このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

台湾茶の中でもメジャーな【文山包種茶】の特徴を解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年10月 4日

台湾も中国と同様にお茶文化が根付いた地域だ。お茶の楽しみ方は似ているものの、台湾独自に栽培されている茶葉が豊富なため、親しまれているお茶は少し異なる。さまざまな台湾茶がある中で、ここでは文山包種茶(ぶんさんほうしゅちゃ)について紹介する。この文山包種茶は台湾でも人気のお茶であるため、知っておいて損はない。

1. 【文山包種茶】は烏龍茶の1つ

非常に多くの種類のお茶が存在する中国では、お茶を加工方法とお茶の色によって6グループに分けており、台湾の文山包種茶は青茶に分類される。青茶に分類されるお茶で日本でも有名なのが烏龍茶だ。そもそも烏龍茶とは青茶に分類されるお茶全般を指すため、厳密には烏龍茶というお茶は存在しない。括りでいうと文山包種茶は烏龍茶の1つだといえる。数ある中国茶のなかでも青茶の面白い部分というのが、バリエーションの豊富さだ。お茶グループ分けする際に発酵の度合い(酸化状態)も大きく関係するのだが、青茶は発酵度が15~80%のお茶をすべて含むため、同じ青茶でも見た目や香り、味わいがまったく異なる。文山包種茶は青茶のなかでもっとも発酵度が低い15%である。

文山包種茶の由来と味わい

日本では聞きなれない文山包種茶。しかしこの名前を読み解くと、どこで栽培された茶葉を使い、どのように包装されているのかが分かる。最初の文山というのは、台湾北部に位置する土地の地名だ。台湾はいたるところで茶葉が栽培されているためお茶の名前に地名が入ることが多い。また包種とはその昔、茶葉を小さい紙に包んで売っていたことから名付けられた。文山包種茶は発酵度が低いことから、発酵をまったく行わない緑茶に似た風味をもつ。烏龍茶のなかでもさっぱりと味わいが特徴的であることから「清茶」とも呼ばれる。

2. 文山包種茶の加工と保存方法

文山包種茶は発酵度が低く半発酵茶に分類される中国茶であるため、どのくらい発酵させるかが重要なポイントとなる。まず文山包種茶の原料となる茶葉を摘んだら最初に茶葉を萎れさせることからはじまる。この作業のことを萎凋(いちょう)という。風通しの良いところに茶葉を置き萎れさせることで、茶葉が微発酵を起こし、香りを生み出すのだ。

次に、做青(さくせい)・揺青(ようせい)という青茶特有の工程を行う。これらは茶葉を乾燥させながら揺らすことで酸化具合を調整する作業で、発酵度が幅広い青茶づくりにおいて大きなポイントとなる。文山包種茶に適した発酵度に達したら、それ以上の酸化を防ぐために殺青(さっせい)という加熱作業によって酸化を止める。ここできちんと酸化を止めることができなければ過発酵によって味わいが変わってきてしまうため重要な作業である。最後に茶葉をしっかりと乾燥させれば文山包種茶の完成だ。

文山包種茶を保存したいとき

文山包種茶に限らず、多くのお茶は湿気に弱い。そのため店頭に並ぶ文山包種茶の中には真空包装されているものもある。真空包装されていれば常温でそのまま保管することができるのだが問題は開封後だ。開封後は密封できる容器に入れて、できるだけ日の当たらない涼しい場所で常温保管しよう。温度を維持できるという点から冷蔵庫に保管する人もいるが、開け閉めが多い家庭用の冷蔵庫だと温度変化が多くなり結露が発生する恐れがあるため、注意が必要だ。

密封することで湿気はもちろんながら、においが茶葉につくのも防ぐことができる。ただし、どれだけ気をつけても長期間保存すれば文山包種茶の風味は落ちてきてしまうため、なるべく早く飲みきるようにしよう。

3. 文山包種茶を美味しく飲むための条件と茶器

お茶にはそれぞれ抽出に適した温度と時間がある。購入の際におすすめの飲み方を紹介されたらその通りの飲むのがおすすめだが、とくに何もいわれなかった場合は85℃のお湯で1分間抽出するのがよい。この温度と時間が、文山包種茶の持つ香りや味わいを最大限に引き出すことができる。温度計とストップウォッチを使って正確に計るようにしよう。また中国茶を飲むときに使用される茶器には茶壺と蓋碗の2種類あるが、わざわざ購入しなくても普段使用している急須やティーポットで淹れて問題ない。しかし中国茶を本格的に楽しみたいならば持っておいて損はないだろう。

文山包種茶を茶壺で飲む

発酵させたお茶を飲むときは、飲む前に香りを堪能してほしい。その香りを最大限引き出せる茶器が茶壺だ。茶壺の使い方は至ってシンプルであるが、多くの熱湯が必要となるためお湯は多めに用意しておこう。まずお茶を淹れる前に茶壺に熱湯を入れて茶壺自体を温める。熱湯を捨てたら茶葉を適量入れ、85℃のお湯をあふれるぐらい注ぐ。もし茶葉がこぼれそうになったらふたでおさえよう。ふたで茶壺を密閉したら茶壺に熱湯をかけて保温性を高めた状態で1分間抽出する。抽出したお茶は茶こしを使いながらカップに注ぐ。最初に香りを楽しんだあとに文山包種茶の味わいを楽しもう。

結論

観光地として人気の台湾で注目したいのが台湾茶だ。文山という地域で栽培されている文山包種茶は、数多くある台湾茶のなかでもさっぱりとした味わいが特徴的で日本人も飲みやすい。台湾では多くのお茶が栽培されているが最初に選ぶ台湾茶として文山包種茶はおすすめだ。
この記事もCheck!
\この記事をシェアする/    
\この記事をシェアする/    
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

おすすめ記事

ページトップへ ページトップへ