともおすすめしたいワインである。

結論

白ワインであるが、赤ワイン気分を味わうことができるワインのピノ・グリ。メインが肉料理の場合でも白ワインを楽しみたいという場合にはうってつけである。また、産地や醸造方法によっては辛口もあれば甘口もあるので、自分にとってのお気に入りのピノ・グリを選んでみてはどうだろうか。
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