1. スターフルーツとは

スターフルーツという呼び名は英語だが、原産地は東南アジアである。現在は中国の一部、マレーシアやタイ、フィリピンなどの熱帯・亜熱帯で広く栽培され、日本では沖縄県や宮崎県の一部などで栽培されている。日本での収穫期は12~3月頃で、それ以外の時期のものは輸入のものが多い。
日本でゴレンシ(五斂子)という和名がついているように、カランボラ、楊桃(ヤンタオ)など各地で名前がつけられている。
日本でゴレンシ(五斂子)という和名がついているように、カランボラ、楊桃(ヤンタオ)など各地で名前がつけられている。
カタバミ科の常緑性高木で、花は美しく観賞用にも向く。南国の果樹の中では比較的耐寒性があるため、栽培もさほど難しくはない。観賞用と収穫の両方が楽しめる苗として人気である。日本国内産の苗も販売されている。
特徴的なのはやはり果実の形だろう。輪切りにした面が、星型になるのだ。大きさは5~15cmほどと品種によってばらつきがある。薄黄色からオレンジ色の星は、じつにフォトジェニックで、料理やデザートの飾りとしても大活躍している。
スターフルーツは、シャクっとした梨のような食感を持つ。黄色の半透明の果肉は非常にジューシーだ。ほのかに甘い味わいでしつこくないので、いくつでも食べられてしまいそうだ。
完熟したスターフルーツは、まるでジャスミンのようなさわやかで甘い香りを持っており、魅力の1つである。
スターフルーツは、シャクっとした梨のような食感を持つ。黄色の半透明の果肉は非常にジューシーだ。ほのかに甘い味わいでしつこくないので、いくつでも食べられてしまいそうだ。
完熟したスターフルーツは、まるでジャスミンのようなさわやかで甘い香りを持っており、魅力の1つである。
2. スターフルーツの甘味種と酸味種

スターフルーツは、甘味種と酸味種の大きく2つに分類される。しかし明確にそれと分けられているわけではなく、食べてみて甘いか酸っぱいかでざっくりと分けられているようだ。
また大まかに、花の色が濃い紫で果実の色も濃いものと、薄いものとで甘味種か酸味種かがわけられている。購入するときは注意してみよう。
また大まかに、花の色が濃い紫で果実の色も濃いものと、薄いものとで甘味種か酸味種かがわけられている。購入するときは注意してみよう。
甘味種
日本で栽培されているスターフルーツのほとんどが甘味種である。
甘味が強く、糖度は10~12度。サイズは大きめで、完熟すると黄色っぽくなり、より星らしく見える。肉厚で、酸味や雑味が少なく甘みを楽しむことができる。いかにもトロピカルフルーツな雰囲気を醸し出している。
甘味種は9月頃から冬の終わりのころが旬である。「ハニージャンボ」「Hub種」、ハワイで多く栽培されている「Kari」系甘味種、そして沖縄産「美ら星」などがある。
甘味が強く、糖度は10~12度。サイズは大きめで、完熟すると黄色っぽくなり、より星らしく見える。肉厚で、酸味や雑味が少なく甘みを楽しむことができる。いかにもトロピカルフルーツな雰囲気を醸し出している。
甘味種は9月頃から冬の終わりのころが旬である。「ハニージャンボ」「Hub種」、ハワイで多く栽培されている「Kari」系甘味種、そして沖縄産「美ら星」などがある。
酸味種
甘味種よりサイズは小さめでレモンイエローのような薄い色をしたものが多いようだ。生で食べても、レモンのように酸っぱくてこれはこれで美味しい。しっかりとした酸味は、ジャムやドライフルーツなどの加工品にしても楽しめる。酸味が苦手な人はそのほうが食べやすいだろう。
レモン水ならぬ、酸味種の輪切りを入れてスターフルーツ水にしても、きれいで美味しい。
酸味種はメキシコで栽培されているものが多い。酸味種は年間を通して手にいれることができるのが、甘味種との大きな違いだろう。
レモン水ならぬ、酸味種の輪切りを入れてスターフルーツ水にしても、きれいで美味しい。
酸味種はメキシコで栽培されているものが多い。酸味種は年間を通して手にいれることができるのが、甘味種との大きな違いだろう。
3. スターフルーツの食べ方・保存方法

まずは美味しいスターフルーツを選ぼう。ずっしりと重く、皮に張りのあるものがいい。皺があるものは過熟し、斑点があるものは傷んでいる可能性があるため、避けるようにしよう。
スターフルーツは最初は緑色をしており、黄色、濃い黄色を経て、山吹色になる。色は全体に及んでいるかどうかをチェックしよう。
食べるタイミングは決まっておらず、好みである。サラダなどに使うなら、少し緑が残る黄色いころがドレッシングなどと相性がいいし、ケーキに合わせたり、スイーツとして食べたりするならしっかり完熟したものがいい。スターフルーツは追熟するので、その時の食べ方、または熟し具合によって食べるタイミングを計ろう。
スターフルーツは最初は緑色をしており、黄色、濃い黄色を経て、山吹色になる。色は全体に及んでいるかどうかをチェックしよう。
食べるタイミングは決まっておらず、好みである。サラダなどに使うなら、少し緑が残る黄色いころがドレッシングなどと相性がいいし、ケーキに合わせたり、スイーツとして食べたりするならしっかり完熟したものがいい。スターフルーツは追熟するので、その時の食べ方、または熟し具合によって食べるタイミングを計ろう。
美味しい切り方
スターフルーツは皮ごと食べることができるので、まずはしっかり洗うことが大切だ。角の先端部分にえぐみが残りやすいので、星の角の部分は包丁かピーラーで少しだけ落とそう。
ひと口大に切るのなら、星の形を生かしたカットを。あまり薄くカットするとシャクリとした食感が生きないので、1cm前後の幅にカットするのがおすすめだ。
しかし、果肉の中心部にもえぐみや苦味が起こりやすいので、星の形を残す必要がない場合は、星の角の分を切り落とし、中心も切り落としてスティック状に切ってしまうほうが味はいい。
手間ではあるが、星型にスライスして、星型の角の先端を落とし、中央部をくりぬくという方法もある。
ひと口大に切るのなら、星の形を生かしたカットを。あまり薄くカットするとシャクリとした食感が生きないので、1cm前後の幅にカットするのがおすすめだ。
しかし、果肉の中心部にもえぐみや苦味が起こりやすいので、星の形を残す必要がない場合は、星の角の分を切り落とし、中心も切り落としてスティック状に切ってしまうほうが味はいい。
手間ではあるが、星型にスライスして、星型の角の先端を落とし、中央部をくりぬくという方法もある。
保存方法
ジャム、砂糖漬け、ゼリー、冷凍など、加工してからの保存をおすすめするが、生のまま保管するときは、1つずつラップをして密閉し乾燥を防止すること。青いようなら常温(20度以上)において追熟させよう。
どんなに大事にしまっても、収穫したてのものが一番食感もよく美味しい。できるだけ早めに食べきるようにしよう。
どんなに大事にしまっても、収穫したてのものが一番食感もよく美味しい。できるだけ早めに食べきるようにしよう。
結論
贅沢だが、生で食べるのが一番美味しいスターフルーツ。星の形が見えるよう、サラダやケーキ、パフェなどのスィーツのトッピングに使うのがおすすめである。また、ペクチンが多く含まれているため、とくに酸味種はジャムに加工するのにも向いている。たくさん手に入れることができたら、ぜひいろいろな食べ方を試してみてもらいたいトロピカルフルーツである。
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