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ボージョレー・ヌーボーを生み出す品種【ガメ】とは?相性の良い料理も紹介

投稿者:ライター 井澤佐知子(いざわさちこ)

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2019年10月23日

11月に解禁されるワインとして、日本でも大人気のボジョレー・ヌーボー。このワインを生み出すのは、「ガメ」というブドウである。ガメはブルゴーニュ地方に古くから伝わるものの、フランスの高名な他品種と異なり、フランス国外にそれほど普及していない。ボジョレーのワインと密接な関係があるガメは、いったいどのような品種なのであろうか。

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1. ボジョレーが一大生産地のガメ

色も味わいも若々しく、日本ではとくに人気のボジョレー・ヌーボー。ブルゴーニュ地方南部のボジョレー地区で生産されるワインである。ボジョレー地区を一大産地とするガメ、その特徴をとくとみていこう。

■ブルゴーニュ原産の古い品種

ガメは「Gamay」と書き、「ガメイ」とも呼ばれる。ブルゴーニュに起源をもつ古い品種であり、「ピノ・ノワール」と白ブドウの「グエ」の交配種とされている。花崗岩質の土壌を好むガメは、フランスのブルゴーニュ地方以外にもロワール地方、ドイツ、イタリア、アメリカ、ニュージーランドで栽培されている。しかし、なんといってもブルゴーニュのボジョレー地区が一大産地であり、この地のワインによって盛名をはせているといっても過言ではない。また、「ガメ・ノワール」「ブルギニヨン・ノワール」の別名を持つ。

■毎年11月第3木曜日解禁のボジョレー・ヌーボー

日本でもその解禁が大々的に祝われるボジョレー・ヌーヴォー。
毎年11月第3木曜日に解禁される同ワインは、ブルゴーニュのソーヌ川沿いに約55kmにわたって広がる広大な栽培地を故郷にしている。
「マセラシオン・カルボニック」と呼ばれる独特の製法が用いられるボジョレー・ヌーボーは、若々しい色合いと味わいを特徴としている。

2. 早熟なガメ、世界中で愛されるその香りと味わい

ワイン初心者にも飲みやすいといわれる、ガメのワイン。明るい色調や甘やかな香りが、その理由といわれている。ガメの形状や香りについて詳細をみていこう。

■ガメの形状

ガメの果粒は卵形に近く、房自体はコンパクトで小さめである。果皮は黒色で厚みがある。冷涼な気候でよく育ち、早熟で収穫量が多いという特徴を持つ。ボジョレー地区においては、「ボジョレー」「ボジョレー・ヴィラージュ」「クリュ・ボジョレー」の3つの品質のランクが存在している。

■わかりやすい「明るさ」がガメの最大の特徴

一般的に、ガメは明るい色調と華やかな香りで知られている。バラやスミレなどの明るい芳香、ラズベリーやイチゴを思わせる果実味、カジュアルな渋みが万人向けとされている。また、タンニンが少なく酸度が高い。
ボジョレー・ヌーボーに代表されるように若いうちから楽しめるワインとなる一方、赤ワインとしては長期熟成には向かない品種である。熟成を要するクリュ・ボジョレー以外のボジョレーは、醸造年から2年以内の消費が好ましいとされている。
とくに、ブドウの房ごと醸造するマセラシオン・カルボニックという製法で生産されるガメのワインは、6ヶ月以内に消費するのが美味しく飲むコツである。大変フレッシュでジューシーな味わいを楽しむことができる。

3. ガメのワインとよく合う料理は?

赤ワインは重厚な味わいが高い評価を受ける傾向があり、じつはヨーロッパの国々ではボジョレー・ヌーボーのような若いワインは敬遠される傾向がある。

しかし、ワインの初心者にとっては親しみやすく飲みやすいワインであり、そのカジュアル感はガメのワインと相性がよい食材にも顕著である。赤ワインであるから当然肉類とは相性がよいのだが、とくに前菜となるサラミや生ハムによく合うといわれている。また、肉料理のなかでもあまり濃厚なソースが用いられていないシンプルな料理と美味しく飲むことができる。

チーズと合わせる場合は、長期熟成されて重厚な旨みを呈するチェダーチーズなどのハードタイプよりも、ゴーダチーズなどの癖のないセミハードタイプがおすすめだ。

結論

ボジョレー地区で主流品種として君臨するガメ。日本でも大人気のボジョレー・ヌーボーを生み出す品種として知られるようになった。ブルゴーニュの古い品種であるガメは、国際的な知名度はほかのフランス原産種に劣るところがあるものの、若々しさや華やかな香りという点においてはほかと一線を画す特徴を有している。初心者にも手に取りやすい赤ワインだということから考えても、日本における人気は当然かもしれない。
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